2012年05月14日

ホークウィンド「オンワード」レビュー第2弾 (Hawkwind Onward LTD Edition Review)

スタンダードのプラケース版に続き、LTDというタイプでブックレット仕様の限定版が届きました。今回は割と順調にリリースが進んでいますね。残すはアナログ盤(2LP)のリリース。
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ご覧のように厚手のハードカバーの体裁で、CDは表表紙の裏、裏表紙の裏それぞれに収まります。プラケのブックレットと同じものが中ページとして糊付けで挟み込まれています。
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記載されている情報やCDそのものの内容もスタンダード版と変りありませんので、好みで選んで差し支えないでしょう。このLTD版は5000枚限定ということです。

ちなみにLTD版のディスクをスタンダード版と比較してみたところ、収録トラックは全く同じですが、プレスは異なっておりました。
カバーの品番は以下のように区別化されており、それぞれのディスクの品番もそれに合わせていました。

スタンダード・エディション EW0101CD DISC1 / EW0101CD DISC2
LTD・エディション EW0100CDLTD DISC1 / EW0100CDLTD DSIC2

イギリスの METAL FORCES というHR/HM系情報サイトに、デイヴ・ブロックのインタビューが掲載され、このオンワードについてコメントしていますので紹介します。前回レビュー時のPROG誌のインタビューにはなかった新たなコメントや発見もあります。

オンワードは世界で今起きている様々な事柄についてのものだ。Computer Cowards は、パソコンで絶えず他者をののしり批判している連中について、またそれによって自殺に追い込まれてしまう子供達について。音楽ビジネスのいろいろな面に関わっている人間も批判されている、我々は常に今何が起きているのかを見つめている。
The Prophecy はラーマのことであり、予言をするシャーマンのことでもあり、キリストのことでもある。これらの予言者はいろいろ異なる予言をし、人々に影響を与える。非常に興味深いテーマであり歌詞である。

The Flowering Of The Rose、Aerospace Age、The Right To Decide については2つのフェスでのライブレコーディングとのことです。レコード会社から3曲ほどボーナストラックを入れて欲しいとの依頼があったので、故ジェイソン・ステュワートと最後のセッションを選んだとのこと。

長年に渡ってアルバムをリリースし続けてきたことについて。最初のアルバム制作、それは誰にとっても偉業となる。そして次の作品、そのまた次の作品と作っていくのは、絵を描くのと同じようなものだ。音を使って絵を描くということ。それをコンスタントかつ興味深いものに仕上げていく、それがアーティストであり、我々が我々たる由縁でもある。

カバーアートワークは前作同様、マーティン・クレルとのことです。今回はセカンドネームがKrelではないので、前作とは違う人かと思いましたが、同じでした。ブロックは今回のアートワークも大変気に入ってるとのこと。

レコーディングについて。
我々は良く話し合うし、あるいは一緒にいても何もしなかったりと、とにかく頻繁に共に過ごしている。お互いに様々なアイデアを持ち寄っている。現在はテクノロジーの進歩があり、メンバーみんながMacを持っているので、その気になればどこでもアイデアをすぐさまレコーディングできる。ついさきほどもティムとSkypeで話したところだ。彼が作った素材を送信してきたので、それを聴いてどんなものかすぐに確認できる。昨今では曲の断片をプレイしパソコンに取り込むなんて君にも簡単にできる。我々はそれを巨大なスピーカー通してラウドなロックにするわけだ。むかしはテープレコーダーだったけどね。その当時のオーディオジェネレターとあまり変わりない機材は今も使ってるし、ギターはほとんど同じ、シンセ類も相変わらず使っている。また、楽しい様々なシーケンス・ループも使う。テクノロジーの進化によって、他の多くのバンドも同じように使いたいサウンドを使っている。

その他、この秋にリリース予定のアルバムやら、スタートレックのカーク船長を演じたウイリアム・シャトナーとレコーディングをしたとか、日本には昨年行けなかったので、今年こそは行くかも、という発言など興味深いコメントが満載です。非常に濃い内容ですので、次回引き続き紹介します。


タグ:Hawkwind Onward
posted by HawkwindDaze at 20:30 | 新作

2012年05月07日

ホークウインド最新作「オンワード」レビュー第1弾 (Hawkwind Onward 2CD Standard Edition Review)

