ニック・ターナー来日公演 東京2日目レビュー

nik02未だ興奮が冷めやらぬ10/15(土)の2日目の状況をレポートします。
観客の入りは多少増えており50人くらいでしょうか、やはり昨日のレポートで知ってこられたりとか、知ったのが直前で調整できなかったなどのお話を聞きました。
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セットリストは初日とほぼ同じですが、終盤の数曲がバンドのセットリストにありながら演奏されなかった昨夜でしたが、2日目はきっちりやってくれました。曲間のMCを初日より減らし、その分演奏時間をとったようです。
初日は、ニックのボーカル、サックスが聞き取りにくい場面もあるバランスでしたが、2日目は改善されていました。
このユニットはまだ新しいので、日々進化している途上にあると思います。そのため、初日よりも色々な面で変化、一体感やバランスが向上していました。開演前に暗幕のかかったステージで10分くらい音合わせをしていました。本番でやる曲ではなくキー合わせてのジャムセッションで、手慣らしという感じでした。
2日目ということで少し冷静に観ましたが、バンドは同期クリックを聞いていませんので、演奏の合わせはメンバー間のコンタクトで行う生バンドらしい緊張感があり、その中でニックさんは笑顔を交えながら動ずることなくプレイ、百戦錬磨な貫禄でした。nik05nik08nik04

前日のレビューには書きませんでしたが、やっぱりダンサーの存在が大きく、これがあることでの演奏全体の醸すムードが実にらしく、観ている方もよりのめり込むことができると実感しました。昨年の本家来日では予算の都合でしょうかダンサー不在でしたので、その差を感じました。これに電子音があれば、、とは思いますが。

セットリストは、まずは昨晩通りの順で進みました。
Welcome
Born To Go (HAWKWIND/SPACE RITUAL ’73)
Watching The Grass Grows (INNER CITY UNIT/PASSOUT ’80)
Cybernetic Love (PROPHETS OF TIME ’94)
Fallen Angel STS-51-L (SPACE GYPSY ’13)
Sonic Savages (SPACE RITUAL/OTHER WORLD ’07)
Walking Backwards (SPACE RITUAL/OTHER WORLD ’07)

と続き、
Time Crypt (SPACE GYPSY ’13) 昨夜に引き続き、歌詞の書かれたメモを見ながら歌うニック。
D-Rider (HAWKWIND/HALL OF MOUNTAIN GRILL ’74)エンジェルの絶唱が冴えていました。前日より明らかに聞き取れました。
ここまでは昨夜と同じ。

Jam Session 1
ここでジャムセッション風の4分程度のジャズナンバーの演奏。バンドの演奏力の幅を感じさせ、特にベースのG.スマートの演奏が効いてます。

この後は昨夜の順に戻ります。
Sttepenwolf (HAWKWIND/ASTOUNDING SOUNDS AMAZING MUSIC ’76)
Solitary Ashtray (INNER CITY UNIT/PASSOUT ’80)
Orgone Accumulator (HAWKWIND/SPACE RITUAL ’73)
Children Of The Sun (HAWKWIND/IN SEARCH OF SPACE ’71)
Master Of The Universe (HAWKWIND/IN SEARCH OF SPACE ’71)
間髪入れずに

Brainstorm (HAWKWIND/DOREMI FASOL LATIDO ’72)
ダンサーのエンジェルに対してのエンジェルコールもあり、本人は嬉しそうでした。衣裳は曲ごとに用意していて本気度がすごかったです。
そしてメンバー紹介を経て、

Dangle From The Angle (NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO ’03)
原曲が9分くらいありますが同様の長さで楽しげなジャムを繰り広げます。ベースソロ、ドラムソロ、サックスからフルートに持ち替えるニック。

そして、いよいよ
Silver Machine (HAWKWIND ’72)
歌詞はイントロからニックが独自にボーカルかぶせていくニックバージョン。演奏は延々引き伸ばして、サビの I Got A Silver Machine をハンドマイクをフロントローの観客一人一人に差し出し歌わせていました。

ここで終了しそうなニックに、まだ次の曲ありますって感じで、ゲイリーやスティーヴがニックに耳打ち。これも昨夜やれなかった
Something’s Not Right (SPACE GYPSY ’13)

観客のmoreコールを受けてのラスト1曲はロックロール。ニックはこういう時、本当に楽しそうですね。
Jam Session 2
サンダーライダーとしてスペースロックの権化のような存在ですが、元はチャーリー・パーカーやコルトレーン、マイルス、ジェームズ・ブラウンなどにシビれているので、出自を感じさせる瞬間です。

<参考>ニックのフェイバリットアルバムの記事

Prophets Of Time: Nik Turner’s Favourite Records -THE QUIETUS 2016/03/23

96年の初来日同様、ショーマン、情熱、観客への感謝とサービス、そして音楽を愛するというニックらしさが存分に感じられるステージでした。
今夜の大阪公演もきっと素晴らしいステージになると思いますので、西日本の皆様は楽しんできてください!Stay High!!!
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<御礼>
今回、色々なファンの方に声をかけていただいたり、メールをいただきました。いつも読んでいてくださりありがとうございます。そしてホークスやニックのファンであり続けていらっしゃる皆様の熱い想いを共有できて嬉しかったです。
今後ともよろしくお願いします!

