ティム・ブレイクの作品群再発

昨年、ホークスのアルバムを再発している CHERRY RED RECORDS の ESOTERIC RECORDINGS レーベルより、ホークスのキーボード奏者、ティム・ブレイクのソロアルバムのリリースが告知されました。
ロンドン生まれのブレイクは69年にホークスがグループXというバンド名でデビューしたステージのサウンドクルーで、のちに GONG に加入、絶頂期のレディオ・グノーム・インヴィジブル3部作でスペイシーなシンセをプレイ。GONG 脱退後は、ソロアーティストとして、フランスのEGGレーベルより2枚のアルバムをリリース。いずれも、ヨーロピアンな感性、叙情性とスペイシーなシンセワークが特徴の佳作。シンセサイザー音楽がブームだった日本でも発売、EGGレーベルのプロモーションの一貫で、78年に日本で関係者向けのギグも実施しています。
翌79年に新生ホークスに参加、当時のバンドの躍進に一役買うも、プライベートのゴタゴタで80年に脱退、その後ソロ活動を続けていましたが、2007年にホークスに復帰、それから2015年まで所属しホークスの日本ツアーにも参加。昨年からソロ活動に力を入れたいとホークスにはフル参加していません。前作 THE MACHINE STOPS には不参加ながら、ステージによっては参加しており、正式な脱退ではないようです。
デイヴ・ブロックとの信頼関係は強く、79年のホークス参加時のプレイがファンには好評で、再復帰時には大変歓迎されたりとホークスメンバーでは重鎮の一人。

そのブレイクの作品の再発情報 ESOTERIC RECORDINGS の公式サイトに詳しく掲載されました。
まずは EGG レーベル時代の2枚、CRYSTAL MACHINE (77)と NEW JERUSALEM (78)です。その後、MAGIC (91)と TIDE OF CENTURY (01)の再発も予定しているとのこと。
EGGからの1stアルバム CRYSTAL MACHINE は当時のブレイクとレーザー光線技師パトリス・ワレンナーとのユニット名でもあり、アルバムジャケットに象徴される当時のステージを収録したものです。ほぼインストルメンタル中心。
2ndアルバムの NEW JERUSALEM はスタジオ録音、自らリードボーカルをとった最初の作品で、アコギもプレイ。スペイシーな作風にメロディアスで叙情性も加味された作品。Lighthouse や アルバムタイトルナンバーはホークスのステージでも演奏されました。

今回のリマスターでは、それぞれ3曲ずつ貴重なテイクがボーナス追加されています。70年代のシングル曲、デモテイクなどが初CD化。
CRYSTAL MACHINE:
76年 SARATOGA SPACE MESSENGERS 名義で発表されたシングル曲 Surf
78年スペインでリリースされたシングルA/B面 Synthese Intemporel I と Synthese Intemporel II

NEW JERUSALEM:
78年シングル Genelator Laser Beam のB面曲 The Woodland Voice
79年ブレイクとジャン・フィリップ・リキエル(NEW JERUSALEM にも参加した鍵盤奏者)の連名によるカセット WATERFALLS FROM SPACE 用デモテイク From Outta Space と Jupiter To Jerusalem

発売は3月31日の予定です。

ホークウインド 2017年最新アルバム INTO THE WOODS 5月5日発売!

ホークスの最新作 INTO THE WOODS ですが、CHERRY RED RECORDS より、2017年5月5日発売とのアナウンスがありました。
新作は昨年のスマッシュヒット(全英30位)となったアルバムの続編的な意味があるとのこと。
タイトルから連想されるように、テクノロジー依存からの回避としての自然回帰的な意味があるように思われます。
この3月に英国内3カ所のミニツアーも GLIMPSE INTO GREENESS (緑をかいま見る)と題されています。
アルバム収録曲は以下で、やはり森から連想するようなタイトルが多いです。
以前紹介しました断片的な試聴曲を聴く感じでは、従来路線は踏襲されています。

Into The Woods
Cottage In The Woods
The Woodpecker
Have You Seen Them
Ascent
Space Ship Blues
The Wind
Vegan Lunch
Magic Scenes
Darkland
Wood Nymph
Deep Cavern
Magic Mushroom

なお、バンドは4月に地元デボンで二日間にわたる自前の恒例フェス HAWKEASTER を実施。
その後、新作リリースに合わせたツアーを5月中旬から実施、その中ではカムデンのラウンドハウスも含まれています。かつて72年に GREASY TRUCKER’S PARTY として実施されたギグで、あのSilver Machine が収録されたホークス史上エポックな場所です。ここで演奏するのは、あの日以来とのことで、45年振りということになります。

あと2年もすれば、バンド結成50周年を迎えるんですね。にもかかわらず、2年連続で新作を発売し、ツアーやフェスの主催を続けるホークス、実に頼もしいですね!