ホークウインド、最新作オンワードが4/29にリリースされ、AmazonUKより届きました。
今回もCDフォーマット、LPフォーマットでリリースされますが、まずCDがリリース。
今回レビューするのは、スタンダード版となるプラケース仕様のものです。
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この他、ブックレットタイプのリミッテッド・エディションがリリースされますが、
まだそちらは届いておりません。一部ショップには出荷が始まっており、AmazonUK
からも5/5に発送したとの連絡がありました。
アマゾンでスタンダード・エディションを見る。
リミッテッド・エディションを見る。

今回も輸入版に解説を付けた国内仕様盤がディスクユニオンさんより5/30に発売予定
となっておりますが、それはリミテッド・エディションがベースとなるそうです。
国内仕様盤をアマゾンで見る。

ジャケはすでに公開されていたもので、何か木の葉のコラージュして作った鎧を
まとった戦士のようなイメージ。オンワードという前向きなタイトルと
相まって力強く進んでいくという宣言のようにとれるカバーアートです。
プラケース版は通常のブックレット、バックカバー、そしてピクチャーディスク2枚
という仕様。
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各曲のクレジットがブックレットに記載されているので、曲ごとの参加メンバーと
使用楽器がおおまかに把握できます。

PROG誌に掲載された各曲へのメンバーコメントも紹介しつつ収録順にレビューします。

Seasons
静かで不安感のあるSEと鐘の音が聞こえる短めのイントロから突如ギターのカッティングと
リズムが切り込み、Mr.ディブスのリードボーカルが入ってきます。ホークスらしいミドル
テンポのハードロック。ギターがボーカルラインに絡み付きつきながら力強い進行。
T.ブレイクが不参加ですが、電子音とキーボードはD.ブロックとN.ホーンが担当。
ディブスによると昨今の格差に対するデモやその政治的な背景からインスパイアされた
とのこと。作曲はR.チャドウィック/Mr.ディブス/N.ホーンの3人。

The Hills Have Ears
電子音で前曲とつながって、曲調は同じ流れでテンポアップ。ハイトーンの
リードボーカルはチャドウィック。馴染みのあるリードギターのフレーズ、
H.L.ラントンが久々のゲスト参加。同じくブレイク不参加、ホーンがベースも
プレイのためディブス不参加。
今作では、ホーンのベースプレイ率が増加し、その分ディブスの不参加曲が
多くなっています。ステージでもその傾向が強いそうです。
前作ブラッド・オブ・ジ・アースのテーマのフォロー曲で、人類が滅亡した後の
地球について書いたとチャドウィックの弁。ホーン/チャドウィック/ブロック
作。

Mind Cut
一転、爽やかなアコギのストロークに、ブロックのエレキソロが乗る牧歌的な
イントロに多重録音コーラスやパッド系の音がかぶりながら、ブロックの
リードボーカル。クレジットをみると作曲はブロックで演奏も彼のみ。
記載のないドラムはおそらくチャドウィックが叩いていると思われます。
ブロックのソロ曲はベタっぽくなりがちですが、いつになくスマートで
ホークス黎明期を思わすカントリー調も。でも、電子音はなにげに鳴ってます。
ブロックは今世界は破滅へと向かっている、人々に冷静になって一緒に考えようと
呼びかけていると解説しています。

System Check
Death Trap
既発曲。ホークスのMySpaceページにて、2009年に公開された Death Trap 09
を初めてアルバムに収録したもの。冒頭はホークスがステージ開始時にメンバー
全員に離陸OK?というやつさ、とブロック。Death Trap は最初ホーンの
パソコンにて制作を開始し、そこから仕上げていったとのこと。ボーカルはブロックと
ディブスで歪みとイコライジング処理でアクセントをつけています。
同様にMySpaceで既発した曲は後半でボーナストラック扱いで収録されて
いますが、なぜかこの曲だけボーナス扱いにはなっていません。

Southern Cross
ブレイク作、彼らしいスローテンポでメローな曲調。控えめだが全編に電子音
の乱舞。昨年のオージツアーの際、実際に見た南十字星からインスパイア。
ブロックはシンセ演奏とクレジットされていますが、エレキっぽい音色が聞こえる
ので、ギターをプレイしていると思われます。チャドウィックが多彩な
パーッカションでオーストラリアのプリミティブな印象を重ねているようです。