ニック・ターナー来日 東京初日レビュー

nik02新宿MARZで行われている NIK TURNER NEW SPACE RITUAL の公演、昨夜のレポートです。
売れ行きが良くない予感がしていたのですが、平日夜ということもあってか、やはり観客は少なく50人いない感じでした。今夜は土曜日ですし、私が購入したチケットの通し番号的に、今夜はもっと多いと思われます。
MARZは箱としては大きくないので、前の方はそれなりに観客がいましたが、逆にゆとりを持って観れました。

物販は予告通りTシャツのみ。小型缶バッジ(好きなの選ぶ)が付きます。これを購入すると公演後のサイン会に参加できます。

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東京と大阪公演も記載されています。非常階段も載っていて良いですね。
東京と大阪公演も記載されています。非常階段も載っていて良いですね。

他にも種類あり
 缶バッジは他にも種類あり

バンドは予想通り現在の欧州組のメンバーですが、今回シンセ奏者は不在で、ギター、ベース、ドラムのトリオにニックという編成、それにダンサー。

サックス/フルート/ボーカル Nik ‘Thunder Rider’ Turner
ギター Steve Jones
ベース Gary Smart
ドラム Charlie Scarr
ダンス/ボーカル Ms Angel

バックの3人は若く、ドラムのチャーリーは爽やかな感じの青年ですが、リズムキープはとても安定してました。ギター小僧のスティーヴはクールな感じの青年、ベースのゲイリーは結構テクニカルな演奏でしたが、後半手首が腱鞘炎気味とのことで少し辛そうでした。3人ともホークス初代より3世代くらい若いので、祖父と孫って感じのムードで、ニックがセトリ読めない時はメンバーが教えてあげたり、ギターやベースソロを見つめるニックが、孫を微笑ましく見守る祖父よろしく、ほのぼのしてました。このトリオが若いだけあって、パワフルで全くだれずに突き進みます。パワー全開ゴリ押しのロックですが、リズムの安定とベースフレーズが凝っているので、クールでキレがあるところが良かったです。

アンダーソン、スラットリー、クランブル、オリスと順にオールドメンが、次々に抜けていった SPACE RITUAL ですが、結果的に若返りしてICUの初期のようなポジティブでアクティブな力を発揮することになったということです。ニックの公式サイトでは、BRAND NEW SPACE RITUAL と呼んでいますね。

セットリストにもそのことが反映しており、北米ユニットのように「宇宙の祭典」再現的な形ではなく、ICUの初期ナンバーを取り上げたり、近年の新作からの選曲、もちろんホークスの名曲など、ニックの経歴を綴った形になっていて、私個人的には意外な反面とても嬉しいセトリでした。ホークスを引きずったニックより、自身の活動をメインに披露する方が絶対良いと思っていますので。直前まで日本向けにホークスナンバー大サービスかなぁと思ってましたし。
他のお客さん達も96年の時のようにホークウインドコールはしていませんでしたので、それもニックに対する理解の表れかと思います。
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ニックさんはノーメイクでしたが、少し腰が弱ったかなという感じですが、2時間半に及ぶステージは立ちっぱなしでした。いまだに長髪で前髪が薄くなっていても、格好良かったですね。実に楽しそうに演奏してました。

セットリスト
Welcome -導入部分の語り。
Born To Go -言わずと知れた名曲。

Watching The Grass Grows -ICUの名曲。32ビートのスピードチューン、今ユニットの元気さが発揮されてました。

Cybernetic Love -あの PROPHETS OF TIME (94)の小曲、よりハードに演奏時間も倍くらいに伸ばされています。

Fallen Angel STS-51-L -2013年に久々にリリースされたソロ SPACE GYPSY のシングルカット曲、これもかなり激しいアレンジで、最初何の曲かと思いました。

Sonic Savages -これはオールドメンによる SPACE RITUAL のスタジオアルバム OTHER WORLD (07)から。原曲はシンフォニックな印象もありましたが、強烈なロックになってます。

Walking Backwards -同じく OTHER WORLD のラストナンバー。

Time Crypt -原曲は SPACE GYPSY に収録され、サイモン・ハウスのバイオリンが入っていましたが、やはりこのユニットだとハードな印象に。ニックさん、この曲だけ歌詞かんぺ見てました。

D-Rider -ここまでゴリ押しで来たので、この名曲 HALL OF THE MOUNTAIN GRILL (74) ニックに加えてエンジェルもボーカル。ニックさんのフルートが印象的。10分以上に引き伸ばされています。

Sttepenwolf -続いて ASTOUNDING SOUNDS (76) のカルバート曲。イントロからのギターリフがだいぶ違うので、これも最初何だろうと思いました。延々12分くらいに引き伸ばし。

