ニックによる豪華ホークウインド本

ホークスと決別して久しいニック・ターナー氏ですが、10月30日にホークスのバイオグラフィー本を刊行するとのこと。
さて、音楽活動ではデイヴ・ブロック側ホークウインドが勝訴したことで、ホークウインドの名称使用差し止めされている、ニックさんですが、この本のリリースは問題にならないのでしょうか。ファンとしては内容にとても関心があるので、発売に期待しますが。
で、この商品、値段が妙に高い。amazon uk では83ポンドもの値段がつけられていますほかのサイトでは54.99ポンドと表記されており、どちらが正しいのか、分かりません。仮に54ポンドだとしても、昨今の円安もあり、1万円します。
説明を見ると、300pに及ぶ本には未発表の当時の写真が盛りだくさんに加えて、付属するオマケがとても豪華みたいなので、これが値段を上げているみたいです。
オマケの内容はというと、
・75年のアメリカツアーのニックの日記
・宇宙の探求リリース時期に、あのバーニー・バブルスが制作したという、Galactic Tarot というタロットカードデッキのレプリカ
・アナログ盤でスーパーレアな宇宙の祭典リリース時の7インチプロモ盤及びズタ袋ジャケのレプリカ
・宇宙の探求のブックレットのレプリカ
・74年USツアー時カンザス・シティのギグ(前座がデビューしたてのラッシュ)ポスターを流用した絵葉書
というような内容。
なかなか興味深いものですが、こんなオマケ抜きにしてもっと入手しやすい価格で出してほしい気もしますが。
さて無事に発売されるのか、気になります。値段ももう少し下げてほしいところです。

ホークウインド来日公演レビュー Part2

ホークウインドの来日公演レビュー2日目です。って、もうあれから半年近くにもなるんですが、、(汗
まずはセットリスト。1週間前の本国のギグでは、同じ会場で2日目は1日目とは異なったセットリストでしたので、ほぼそれを踏襲したセットリストになるだろうと予想、実際そのようになりましたが、このところ演奏していなかった「シルバーマシン」が演奏されるなど、日本初公演を意識したのかもしれません。
japanbadge.jpg日曜ということで下北沢は前日よりさらにのんびりとしたムード。天気も良好。物販ブースを覗くとグッズはほとんどなく、前日にほとんど売り切れていた模様。Exilesさんと合わせて全品購入しておりました。これは缶バッジ2種。予約時に配布されたものとは異なるものでした。
日曜でしたのでスタートが17時と早め。昨日と違ってあまり待たせず定刻ちょっと過ぎから開始。メンバーもだいぶリラックスしたムードでステージに上がってきました。やっぱりホークスでも初めての国の初演ではそれなりにテンション上がっていたんだなぁと思いました。昨夜のステージ、定番曲では観客の合唱がみられるなど、本国とほとんど変わらない印象に安心したのかも。
Good evening everybody! というデイヴの挨拶。電子音にのせたディブスの This is earth calling…、一瞬祭典が始まるのか!と思いましたが、すぐさま戦士のオープニング「襲撃、砲門の嵐」のイントロストリングスが流れ出し、デイヴとディブスのツインボーカル。観客大合唱。すぐに次の「炸裂する空間」に移り、原曲とは異なるアレンジのブリッジをはさみ、ボーカルパートで原曲の印象に戻ります。Spacehawks 収録のライブテイクとは異なったアレンジです。
続くは名曲「アライヴァル・イン・ユートピア」メロディアスでカッコ良く、どこでも必ず盛り上がる曲、これもみなさん合唱。アレンジはSpace Ritual Live (2015)と同じ。中間部のシンセシークエンスでのディブスの語りはちょっとハーヴィを思い起こさせます。01.jpg
昨日とは違うセトリだと期待しているとなんと再び「モーターウエイ・シティ」、続けて「丘に耳あり」、「破滅への道」とこの3曲は初日のオープニング3曲そのまま。おいおい、このまま前夜の再現?と思っていたところ、「ジ・オンリー・ワンズ」。デイヴのコードストローク中心でほとんどリズムが入らないセミアコ版。
そして同じくホウクローズの「フライング・ドクター」、これもライブでは盛り上がるソリッドなハードナンバー。後半デイヴのギターソロが長め。演奏後デイヴが「オーストラリアのドクターの歌、続いてはまったく異なる曲」と解説し前夜も演奏されたHe Ha!。エスニックなジャングルビートのシークエンスに中東風オリエンタルなフレーズがリピートされます。デイヴとディブスは引っ込み、ナイルがMacを操作、ブレイクが電子音、フレッドがアドリブ、チャドウィックの狼の雄叫びから「ステッペンウルフ」。ボーカルはディブス。ブロックのコードストロークが冴え渡り、音色的に若干浮き気味だったフレッドのオルガンもここでは水を得た魚状態でどハマり。中間部はオルガンソロ、ギターソロ。リラックスしたセッションムードが漂います。やはりSpace Ritual Live (2015)と同じアレンジですが、それよりもさらに引き伸ばされていました。03.jpg
デイヴのコード一発をきかっけにやはり初日にも披露された「ボーン・トゥ・ゴー」を再び演奏。このアレンジもSpace Ritual Live(2015)と同じ、アグレッシヴな演奏で。ツインベースが唸りを上げる疾走感がホークスらしい演奏。続いて電子音シーケンスにドラム、ベース、ギターがかぶさり、フレッドのオルガンがリフを奏でるジャムの開始。インストゥルメンタルですが、デイヴは今度はステージに上がったままで演奏を続けています。ギターやベースにワウがかけられているためか、デイヴの曲目メモには「Wow」と記されていました。ちなみに前月のUKツアーでも演奏されていました。
重厚なシンセパッドが流れる中デイヴのアナウンス、そしてやはり前夜も演奏された「シーズンズ」とその前奏的な Carbon Neutralized Poem。アルバム「オンワード」のオープニングを飾る「シーズンズ」はホークスらしいヘヴィなリフとロックンロールの要素がブレンドされた近年の中では良曲でバンドも気に入ってるようです。04.jpg
エンディングとともに、ブレイクのテルミンの上昇、下降音がハコを揺らし、それにかぶせてデイヴのマシンガンギターが「シルバーマシン」のイントロを刻みます。感動の一瞬です。会場の盛り上がりは最高潮に達し、合唱、興奮の叫びが飛び交います。リードボーカルはディブス。テルミンの電子音の嵐。I got a silver machineのコーラスリピートで引き伸ばされた後半はブレイクのシンセアドリブが鮮やかに舞う。エンディング、デイヴの挨拶。ここでひとまず終了。
アンコールに応えて、電信音の吹き荒れる中始まったのは「オルゴンアキュムレーター」。リードはディブス、ブロックがコーラスでハモります。観客またまた大興奮。中間部はフレッドのオルガンソロ、結構長め、スローなアドリブでサイケな印象。Aメロ、サビが繰り返されエンディング。
再度アンコールを期待する拍手が続きましたが、アンコールはこの1回のみ。02.jpg
しばらくするとバックステージからブレイクが金麦を片手に顔を出し、ファンとコミュニケーションをとっていました。昨夜は観客の中にJOJO広重さん、AMTの河端さん(2夜とも)などのお顔がありました。こうした日本を代表するノイズ、サイケ関連のアーティスト方からもリスペクトされるホークス、その初来日はライブハウスで観客と一体となった実にホークスらしいステージでした。
再来日は期待するべくもない?いや、この先も何があるか誰にも分かりませんし、先日は再来日するホークスの夢をみてしまいましたので(笑 正夢となることを期待しています。