The Prophecy
ブロック作、メロディアスな面を強調した佳曲。ホーンがベース、
チャドウィックのドラムということでトリオでの演奏。キーボード類は
すべてブロックがかぶせているようです。
今作はスタジオでの時間がたくさんとれていたので、この曲のようにブロックが
ソロ作のように作り込んだ曲が多いのも特徴です。
終盤はパッド系シンセをバックにギターソロ。ブロックによると人類自らが新しい
救世主となって地球を救うという未来を描いてみたとのことです。

Electric Tears
The Drive-By
ブロック作、インストゥルメンタル。Electric Tears はストリングスをバックに
マイナー調ギターソロという1分の小曲。前後の曲をつなぐ役割とという
あたりまえののデイヴの解説。ちなみに今作の曲間の多くは無音ではなく
つながっているような構成をとっています。ロングサスティンのかかった
歪んだギターがゆっくりと入ってくると、ホーンの反復ベースリフがスタート。
反復リズムの上でたんたんとギターソロ、ちょっとフリップっぽい。
電子音やサウンドコラージュが次々と現れては消えていく。作者のデイヴによると
マフィアなんかがよくやる車からの銃撃についてのイメージとのこと。

ここでCD1は終了。1、2曲目はハードナンバーですが、それ以降は
比較的落ち着いた印象で、派手さにはかけますが、メロディーや
アレンジが安定しており、飽きさせることなく聴ける感じです。
この時点でブレイク参加曲は1曲目と3曲目のみで、今作での参加率は低め。

Computer Cowards
CD2は、冒頭のポップなイコライジング処理されたピアノが一瞬
何のCDだっけ?これ?と思わせるホークスらしからぬ印象でスタート。
すぐに前のめりなギターのカッティングでホークスワールド全開に
なり、だみ声ボーカルがリードをとります。ブロック作曲、演奏はブロック/
チャドウィックの2人。ディブスによると、facebookを中心にネット上で
様々なコメントや解釈がリツイートのように広がっていくが、その
発言元に賞を与えるような機能はないね、とのこと。

Howling Moon
ブロック作の2分程度の小曲。シンセなどのSE、フリーフォームなドラム、
エレキはナチュラルトーンで You know You're Only Dreaming の
下降フレーズを弾いてみたり。チャドウィックもサウンドコラージュ曲
と言っております。

ここからボーナストラックゾーン。

Right To Decide
Aerospace Age
Death Trap 同様、MySpace で既発。キーボードに故J.ステュワートが参加、
ホーン参加前の2008年頃のスタジオ録音。共にホークス定番曲。
Right は、ステュワートとブレイクのツインキーボードで音が厚く、中間部
盛り上がりでのギターソロなど感動的。
Aerospace はリズムの切れが良く、タイトにまとまっています。ジェイソン
らしいピアノとオルガンをバッキングにディブスとブロックがリードボーカル。

Flowering Of The Rose
前2曲と同時期に録音されたインストゥルメンタル。前曲の中間部を引き延ばした
ようなスタジオ・ジャム。終盤部は Damnation Alley。
ここまでがボーナストラックで、ブロックいわく、ジェイソンとの最後の演奏
だったので収録したとのことです。

Trans Air Trucking
Deep Vents
ブレイクのシンセソロをメインにした小曲でブロックとブレイク作。
演奏もその2人。ブロックによるとちょっとしたジャムだったが
マジック・モーメントが生まれたよ、とのこと。そしてSEのつなぎ。

Green Finned Demon
2010年、ホークスのオフィシャルサイトでダウンロード販売された同曲と
同じかと思いましたが、ミックス、ドラムサウンドなどが異なります。

続いてシークレット・トラックが最後に収録されています。前曲との
間には長い時間は設けていないので、前曲終了後すぐに始まります。

これもジャムって感じで、ハードなギター、ブロックの語り調な
ボーカルが5分ほど続き、その後シンセによる電子音のコラージュ。徐々に
静かになって不意に終わります。

CD1の流れはアルバムとして自然な感じですが、CD2はサウンドコラージュ
的な曲が多く、ボーナストラックを間に挟んでいたりするので
やや散漫になった感じはあります。そういう意味で全体感が際立つような
コンセプチュアルな印象はありません。とはいえ、ホークスらしさが
随所にあり前作から2年という、最近のホークスにしては早いインターバルで
届けられた新作という観点から多少散漫でもファンとしてはまずまず
満足のいく作品ではないでしょうか。MySpaceで配信しているテイクの
一部やダウンロード販売曲が収められたのも良いですね。