Solitary Ashtray -ICUの80年デビューシングル曲。これは珍しいファニーな曲。

Orgone Accumulator -カルバート作の人気曲。やっぱりオールドナンバーは盛り上がります。

Children Of The Sun -探求のあの曲。途中エンジェルがLEMMYと書いた白い翼を掲げます。

Master Of The Universe -SAPCE RITUAL!というニックの掛け声で、自身作曲の名曲。観ているこちらもだいぶ疲れてきてますが、リズム隊は衰え知らず。

最後にメンバー紹介、合わせてビニールジャパンの中谷代表への謝辞。

そして Brainstorm -もう何も言うことないですね。

舞台袖には一回も戻らずにアンコール的にやった曲は
Dangle From The Angle -これはニックの別働隊のFANTASTIC ALL STARS のアルバム NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO (03) に収録されているオリジナル曲。ラテンジャズナンバーをロック風にして、ベースソロを入れたり、楽しく演奏。

ここで2時間半ですので、ベールのゲイリーの手首の調子もあり終了しましたが、お腹いっぱいの満足感です。セトリにはシルバーも入ってましたので今夜はやりそうですね。

一人一人丁寧にサインしたり写真撮影に応じるニックさん、人柄の良さがにじみ出てました。サインにはニックがよく使う Stay High と言いながらそのフレーズも書いていただき、嬉しかったです。

また今晩も楽しみで仕方ありません!
当日券ありますから、行ける方は絶対行きましょう!

ニック・ターナー来日直前特集!ニックの足跡

いよいよ週末に迫ってきましたニックの来日公演。ここでホークス脱退後のニックの諸作品を振りかえり、その足跡と功績を再認識し、ギグに備えたいと思います。
今回のステージでは、おそらく「宇宙の祭典」収録曲が中心になると思いますが、ニックのスタジオ制作の諸作品は基本的に新規のオリジナルです。
個人的にはオリジナル作品の出来もよいと思うので、もっと注目&評価されるべきかと。しかし聴衆はホークスのニックを期待してしまうので、ステージではホークスナンバーオンパレードになり、アルバムもそのステージを収録したものが注目されがちです。
各作品の再評価の期待を込めつつ、ニックの活動と諸作品を俯瞰します。

ホークスのASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSIC(76)リリース後のツアーが一段落した際、メンバー間のゴタゴタでニックはアラン・パウエルと同時にホークスを脱退。人間関係に嫌気がさしたとか、ドラッグで調子悪かったなどと本人は言ってます。アランとはその後も時折活動を共にすることになります。

NIK TURNER’S SPHYNX / XINTODAY (78)

XINTODAY CHARISMA CDS 4011 (1978)
XINTODAY (CHARISMA CDS 4011) (78)

1978年カリズマレーベルからリリースされた1stソロアルバム。
古代エジプトの神々やピラミッドなどの遺跡の神秘を探るコンセプトで制作され「死者の書」を題材にオシリス神のストーリーをテーマにしています。フルートの演奏はギザの大ピラミッドの王の間にて収録された素材を使用。
のちにその経緯は明らかになりますが、ホークス脱退後、知人の誘いでエジプトにバカンスに訪れたニック。夜、ピラミッドの頂上に立ちフルートを吹いたその時に、滅多に降らない雨が降ってきたという神秘的な体験が創作のモチベーションになったそうです。王の間でのフルート録音は、現地のガイドにお金握らせて3時間ほど他の観光客を遮断して行ったそうです。

ニック・ターター/スフィンクス(日本フォノグラム RJ−7506)
ニック・ターター/スフィンクス(日本フォノグラム RJ−7506)

プロデュースはゴングのスティーヴ・ヒレッジでギターもプレイ、その他ゴング勢としてミケット・ジローディ(Syn/Vo)、ティム・ブレイク(Syn)、マイク・ハウレット(B)、アンソニー・フィリップスとの共演でも知られるハリー・ウイリアムソン(Pf/Gt)が参加。多彩なパーカッション陣に BRAND X のモーリス・パート、ホークス関連ではアラン・パウエルがコンガで参加。
ホークスでの喧騒と宇宙的ノイズサウンドとは異なり、全体にアコースティックな音の感触。シンセもかなり使われているのですが、フルートの幽幻な響きや土着的なパーカッションなどの繊細な音の響きを大切にしたヒレッジのプロダクションが、安易な電子音の洪水にならず、控えめながら奥行きのある音世界が構築されています。
カバーアートはバーニー・バブルスが担当し、ブックレットが付属していました。
国内盤は日本フォノグラムからリリース、横尾忠則の紹介文が帯やライナーに、阿木譲のライナーなど、当時のSFやシンセミュージックのブームにのせようと力を入れている感じです。

このアルバムはなかなかCD化されなかったので、93年にニックはLAのバンド PRESSUREHED と再録を行い、CLEOPATRA から SPHYNX というタイトルでリリースされました(後述)。

