THE AGENTS OF CHAOS 再発

agents.jpgデイヴ・ブロックのソロ作第2弾は88年にリリースされた THE AGENTS OF CHAOS というアルバム。前作同様、当時ホークスのアルバムをリリースしていた FLICKNIFE からの発表で、デイヴは制作のパートナーにクラム(正式名:ジュリアン・クライミンズ)というキーボード・プレイヤーを迎えアルバムを制作。DAVE BROCK AND THE AGENTS OF CHAOS という名義としました。
前作に比べ楽曲のバリエーションが増え多彩になっています。従来からのドスの効いたリフにのせたデイヴのボーカル、インダストリアル系に通じる音色のインスト曲などが収録されていますが、当時UKのメタルチャートで3位、インディチャートで20位と前作以上に評価されました。
デイヴはクラムと共に THE AGENTS OF CHAOS 名義でツアーを実施します。ツアーバンドのメンバーはホークス周辺バンドの TUBILAH DOG の面々でした。のちにホークスの加入することになるジェリー・リチャーズが在籍。ツアーではアルバムの曲は演奏されず、何のことはなくホークウィンド&ホークローズナンバーを演奏していました。結構はっちゃけてるというか、パンキッシュで元気のあるアレンジとプレイでした。88〜89年にホークスと平行して12回もギグが行われたので、デイヴは結構楽しんでいたようです。

今回のリリースではボートラ2曲が最後に追加されています。
1. Hi Tech Cities
2. A Day
3. In The Office
4. Hades Deep
5. Words Of A Song
6. Heads
7. Nocturne
8. Wastelands Of Sleep
9. Empty Dreams
10. Into The Realms
11. Mountain In The Sky
12. The Damage Of Life
13. Riding The Range
The Damage Of Life は既出曲ですが、テイクとしては初めて登場するものかもしれません。
ATOMHENGE 2011年6月リリース予定。Amazonで確認する。

オフィシャルサイトにて新曲等公開中

先日から、ホークウインドのオフィシャルサイトにて新曲他数曲公開されています。
ホークスの新作、D.ブロックのソロ新作に収録されると思われる曲だけに興味深いものです。
In the Footsteps Of The Great One デイヴのソロ曲。動画付きで公開されていますが、 BLOOD OF THE EARTH のジャケを制作したマーティン・クレルが制作したものです。この動画の世界のように、意を決して何かに向かって突き進んでいくような曲調。ほぼキーボードのみの演奏で行進のようなミドルテンポのシークエンスにクワイアー系パッド、デイヴの語りという構成。
Dam Jam Jason その名のとおりジェイソン存命中のライブテイク。Damnation Alley の間奏ジャムパート。2008年ですので、D.ブロック、R.チャドウィック、Mr.ディブス、T.ブレイクとJ.ステュワート。安定したリズム隊にデイヴのギター、ティムのシンセが交互にソロプレイ。リラックスした演奏ですが、最近のホークスのエッセンスが凝縮、ドライブ感のあるスペイシーな演奏。
Lover’s Whim デイヴの新作から。ここでデイヴの新作のタイトルは LOOKING FOR LOVE IN THE LOST LAND OF DREAMS とアナウンスされています。随所にホークスのイディオムが散見されますが、スペイシーさは無くダウナーなムードがあります。
We Serve Mankind このD.ブロックとN.ホーンによるナンバーがホークスの次作 STELLA VARIATIONS (アルバムの正式タイトルになるかは未決定)に収録予定のトラックです。ドス系リフに電子音乱舞の定番スタイル。ボーカルライン中心の曲。終盤子供の声と水に飛び込む音がおもしろいですね。年内リリースを目指しているようです。

英ギグ2日目

日曜のギグに続いて月曜にサザンプトンで実施されたギグですが、全体にコンパクトな演出でダンサー、背景映像の照射も抑えめだったそうです。
セットリストについては、前日とほぼ同じですがアンコールは Brainstorm に代わって、Fahrenheit 451 だったそうです。ファンの感想によると、Asault & Battery – Golden Void のアレンジは原曲に近い感じで良かったそうです。現在のホークスが過去曲を演奏する際、比較的に原曲に忠実な演奏になっているように思います。長年ホークスのファンでありまたローディーもやっていたMr.ディブスは、ホークスの膨大な過去曲を把握しているそうなので、過去曲プレイの際、彼のコントロールが働いているのではないかと思います。
また昨年に比べて、デイヴがキーボードよりギターに専念するようになった、ナイルがギターに加えてベースをプレイする時間が長くなったなどの変化もあるようです。
ヒュー・ロイド・ラントンは両日ともサポートアクトで出演。8月のギグにもサポートで参加することになった模様です。

UA時代アナログ再発盤リリース中

英 BACK ON BLACK 社製、180gビニールがリリースされています。ディストリビューションは、新作と同じ PLASTICHEAD。
国内にも入荷し、DUさんでも発売中とのこと。
当時1枚のLPが余裕を持たせたカッティングにより2枚になっています。新作 BLOOD OF THE EARTH 同様、カラービニール。特にボーナストラックなどは収録されていません。
以下、ラインナップ。(価格はDUさん)
HAWKWIND / 輸入2LP / 3,200円
IN SEARCH OF SPACE / 輸入2LP / 3,200円
DOREMI FASOL LATIDO / 輸入LP / 3,200円
SPACE RITUAL VOL.1 / 輸入2LP / 3,200円
HALL OF THE MOUNTAIN GRILL / 輸入2LP / 3,200円
MASTERS OF THE UNIVERSE / 輸入LP / 2,700円