ちなみにこのOnward、AmazonUKのハードロック部門では
現在売り上げ1位となっております。

この新作が無事発売され、元気なホークスに火が入り、アルバムの
プロモーション・ツアーを今月開始。5月25日のドーセットを皮切りに
UK国内11カ所をツアー。6月下旬、8月もすでに2ステージブッキング
されています。



タグ:Hawkwind Onward
posted by HawkwindDaze at 00:41 | Comment(0) | 新作

2012年05月02日

PROG 4月号にホークス記事

イギリスのプログレ専門誌 PROG 誌 ( http://www.progrockmag.com/ ) の最新号4月号に、ホークスの取材記事及び付録CDに、新作ONWARDのオープニング曲 Seasons が収録されています。

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ちなみにこの PROG Magazine のサブタイトルは、ホークスのアルバム ASTOUNDING SOUNDS AMAZING MUSIC を流用しています。

記事のほうは、デボンのホークスのプライベートスタジオにての取材。取材時ブレイク先生は仏の自宅に行っており不在。その他の4人のメンバーへの取材。ご覧のようにスタジオ内の様子が分かる珍しいショット。鉄道模型のジオラマなんかもあります。
新作 ONWARD の各曲へのコメントも出ています。

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Seasons はアルバムオープニングにふさわしい、押せ押せなヘビー・スペース・ロックンロール。ギターリフが主体の演奏をバックにディブスが歌っています。作曲はチャドウィック、ディブス、ホーンの3人。前作の Wraith と同傾向の曲です。


posted by HawkwindDaze at 00:48 | プレス

2012年05月01日

最新作 Onward 詳細情報

ホークスの最新作 ONWARD、現時点での情報では、4つの仕様でリリースされます。
以下にその4つのフォーマットを紹介します。まずはCDから。

1)スタンダード・エディション CD2枚組 プラケース

2)デラックス・リミテッド・エディション 初回限定1000枚 CD2枚組 ハードバック・16ページブックレット

上記2タイプの2CDの中身は同じもの。
アマゾンUKからはスタンダード版の発送連絡がありました。
イギリスではもう入手可能です。アマゾンUKではデラックス版のリリースは
5月7日となっており、実際まだ発送も始まっていません。
しかし、私のイギリスの知人ショップにはすでに入荷したそうですので、現在順次プレス、
出荷中という感じのようです。

トラックリストは以下になります。
Disc1が新作 ONWARD 本体。Disc2がボーナスディスクです。
※Disc2の一部曲がボーナストラック扱いになっています。(5/5修正&追記)

ミステリーボーナストラックというのが気になりますね。
前作にあったような、バンドメンバーのおしゃべりとかかもしれません。
しかし、収録時間が短いですね、2枚に分ける必要あるのかなぁと感じてしまいますが。

Track List - CD Disc 1 [Std & Ltd Editions]:
01. Seasons (5:40)
02. Hills Have Ears [guest guitarist: Huw Lloyd-Langton] (5:09)
03. Mind Cut (4:54)
04. System Check (1:07)
05. Death Trap (3:32)
06. Southern Cross (6:42)
07. Prophecy (4:14)
08. Electric Tears (0:57)
09. Drive By (4:42)
TPT - 36:59

Track List - CD Disc 2 [Std & Ltd Editions]:
01. Computer Cowards (5:28)
02. Howling Moon (2:12)
03. Right To Decide (6:32) * Bonus Track *
04. Aerospace Age (5:55) * Bonus Track *
05. Flowering Of The Rose (8:25) * Bonus Track *
06. Trans Air Trucking (2:39)
07. Deep Vents (0:33)
08. Green Finned Demon (5:26)
09. ??? (7:58) * Mystery Bonus Track *
TPT - 45:11

次にアナログレコードです。今回もLP版がリリースされます。こちらの発売日は5月11日とか
5月21日とか、ショップによって言うことが違っています。
あちらではよくあることなので、実際の発売を待つしかないです。
ちなみにサンプル盤はすでに配布が始まっています。