NIK TURNER'S SPHYNX / XINTODAY (NIKTCD333) (97)
NIK TURNER’S SPHYNX / XINTODAY (NIKTCD333) (97)
ニック・ターナーズ・スフィンクス/エキサイティントゥデイ (Arcangelo ARC-7173) (2006)
ニック・ターナーズ・スフィンクス/エキサイティントゥデイ (Arcangelo ARC-7173) (2006)

その後、本アルバムのCD版はニックの自主制作に近い形で97年にリリースされ、その後2007年に Esoteric Recordings の前身 Eclectic Discs からメジャーリリース、その国内盤は ディスクユニオンさん の Arcangelo レーベルから発売されました。

このアルバムをリリース後、NIK TURNER’S SPHYNX としてギグやフェスなどで演奏を行っていましたが、その頃の様子は2000年にリリースされた以下のCDで断片的ではありますが垣間聴くことができます。

NIK TURNER OF HAWKWIND / LIVE AT DEEPLY VALE FREE FESTIVAL 1978 (OZIT-MORPHEUS RECORDS OZITCD 0053) (00)
NIK TURNER OF HAWKWIND / LIVE AT DEEPLY VALE FREE FESTIVAL 1978 (OZIT-MORPHEUS RECORDS OZITCD 0053) (00)

NIK TURNER OF HAWKWIND / LIVE AT DEEPLEY VALE FREE FESTIVAL (00)
78年にヒレッジや HERE AND NOW などと参加した DEEPLY VALE FREE FESTIVAL での演奏やその他フェスなどの演奏が収められています。反復するリズムを演奏するロックバンドをバックにフルートやサックスを演奏、ジャムセッションのような感じです。サウンドボードからのテイクですがモノラルです。

またこの頃、THE POLICE の前身バンド STRONTIUM 90 の関連で、GONGのM.ハウレット、H.ウイリアムソンの企画した反核ソング Nuclear Waste 制作のためスティング、ヒレッジなどと FAST BREEDER & THE RADIO ACTORS に参加。スティングのボーカル曲でサックスを吹いています、

INNER CITY UNIT
80年に入ると、ニック自らのバンド SPHYNX をパンクロックバンド INNER CITY UNIT に変貌させます。T−REXにいたスティーヴ・ペレグリン・トゥックのバンド Steve Took’s Horns が解散したところ、そのメンバーに声をかけ結成。トレヴ・トムス(Gt)、デッド・フレッド(key)などのメンバーとともにアグレッシブなポストパンクを演奏。1stアルバム PASS OUT を80年にリリース。

INNER CITY UNIT / PASSOUT (RIDDLE RID002) (80)
INNER CITY UNIT / PASSOUT (RIDDLE RID002) (80)
S.トゥックはICUのギグに客演していましたが同年ドラッグで若くして逝去。アルバム収録の Watching The Grass Grow はその後復帰するホークスでも取り上げる曲、その他 Master Of The Universe などのホークス曲もカバーしています。

翌年2ndアルバム The Maximum Effect を発表。同年12月にニックがホークスのステージに客演、82年中頃からは完全復帰、ICUと並行して活動。

INNER CITY UNIT / THE MAXIMUM EFFECT (AVATAR AALP 5004) (81)
THE IMPERIAL POMPADOURS / ERSATZ (POMPADOUR POMPOD1) (82)
THE IMPERIAL POMPADOURS / ERSATZ (POMPADOUR POMPOD1) (82)
ロバート・カルバートとの活動も行なっており、IMPERIAL POMPADOURS というプロジェクトでもアルバムをリリース。いずれのアルバムも先鋭的でアグレッシブなもので、パンクやガレージのルーツとしての面目躍如。

83年にはICUのデッド・フレッド(Key)もホークスに参加することになります。84年には3rdアルバム Punkadelic をホークスの当時のリリース元 FLICKNIFE レーベルに移し発売。84年にはフレッドがホークスを抜け、85年にニックも抜けます。その後ICUはギタリストをスティーヴ・ポンドに変更し、New Anatomy (85)、The President’s Tapes (85)とリリース。

INNER CITY UNIT / PUNKADELIC (FLICKNIFE SHARP 103)  (82)
INNER CITY UNIT / PUNKADELIC (FLICKNIFE SHARP 103) (82)
INNER CITY UNIT / NEW ANATOMY (DEMI MONDE DM001) (84)
INNER CITY UNIT / NEW ANATOMY (DEMI MONDE DM001) (84)
INNER CITY UNIT / THE PRESIDENTS TAPES (FLICKNIFE SHARP 031) (85)
INNER CITY UNIT / THE PRESIDENTS TAPES (FLICKNIFE SHARP 031) (85)

なお、D.フレッドは、2012年にまさかの本家復帰、来日公演に参加していましたね。

様々なミュージシャンとのコラボや自身のジャズバンド NIK TURNER’S FANTASTIC ALL STARS などを率いてのライブ活動を続けます。
92年の英国のフォーク&カントリーSSW、ナイジェル・マズリン・ジョーンズのステージでフルート&サックス演奏、ドラムはVDGGのガイ・エバンスというチームのテイクが後年リリースされています。