BACK ON BLACK RECORDS Webサイト

SAPCE RITUAL は後編のVOL.2も発売予定です。

UKギグ実施

来日が中止になって以来最初のギグが、一昨日、昨日の2日間、英本国で実施されました。5月には7日にギリシャアテネでのギグが予定されていましたが、そちらも延期となっています。おおまかなセットリストは以下になります。hawkwind_lemington_2011.jpg
Warriors
Assault & Battery
Golden Void
Where Are They Now
Flying Doctor
Down Through the Night
Prometheus
Spirit Of The Age
Sentinel
New Jerusalem
Blood of the Earth
Angels Of Death
Wraith
Tide Of The Century
Pyschedelic Warlords
Hassan-i-Sahba
Space Is Their
Hassan-i-Sahba
Brainstorm
(※うろ覚えとのこと)
前回のAZツアーのときのもから変化しています。Brainstorm、New Jerusalem などのナンバーが演奏されています。Down Through the Night もやってますね、これもいい選曲ですね〜。メンバーに変更はありません。
この後、今月は28日にアイルズベリーのフライアーズクラブ主催のギグもあります。
なお6月はスエーデン、7月はフランス、それぞれの夏のフェスに参加予定。8月は本国のギグが1回の予定で、今年はホークフェスの実施はありません。昨年、ワイト島で盛大にやったのでさすがに毎年はきついのかもしれませんね。なお新作のレコーディングはこの間も徐々に行っている模様です。
15日のステージの模様は以下のfacebook内にスナップあります。
facebookにログインしていないと見れません。
Hawkwind/Krankshaft/crowd @ Leamington 15 May 2011

Atomhenge リリース予定

デイヴ・ブロックの1stソロ EARTHED TO THE GROUND が ATOMHENGE よりリリースされましたが、2ndソロ AGENTS OF CHAOS も6月にリリースされるとのことです。
distanthorizons.jpg今月リリースされるホークス97年の DISTANT HORIZONS のボーナストラックについては、以下の2トラックになるとのことです。
Morpheus and Archaic
Kauai -Alternative take
ともに DISTANT HORIZONS 収録時のスタジオデモテイク。このアルバム、当時は何かと問題視されました。アルバム冒頭の反復シークエンスにのってラッパー登場という、一瞬誰もが耳を疑うスタートが非常に印象的。ただ、その後は前作 ALIEN 4 からスペイシーさを取り除いた感じの仕上がりになっています。この頃、デイヴの関心が宇宙から地球に向いていて、ハワイで火山を見たりとネイティブなエネルギーに注視していたことで、妙に暖かいムードのある作風となっています。メンバーは ALIEN 4 からの流れで、アラン・デイヴィが脱退、デイヴ、チャドウィック、そしてロン・トゥリーがボーカルに加えベースも兼務、そこにジェリー・リチャーズ(g/vo/key)が加入という布陣。J.リチャーズは達者なギタリストで、現在のN.ホーンと同様の立ち位置。
全体になんかいつもと違う感触なのは、電子音が少なく、タイトでコンパクトなアレンジのためかもしれません。アルバムはそのような感じであまりおすすめできる作品ではありませんが、当時のステージはアルバムより勢いがあって全然良いと思いました。Amazonにて確認する。

brockcalvert.jpgまた VOICEPRINT の HAWKWIND RECORDS からは2006年に通販のみでリリースされていた、THE BROCK/CALVERT PROJECT が正規流通版として VOICEPRINT より6月にリリースされる模様です。カルバートが自らの詩の朗読をしたテープが多数残っていたものにデイヴが楽曲をかぶせたものです。A.デイヴィ、R.チャドウィック、J.ステュワートが参加していますがバンド感は皆無で、ほとんどが打ち込み主体のBGM的曲。J.ステュワートの持っているジャジーなムードがよく表れています。この作品もマニア向けの内容です。
余談ですが、カルバートが亡くなった際 (88年8月)、ホークスはテュークスベリーのフェスに参加中、ニックも同フェスに参加していました。一報がニックに知らされ、ニックはデイヴにその知らせを伝えたそうです。

アンディ・ダンクレー逝去

昨年復刻リリースされたホークス黄金期の72年BBC音源 AT THE BBC-1972 でも、その声が収録されていたDJ アンディ・ダンクレー氏ですが先日4月30日、心不全にて逝去されました。
http://northforksound.blogspot.com/2011/05/andy-dunkley-rip.html
70年代初頭からラジオ番組でホークスを取り上げたり、ホークスのギグにてDJを担当し76年頃まで関係がありました。
74年のUSツアー THE 1999 PARTY では、ツアーに同行しステージDJを担当しました。その際収録された音源は97年にEMIより LIVE AT THE CHICAGO AUDITORIUM – MARCH 21 1974 として公式リリースされています。