3)スタンダード・エディション LP2枚組 ブラック・ビニールプレス

4)リミテッド・エディション LP2枚組 初回限定1000枚 モスグリーン・ビニールプレス ポスター付き
 ※PLASTICHEADでの注文のみ。

上記2タイプの2LPの中身は同じもの。
内容はCD版と同じのようです。ボーナスディスクの曲順が多少異なります。
以下トラックリストです。

Track List - Vinyl LP1 - Side A:
01. Seasons
02. Hills Have Ears [guest guitarist: Huw Lloyd-Langton]
03. Mind Cut
04. System Check
05. Death Trap

Track List - Vinyl LP1 - Side B:
01. Southern Cross
02. Prophecy
03. Electric Tears
04. Drive By
05. Computer Cowards

Track List - Vinyl LP2 - Side A:
01. Right To Decide
02. Aero Space Age
03. Flowering Of The Rose

Track List - Vinyl LP2 - Side B:
01. Howling Moon
02. Trans Air Trucking
03. Deep Vents
04. Green Finned Demon
05. * Bonus Mystery Track *
posted by HawkwindDaze at 22:27 | 新作

2011年08月16日

8月13日ファルマスのギグ

6月のフランス、スエーデンのフェス参加以来、2ヶ月ぶり。南西部のファルマスにてこの夏1回のみのギグです。

セットリストは少し変更があり、下記のようなものでした。

Sonic Attack
You'd Better Believe It
Sentinel
Assault & Battery
Golden Void
Where Are They Now
Angels of Death
Brainstorm
Prometheus
Magnu
Brainbox Pollution
Magnu
Tide of the Century
Psychedelic Warlord
Hassan-i-Sahba
Space is their
Hassan-i-Sahba
Lighthouse
Silver Machine

ミスター・ディブスがリードボーカルをとる曲が多く、ファンの間では最近デイヴのボーカルが減ってきたなーという感想です。本国でもデイヴのボーカルは人気があります。今年は新作のレコーディングも進めているので、このあとギグは12月まで予定がありません。来日は秋に十分可能だと思いますが、現時点でもアナウンスはないので調整は難しいのかもしれません。
posted by HawkwindDaze at 21:38 | ギグ

LEAVE NO STAR UNTURNED レビュー

leavenostar001.jpg当初予定されていた8月下旬よりも約1ヶ月も早く当レーベルサイトの通販で先行リリースされました。初回はロングボックスケースということでしたので、とりあえずレーベルサイトで予約をしておりましたところ先日届きました。
外側は紙のケースで、寸法は138×184という変形ケース。中には厚紙を重ねて作られた台紙で、リーフレット、CDを収めるようになっています。ジャケ画像は、70年代初頭にホークスの写真をよく撮影していた Jogen Angel 氏の写真が多用されています。氏のサイトはこちらで、以前から当時のホークス写真の販売も行なっています。リーフレットのライナーはおなじみイアン・エイブラハム氏。
アルバムは初回仕様が終了後、通常のプラケース仕様に変るそうです。またアナログLP盤もリリースされるそうです。

先日お知らせしましたように、このリリースに関してカバーにも記載されている通りEMIの正式ライセンスの元のリリースとなっていますが、バンドサイドへの連絡がなかったため、違法リリースとの訴えがコメントされました。その後、バンドマネージメントとEMI、EASY ACTION との調整を行なっている最中です。EMIもバンドに連絡していないというザルのような仕事をしていたみたいで、なんとも間が抜けた話ですね。結論はまだ出ていませんが、バンドの品質チェックが行なわれていないので、バンドの正式リリースにはならないが、ライセンスは許諾されるということになる模様です。

前置きが長くなりましたが、内容について。
1972年1月27日、ケンブリッジ・コーン・エクスチェンジにて実施された The Six Hour Technicolor Dreamというイベントでの収録。シド・バレット率いるラスト・ミニット・プット-トゥギャザー・ブギー・バンドとピンク・フェアリーズが対バン。ケンブリッジ大のテープ・レコーディング・ソサイエティによって1/4インチ・オープンリールテープに収録されました。その後1/2インチにコピーされ、元の1/4インチのオリジナルは紛失したそうです。1回ダビングされたものですが、デジタル技術でマスタリングされ、そこそこの品質です。ステレオで、歪みもほとんど感じられません。最初のほうで少々音が荒れて左右のパンニングがおかしい部分がありますが、それ以外は大体安定しています。