PINK FAIRIES とは70年のワイト島をはじめとしてよくジャムを行ってきたので、

MAZLYN JONES AND GUY EVANS WITH NIK TURNER / LIVE (BLUEPRINT BP250CD) (97)
MAZLYN JONES AND GUY EVANS WITH NIK TURNER / LIVE (BLUEPRINT BP250CD) (97)
PINKWIND / FESTIVAL OF THE SUN (TWINK TWK CD2) (95)
PINKWIND / FESTIVAL OF THE SUN (TWINK TWK CD2) (95)
トゥインクとの親交は続いており、93年のフェスには PINKWIND として、トゥインク(Drs)、トレヴ・トムス(Gt)らとホークスナンバーや自身のソロ曲を演奏。95年に TWINK RECORDS より PINKWIND – FESTIVAL OF THE SUN としてリリース。

NIK TURNER / SPHYNX (93)
93年にはLAの新興レーベル CLEOPATRA から、1stソロアルバム XINTODAY のリメイク版を発表。参加しているプレイヤーは同レーベルの PRESSUREHED の面々。ゴシック系やインダストリアル系を得意としている同レーベルのバンドらしく、パワフルなリズム、エッジの立ったギターやシンセの音色で、オリジナルアルバムとは曲順も変わり、ほぼ完全な新作というような内容。アルバム最後にオリジナルアルバムの元になったギザでのフルート演奏のテイクが収められています。

NIK TURNER / SPHYNX (CLEOPATRA CLEO21352) (93)
NIK TURNER / SPHYNX (CLEOPATRA CLEO21352) (93)

この作品の勢いに乗るように、新作 PROPHETS OF TIME を同年年末にかけて制作。前作のメンバーに加え、元ホークスのサイモン・ハウス(Vn)、同じ CLEOPATRA から作品をリリースしてた PSYCHIC TV のジェネシス・P・オリッジ(Vo/Syn)、CHROME のヘリオス・クリード(Gt)などが参加。

さらに翌94年1月から2月にかけて、全米40ヵ所以上にわたる SPACE RITUAL ツアーが実施されました。アルバムのメンバーに加え、デル・デットマー(VCS3)、アラン・パウエル(Perc)らの元ホークスメンバーが参加、ライブレコーディングされます。その名の通り「宇宙の祭典」を再現するような選曲でオーディエンスは熱狂し評判が良く、本家と混同する聴衆も多かったようです。

NIK TURNER / PROPHETS OF TIME (CLEOPATRA CLEO69082) (94)
NIK TURNER / PROPHETS OF TIME (CLEOPATRA CLEO69082) (94)

NIK TURNER / PROPHETS OF TIME (94)
そしてアルバム PROPHETS OF TIME が CLEOPATRA から発表。前作のテイストを引きながら、より力強い作品となりました。

NIK TURNER / SPACE RITUAL 1994 LIVE (95)
95年には前年の SPACE RITUAL ツアーのライブ盤 NIK TURNER – SPACE RITUAL がCD2枚組でリリース。日本ではキャプテントリップレコードが販売。アメリカでのツアーは95年も実施、ここでもライブレコーディングされ、翌96年 PAST OR FUTURE? としてアルバムリリースされることになります。

NIK TURNER / SPACE RITUAL (CLEOPATRA CLEO 9506-2) (95)
NIK TURNER / SPACE RITUAL (CLEOPATRA CLEO 9506-2) (95)
NIK TURNER PAST OR FUTURE? (CLEOPATRA CLP 9685-2) (96)
NIK TURNER PAST OR FUTURE? (CLEOPATRA CLP 9685-2) (96)

前作とかぶる曲はわずかで、「絶体絶命」収録曲や Kadu Flyer などの曲が収められ、ファンには嬉しい内容でした。そのリリース直後に日本公演も実現。

この頃、CHERRY RED RECORDS の企画アルバム A SAUCERFUL OF PINK というピンクのトリビュートアルバムに参加し「ユージン、斧に気をつけろ」をカバー。

HAWK FAIRIES / PURPLE HAZE (TWINK TWK CD5) (96)
HAWK FAIRIES / PURPLE HAZE (TWINK TWK CD5) (96)

95年4月には前述の PINKWIND の変名、THE HAWK FAIRIES としてギグ、これもレコーディングされて96年に THE HAWK FAIRIES – PURPLE HAZE としてリリース、キャプテントリップより国内盤も販売されました。前述の故スティーヴ・トゥックとP.フェアリーズに在籍したギタリスト、ミック・ウエイン(94年に逝去)に捧げられています。

その後もLAの周辺バンド、北欧のバンドなどへの客演が続きます。
フィンランドの DARK SUN はホークスのカバーアルバムをリリースしていますが、ニックが客演しています。

ANUBIAN LIGHTS
ニックは旧ホークスメンとの活動でホークスナンバーを演奏するようになったので、ソロアルバム SPHYNX のアラビアン路線を推し進めていくプロジェクト ANUBIAN LIGHTS を PRESSUREHED のメンバーと始動させます。

ANUBIAN LIGHTS / ETERNAL SKY (HYPNOTIC CLEO 96032) (95)
ANUBIAN LIGHTS / ETERNAL SKY (HYPNOTIC CLEO 96032) (95)

1stアルバムは95年にリリース、アルバム SPHYNX の流れをくむ作風でS.ハウス、D.デットマーも参加。
その後2001年頃までコンスタントにアルバムを発表しました。

ホークスの旧メンバーとのギグを重ね2000年には、H.L.ラントン(Gt)、T.オリス(Drs)、T.クランブル(B)、ロイド・ジョージ(Syn)というメンバーで 2001 A SPACE ROCK ODYSSEY というバンド名でギグを行いました。その後、ラントンが抜け、ミック・スラットリー(Gt)が参加。このような極初期のメンバーとの邂逅などがあり、2000年のリユニオンギグでのメンバー集めでは大変な功労者だったと思われます。リユニオンの実施の裏でギャラの支払いなどのゴタゴタがあり、旧メンバーの大半はニックとの活動を選び、ニックは NIK TURNER”S HAWKWIND と名乗ったりしていましたが、2つのホークウインドの存在はファンが混乱するということで、ブロック側が訴訟し勝訴、その後ニックは SPACE RITUAL をバンド名にすることになります。
2003年にはデイヴ・アンダーソン(B/Gt/Vo)が参加、オリスの息子サム・オリス(Drs)も帯同。

NIK TURNER'S KUBANNO KICKASSO (OZIT-MRPHEUS OZIT NIKTCD 334) (03)
NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO (OZIT-MRPHEUS OZIT NIKTCD 334) (03)

NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO (03)
2003年にニックが長年活動していたビッグジャズバンド FANTASTIC ALL STARS のCDがリリースされました。バンドは14名にも及ぶ大編成で大まじめなラテンジャズを展開。ニックの別の側面が伺いしれるアルバム。

SPACE RITUAL / OTHER WORLD (07)
ニックと初期メンバー同窓会バンドは、その名も SPACE RITUAL として、ギグテイクを集めた作品をマイナーリリースしていましたが、2007年に ESOTERIC RECORDINGS よりメジャーアルバムリリース。

SPACE RITUAL / OTHER WORLD (ESOTERIC RECORDINGS ECLEC 2011) (07)
SPACE RITUAL / OTHER WORLD (ESOTERIC RECORDINGS ECLEC 2011) (07)
D.アンダーソンのプロデュース。収録曲はほぼ新曲、オリジナル曲で勝負しており、全体に落ち着いた大人のスペースロックという感じで、アンダーソンのプロダクションも良く完成度の高い作品です。

その後、アンダーソンが体調不良で離脱。
2011年には、バーニー・バブルス・メモリアル・コンサートと銘打ったギグが実施され、多くの旧メンバーが参加。。

HAWKLORDS / THE BARNEY BUBBLES MEMORIAL BENEFIT CONCERT (HLORDS001) (11)
HAWKLORDS / THE BARNEY BUBBLES MEMORIAL BENEFIT CONCERT (HLORDS001) (11)
エイドリアン・ショウ、ハーヴィー・ベインブリッジ、スティーヴ・スインデルスなどの HAWKLORDS組、アラン・デイヴィ、ダニー・トンプソンの80年代中期組、ロン・トゥリー、ジェリー・リチャーズの90年代後期組が参加。当時のマネージャー、ダグ・スミス、初期の名ドラマー、サイモン・キングが駆けつけました。キングはホークス脱退度、業界から足を洗っており、実に30年ぶりに再会したことになります。
ギグの模様はDVDやLPにてリリースされます。このメンバー構成は感動ものです。
この時に集まったメンバーを中心に HAWKLORDS のバンド名を復活させ活動を始めます。ニックは参加していませんが、アルバムのリリースを続けています。現在、旧メンバーは、H.ベインブリッジ、J.リチャーズ、ロンで、他は新しいメンバーでの活動。
NIK TURNER / SPACE GYPSY (PURPLE PYRAMID CLP 0666 & CLP 0660) (13)
NIK TURNER / SPACE GYPSY (PURPLE PYRAMID CLP 0666 & CLP 0660) (13)

NIK TURNER / SPACE GYPSY (13)
ニックの久々のソロアルバムが長年契約している CLEOPATRA から2013年にリリース。レギュラーメンバーに旧ホークスメンは起用せず、参加メンバーは UK-SUBS のニッキー・ギャラット(Gt)、ドイツの DIE KRUPPS のユルゲン・エングラー(Key)などがメジャーどころで、その他は無名のメンバー。S.ヒレッジが1曲、S.ハウスが3曲ゲスト参加。スペースロックの路線を踏襲、反復するハードなギターリフと電子音の渦巻くサウンドにサックス、フルート、ニックのボーカルという構成。シンセの音が全体に厚く流れていて、流麗で心地良い印象もあります。
アルバムに先行してシングル Fallen Angel STS-51-L がリリース。公式ビデオは以下。