この時期のギグ音源はホークス初期の中でも充実していることや、なんと言っても1ヶ月も離れていない2月13日のラウンドハウスのギグ GREASY TRUCKERS PARTY がオフィシャルリリースされているため、それとあまり差がないというのも事実。GREASY TRUCKERS PARTY は音質はそこそこ良いので、それと比較するとやや厳しいです。
とはいえ、やはりこの時期、レミー参加直後、ドラムがまだテリー・オリス、カルバートがリードボーカルをとる Silver Machine 収録というファンにはやっぱり嬉しい内容。ラウンドハウスはドラムがサイモン・キングにチェンジしていますので、その点からもこのアルバムは価値があります。また Silver Machine のカルバート・ボーカルはラウンドハウスよりも全然良いです。あちらはかなりよれよれで、レミーに代えられたのも納得できたわけですが、こちらのカルバートは後年のカルバートを彷彿させる歌い方で、これはこれで良いと思います。

この頃のホークスがやっぱり一番というファンには、マストアイテムではないでしょうか。
なお曲目は GREASY TRUCKERS PARTY と全く同じです。曲名は若干異なりますが、演奏曲は同じです。

Technicians Of Spaceship Earth
You Shouldn't Do That
The Awakening
You Know You're Only Dreaming
Master Of The Universe
Paranoia
Earth Calling
Silver Machine
Welcome To The Future
Born To Go

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posted by HawkwindDaze at 21:09 | 新作

2011年08月10日

新譜関連情報

72年1月のケンブリッジ収録のライブ音源 LEAVE NO STAR UNTURNED は、レーベルサイトでの通販予約者からすでに発送が始まっており、すでに聴いた本国のファンの間では、音質も意外に良いとのことで好評です。アマゾンなどのサイトでは9月5日リリースとなっています。初回のトールケース仕様は、このレーベルサイトでの販売のみのようです。

このリリースについては、バンド側から非公式リリースであるとのコメントが、本国のホークウインド・フォーラムで出され、物議をかもしました。発売元の EASY ACTION のサイトでは、EMIにライセンス許諾をとっていると明記されており、ファンの間では混乱になりました。その後、引き続きバンド側から同フォーラムに状況を説明するコメントが投稿されました。

EMIは版権料の支払いを受け、正式に許諾。
ただ、そのフィーはバンド側に支払われなく、バンドが関与しない状態での取引となっていた。
バンドとしてもプロダクションに関与していないので、クオリティに関しては保証できない。
EASY ACTION 側は状況を踏まえ、善処したいとの回答。ただし担当が夏休みのため引き続きの交渉はその後から行う。

ということのようです。おそらく最終的にはリリース許可となり落ち着くと思われます。
ただし、バンド側がクオリティコントロールをしていないので、バンドの正式リリースという形にはならないのではないかと思われます。

私もレーベルサイトで注文していたので、そろそろ届くと思います。

その他では、Atomhengeから、デイヴのソロ STRANGE TRIPS AND PIPE DREAMS が9月リリース予定です。95年の3rdソロです。以前のレビューはこちら。 ボーナストラックは1曲。


posted by HawkwindDaze at 21:35 | 新作

2011年07月04日

PARALLEL UNIVERSE 8月30日

United Artists時期の3CDコンピレーション PARALLEL UNIVERSE ですが、Amazonにも掲載されました。ジャケ画像はリリースされていない模様で、おそらくこのメンバーフォトは仮のものかと思われます。
なおAmazonでは発売日が8月30日となっており、22日から少し延期されたようですね。
Amazon UK はこちら。

ライナーノートはニックが書いていますが、先日ツイットしましたようにすでにニックのサイトでその文章を掲載しています。5月に逝去した古くからの理解者、協力者でしたDJ、アンディ・ダンクレーに捧げています。
posted by HawkwindDaze at 04:18 | 新作

2011年06月24日

驚愕の未発表テイク多数!UA期のコンピ3CDセット発売 PARALLEL UNIVERSE (A Liberty/U.A. Years Anthology 1970 – 1974)

先日72年のライブ秘蔵音源のリリース情報をお知らせしましたが、同じく8月にまたまた秘蔵音源のリリースがあります。

8月22日、EMI(UK)より、PARALLEL UNIVERSE という3CDセットのコンピレーションがリリースされます。その収録曲には、なんと12曲にものぼるUA期の未発表テイクが含まれるとのこと。ホークスのUA期といえば、バンドの黄金期。この時期の秘蔵音源はEMIによって発掘&リリースされてきましたが、さすがにもうネタは尽きていると思っていました。今回のリリースはそういう意味でまったく予期せぬ出来事。またまたEMI、やってくれたー!(喜)って感じですが、その内容を知れば知るほど興奮です!