NIK TURNER / SPACE FUSION ODYSSEY (15)spacefusion
現時点のソロ最新作、今作ではヒレッジ(Gt)が多くの曲に参加し、豪華ゲストが多数参加。前作とは方向性が変わり、タイトルに象徴されるようにフュージョン的な楽曲になっています。ホークスのステージに客演していた、ジョン・エサリッジ(Gt)のプレイもこういう楽曲ではとてもフィットしています。前作から参加のJ.エングラー(Syn)はほぼ全曲に参加していますが、その他のメンバーは流動的で、元メガデスの敏腕ギタリスト、クリス・ポーランドとその現バンドOHMのベース、ロベルティーノ・パグリアリ、ドラマーのデヴィッド・イーグルが基本ユニットとなるため、かつてないほどテクニカルな楽曲。その他、元 THE MAHAVISHNU ORCHESTRA のビリー・コブハム(Drs)とジェリー・グッドマン(Vn)、元 THE DOORS のロビー・クリーガー(Gt)、元 AMON DUUL II のジョン・ヴァインツィアル(Gt)、元 YES のビリー・シャーウッド(Gt/Drs/Key)、リック・ウエイクマン(Key)、先日亡くなったジリ・スマイス(Vo)など。それぞれフルに参加してるのではなく1、2曲程度の参加。ニックによると、これらのメンバーはプロダクション側で人選や交渉をやってお膳立てされていたとのこと。全体にテクニカルな演奏で、個性的なミュージシャンを起用しつつ、スペーシーなムードで統一されています。

FLAME TREE FEATURING NIK TURNER (PURPLE PYRAMID CLO 0298) (96)
FLAME TREE FEATURING NIK TURNER (PURPLE PYRAMID CLO 0298) (96)

また今年の動向として、PURPLE PYRAMID から FLAME TREE FEATURING NIK TURNER (16) をリリース。Sax/Gt/B/Drsの4ピースバンドで、こちらは即興中心のフリージャズを演奏。

客演では元PILのベーシスト、ジャー・ウォブル自身のバンド JAH WOBBLE’S INVADERS OF THE HEART の新作 EVERYTHING IS NO THING (16) に参加。フルートを吹いています。

ジャー・ウォブル&ザ・インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハート/エヴリシング・イズ・ノー・シング (BEAT BRC-518) (96)
ジャー・ウォブル&ザ・インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハート/エヴリシング・イズ・ノー・シング (BEAT BRC-518) (96)

ライブ活動は、音楽の内容にあわせて以下の4つのユニットで行うという、多忙な活動を続けてます。

SPACE RITUAL NORTH AMERICA CREW
LA中心に、スペースロック系USツアーを行う際は USバンド HEDERSLEBEN (UK-SUBS のN.ギャラットが在籍)がバックを務めます。

Nik Turner’s Brand New Space Ritual
UK、欧州でのスペースロックは、SPACE RITUAL で。 (しかし現在、オリス。スラットリー、クランブルが抜けており、旧ホークスメンが不在。スティーヴ・ジョーンズ(G)*ピストルズのあの方ではありません、ゲイリー・スマート(B)、クリス・パードン(Key)、チャーリー・スカー(Drs)、Msエンジェル(ダンス)。
今回の来日はこのユニットになると思われますが、ホークスメンは帯同するのか、まだわかりません。

INNER CITY UNIT
パンクはおなじみICU。ギターはS.ポンド、ドラムにはディノ・フェラーリ。

FLAME TREE
ジャズは前述のアルバムをリリースした FLAME TREE という4ピースバンドで演奏。

今月はUKと日本ツアー。今月下旬から11月いっぱいは30カ所近くまわる全米ツアーの予定という、相変わらずのハードロードをこなしていくようです。

以上、ニックさんの経歴をさらっと書くことはできず、とても長々な文章になってしまいました。
ここで紹介しきれていない作品もまだあるので、ディスコグラフィは作りたいです。時間かかりそうだな。
来日メンバーは上記メンバーの可能性が高いですが、果たして、、、

ニック・ターナー来日 直前おさらい(+初来日時の思い出)

nik_201605何かあまり盛り上がっていない感じのニック・ターナーの20年ぶりの来日ですが、ビニール・ジャパン様だと広告が少ないので、気がつかない方も多いのでしょうか。
まぁ、今ではブロック率いる本家に対して分家の扱いとなっているため、96年の初来日のようなインパクトはないですが。

ニックの公式サイトに今回のバンド名 Nik Turner’s Brand New Space Ritual として以下のメンバー名が発表されています。UKツアーの合間に日本に来るような日程になっていますので、この編成の可能性が高いです。

昨年のツアー時のメンバーとほぼ同じですが、ドラマーがテリー・オリスからチャーリー・スカーという人に代わっています。
ということで、旧メンバーの参加はなさそうですが、今回はいかに。
少し前までは、T.オリスに加えて T.クランブル、M.スラットリーまでいましたが、、

Nik ‘Thunder Rider’ Turner (sax, flute, vox)
Gary Smart (bass)
Steve Jones (guitar)
Chris ‘Mekon’ Purdon (electronics)
Charlie Scarr (drums)
Ms Angel (dance, vox)