タイトル:
PARALLEL UNIVERSE
A Liberty/U.A. Years Anthology 1970 – 1974

以下、収録曲一覧です!未発表テイクとクレジットされているトラックを赤文字にしています。

CD 1:

Hurry On Sundown (original mono single)
Mirror Of Illusion (mono single edit)
You Know You're Only Dreaming (original 1970 version) (previously unreleased)
The Reason Is (alternate version) (previously unreleased)
Be Yourself (alternate mix) (previously unreleased)

Seeing It As You Really Are (from the album Hawkwind)
Hog Farm (previously unreleased)
Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1971 version) (previously unreleased)

You Shouldn't Do That (from the album In Search Of Space)
Master Of The Universe (original vocal take) (previously unreleased)
Children Of The Sun (from the album In Search Of Space)
Paranoia (Greasy Truckers Party version – live)

CD 2:

Brainstorm (from the album Doremi Fasol Latido)
Space Is Deep (from the album Doremi Fasol Latido)
Lord Of Light (from the album Doremi Fasol Latido)
Take What You Can (previously unreleased)
Silver Machine (original single mix)
Seven By Seven (original single alternate vocal mix) (previously unreleased)
Born To Go (Space Ritual version - live)
Down Throught The Night (Space Ritual version - live)
Orgone Accumulator (Space Ritual version - live)
Sonic Attack (Space Ritual version - live)

CD 3:

Ejection
Urban Guerilla (original single)
Brainbox Pollution (Full length version) (previously unreleased)
It's So Easy (original studio version) (previously unreleased)
You'd Better Believe It (Rockfield Studios version) (previously unreleased)

Psychedelic Warlords (Disappear In Smoke) (single version)
Wind Of Change (alternate version) (previously unreleased)
Paradox (remix single edit)
Hall Of The Mountain Grill (from the album Hall Of The Mountain Grill)
Lost Johnny (from the album Hall Of The Mountain Grill)
D-Rider (1999 Party version - live)
The Watcher (1999 Party version - live)

さらに購入者特典として、Webサイトからのダウンロード提供が!

Hawkwind Zoo - Sunshine Special E.P. (digital download only)

1. Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1969 mix) * (Previously unreleased)
2. Cymbaline *
3. Hurry On Sundown (1969 mix) * (Previously unreleased)
4. Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1972 stereo remix)
5. Hurry On Sundown (1972 stereo remix)
* mono

特に69年の HAWKWIND ZOO 期や1stアルバム収録時期の音源の充実や Brainbox Pollution のフルレンスバージョン、You'd Better Believe It のスタジオテイク、Wind Of Change の別テイクなど、存在さえも知らなかったテイクばかり。ただし未発表とされているテイクの一部には80年代に FLICKNIFE からリリースされた音源も入っているように思いますので、すべてが未発表音源ではないと思います。基本アルバム収録前のデモや習作みたいなものがほとんどかと思われますが、この時期のものだからこそ、極めて興味深いですね。Atomhenge の一連の再発シリーズにもたくさんのアウトテイクが収録されていますが、案外残っているものなんですね。それにしても今回のは時代がさらに古いので、実に貴重な音源の発掘といえます。発売が今から楽しみです。Amazonで見る。

なお参考までに、EMIがホークスの既存のレギュラーアルバム以外で、発掘&リリースしてきた音源は以下のようなものがあります。
stasis_cd.jpgSTASIS THE UA YEARS 1971-1975 (1990)
主にシングルバージョンやB面曲など、アルバム未収テイク集。ライナーには各テイクの出自などの資料的情報が充実。Amazonで探す。

1999party.jpgTHE 1999 PARTY LIVE AT CHICAGO AUDITORIUM (1997)
74年3月、USツアー中のシカゴでの収録。レコーディングエンジニアは、ロイ・トーマス・ベイカーがあたり、当時リリースを目論んでいたと思われるクオリティ。SPACE RITUAL から HALL OF THE MOUNTAIN GRILL への過渡期という音源。Amazonで探す。

epocheclipse3cd.jpgEPOCHECLIPSE 30 YEAR ANTHOLOGY (1999)
バンド結成30周年記念リリース、UA期以降の時期も俯瞰的に網羅、レーベルを超えたコンピレーション。公式リリースとして唯一、絶体絶命の数曲が収録されています。3枚組コンピレーションとして選曲がよく考えられており、ホークスの俯瞰に最適。1枚ものもありますが、さすがにそちらは物理的にきつい。マスタリングエンジニアはあのゼウス・B・ヘルド。でもほぼ全曲LRが逆という、意図したものなのか、ただのミスなのか不明というシロモノ。多分ただのミス。とはいえ、レギュラーアルバムのリマスタが96年で音質が悪いので、このコンピでの音質はそれよりも結果良いです。Amazonで探す。

greasy.jpgGREASY TRUCKERS PARTY (2007)
1972年2月13日にロンドンのラウンドハウスにて開催された同イベントの実況録音。同年、United Artists は出演バンドのうち人気の高い3つのバンド(ホークス、マン、ブリンズレー・シュウォーツ)の演奏を編集し2枚組LPに編纂しリリース。そのため、ホークスの演奏も当日の一部しか聴くことができませんでした。当日の全演奏はEMIが所有していることは知られていて、以前VOICEPRINTが版権を取得しようと試みましたがマンはリリースできたものの、ホークスはライセンスされませんでした。ホークスに関してはEMI自らリリースしたかったようです。この実に35年ぶりの正式再リリースにおいて、ようやく3つのバンドの演奏完全収録版となりました。一つのバンドが1枚のCDに収録され、3枚組となっています。IN SEARCH OF SPACE から DOREMI リリース前の時期で、メンバーになったばかりのレミーやシルバーマシンのベースになった演奏など、当時のバンドの様子がライブならではのリアリティで感じとることができます。Amazonで探す。

ritual_ce.jpgSPACE RITUAL COLLECTOR'S EDITION (2007)
LP時代から収録の都合上一部カットしている Brainstorm と Time We Left This World Today がそのまま収録。また、アンコールで演奏された You Shouldn't Do That(ROADHAWKS に収録されていました)も収録し補完された完全版。
通常盤は96年のリマスタで、あまり音質が良くないですが、これは2007年最新リマスタで音質も格段に良くなっています。これがCD2枚に収録、もう1枚はDVDで5.1chサラウンドミックスとなっています。さらに当時のプロモフィルム Silver Machine と Urban Gurilla も映像で収録。細かいところですが、このアルバムカバーの色が最も当時のUK原盤の色味に近いです。当時の日本盤やその他のCDも色がドギツイものが多く、このバージョンの品の良い色がオリジナル。Amazonで探す。

AT THE BBC -1972AT THE BBC -1972 (2010)
マニアの間では古くから BBC Transcription Disc として知られていたライブテイク。BBCが収録し当時OAしたものですが、それを海外放送局のOA用に提供するためのLPがプレスされていました。一般流通しない希少な放送局用ディスクとしてマニアの間で取引されていますが、以前BBCがCDにて一度リリース。またブートレグでもリリースされたことも。BBCのものはOA用モノラル、ブートはステレオでした。これを改めてEMIがまとめて公式リリース。モノラル版とステレオ版それぞれを1CDに収録した2枚組セット。72年9月28日ロンドンでの収録です。Amazonで探す。

これらのアーカイブ編纂により、72年バンドの黄金期の記録はかなり充実。収録日順に列記すると以下のようになります。
LEAVE NO STAR UNTURNED (72年1月27日) ※近日発売
GREASY TRUCKERS PARTY (72年2月13日)
AT THE BBC -1972 (72年9月28日)
SPACE RITUAL (72年12月22日、30日)
posted by HawkwindDaze at 01:00 | 新作

2011年06月23日

HAWKLORDS バーニー・バブルス・メモリアルギグ LP仕様もリリース

hawklords_lp.jpg二ック率いる HAWKLORDS の2009年のギグを収録した、BARNEY BUBBLES MEMORIAL CONCERT が、従来のDVDフォーマットに加えて、LP2枚組でもリリースされる模様。
収録曲は先にリリースされているDVDと同じ。リリース元はおなじみイタリア BLACK WIDOW。宇宙の祭典にならって開くと大きくなるジャケ、インサート類、ポスターも付属、初回100枚はカラービニールとのこと。
BLACK WIDOW RECORDS の記事はこちら。
posted by HawkwindDaze at 12:06 | ニック・ターナー