おそらく今回参加するダンサーのMs Angel
おそらく今回参加するダンサーのMs Angel

このユニットのセットリストであれば、そのバンド名の通り「宇宙の祭典」のセトリ中心のライブになるはずです。定番の D-Rider、Silver Machine もやりそうです。

初来日時は本家分家とか関係なく(ブロックによる訴訟によりニックがホークウインドを名乗ることができなくなったのはもっと後の2000年代です)、とにかくあのホークスのステージが日本で見れるというだけでみんな大興奮でした。
ニックのソロ名義で、すでにリリースされていた95年の SPACE RITUAL、96年の PAST OR FUTURE? の2枚がニックバンドのステージを様子を伝えており、

SPACE RITUAL (95)
SPACE RITUAL (95)
PAST OR FUTURE? (96)
PAST OR FUTURE? (96)
ホークス時代の名曲をLA若手のバンドやホークス旧メンバーと共にパワフルかつギンギンに再現、その当時のブロック率いるホークウインドよりも魅力的に感じるファンも多かったですね。あの頃の船長はと言えば、ALIEN 4、そのツアー、そして LOVE IN SPACE などのリリースを行っており、そちらはそちらで充実してましたが。

来日時のステージはとにかく爆音だったため、すべてが混然一体となって、まさにカオス状態。この時期のライブ収録のアルバムはもっと明瞭に聞き取れるので、ちょっとPAが盛りすぎてるのではないかと思いました。
サウンドボードで録られていた日本公演の音源を聞くと各楽器の演奏は明瞭に聞こえます。ただし本家の演奏よりはプリミティブなものですので、ある程度音量で押し出す必要はあると思います。
>新宿MARZ様、ほどほどでお願いします。

その時の来日メンバーは、
Del Dettmar(VCS3 wood axe synth)
Simon House(Vn)
Alan Powell(Drs/Perc)
らの旧友が参加していたことも話題になりました。
その他のメンバーはLAのバンド Pressurehed のメンバー
Tommy Grenas(Gt)
Doran Shelley(Gt)
Len Del Rio(Synth)
Paul Fox(B)
それに同じくLAの Farflung のドラマー
Brandon LaBelle(Drs)
以上総勢9名でした。
東京公演では非常階段のJOJO広重さんが Silver Machine に飛び入り参加されていました。今回の大阪 LIVE SPACE CONPASS では、非常階段の客演がアナウンスされています。

96/3/17 NIK TURNER’S HAWKWIND 東京公演(渋谷ON AIR WEST)のセットリスト
Intro – Dream Worker
Watching The Grass Grow
Kadu Fyer
Master Of The Universe
Spiral Galaxy
Dying Seas
Soul Herder
Opa Loka
Lord Of The Hornets
Highrise
Thoth
Ejection
Audio Energy
Orgone Accumulator
10 Seconds Of Forever
Brainstorm

アンコール
Silver Machine
Shouldn’t Do That
In The Mood(Sax Solo)
God Rock(Flute Solo)

ニックさんは、その後も数々のホークス旧メンバーと活動、テリー・オリス、ミック・スラットリー、ヒュー・L・ラントン、トーマス・クランブル、デイヴ・アンダーソン、スティーヴ・スインデルス、ハーヴィー・ベインブリッジ、エイドリアン・ショー、ダニー・トンプソン、そしてジェリー・リチャーズにロン、挙げ句の果てにはアラン・デイヴィ、さらにサイモン・キング(顔出しだけでプレイはしてないと思います)さんまで出てきたほど、旧知のメンバーとのネットワークがあります。ニックのフランクな人柄を感じます。
またカルバートの晩年のバンド、クランクシャフトのメンバーとも活動したり、ジャズバンドのプロジェクト、若手バンドに客演などなど、実に多くの人脈を持ちながら精力的な活動を続けています。そうした多種多様なプレイヤーとの活動から、XHAWKWIND、SPACE RITUAL、HAWKLORDSなどの派生バンドが組織されてきました。
このニックの精神性は、70年代初頭のホークスにあって、今は無いものなのでしょう。その点で、同行メンバーがどうあれ、日本でニックのスピリットを感じることができる最後の機会かもしれません。

旧友ミック・スラットリーが参加していた時のショット
旧友ミック・スラットリーが参加していた時のショット
後ろのプレーヤーはトーマス・クランブル
後ろのプレーヤーはトーマス・クランブル
2011年のバーニー・バブルス・メモリアル・コンサートのバックステージショット 左からエイドリアン・ショー、ニック、サイモン・キング、ダグラス・スミス、ハーヴィー・ベインブリッジ、スティーヴ・スインデルス、アラン・デイヴィ、というものすごい面々
2011年のバーニー・バブルス・メモリアル・コンサートのバックステージショット
左からエイドリアン・ショー、ニック、サイモン・キング、ダグラス・スミス、ハーヴィー・ベインブリッジ、スティーヴ・スインデルス、アラン・デイヴィ、というものすごい面々