ニック・ターナー来日 東京初日レビュー

nik02新宿MARZで行われている NIK TURNER NEW SPACE RITUAL の公演、昨夜のレポートです。
売れ行きが良くない予感がしていたのですが、平日夜ということもあってか、やはり観客は少なく50人いない感じでした。今夜は土曜日ですし、私が購入したチケットの通し番号的に、今夜はもっと多いと思われます。
MARZは箱としては大きくないので、前の方はそれなりに観客がいましたが、逆にゆとりを持って観れました。

物販は予告通りTシャツのみ。小型缶バッジ(好きなの選ぶ)が付きます。これを購入すると公演後のサイン会に参加できます。

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東京と大阪公演も記載されています。非常階段も載っていて良いですね。
東京と大阪公演も記載されています。非常階段も載っていて良いですね。

他にも種類あり
 缶バッジは他にも種類あり

バンドは予想通り現在の欧州組のメンバーですが、今回シンセ奏者は不在で、ギター、ベース、ドラムのトリオにニックという編成、それにダンサー。

サックス/フルート/ボーカル Nik ‘Thunder Rider’ Turner
ギター Steve Jones
ベース Gary Smart
ドラム Charlie Scarr
ダンス/ボーカル Ms Angel

バックの3人は若く、ドラムのチャーリーは爽やかな感じの青年ですが、リズムキープはとても安定してました。ギター小僧のスティーヴはクールな感じの青年、ベースのゲイリーは結構テクニカルな演奏でしたが、後半手首が腱鞘炎気味とのことで少し辛そうでした。3人ともホークス初代より3世代くらい若いので、祖父と孫って感じのムードで、ニックがセトリ読めない時はメンバーが教えてあげたり、ギターやベースソロを見つめるニックが、孫を微笑ましく見守る祖父よろしく、ほのぼのしてました。このトリオが若いだけあって、パワフルで全くだれずに突き進みます。パワー全開ゴリ押しのロックですが、リズムの安定とベースフレーズが凝っているので、クールでキレがあるところが良かったです。

アンダーソン、スラットリー、クランブル、オリスと順にオールドメンが、次々に抜けていった SPACE RITUAL ですが、結果的に若返りしてICUの初期のようなポジティブでアクティブな力を発揮することになったということです。ニックの公式サイトでは、BRAND NEW SPACE RITUAL と呼んでいますね。

セットリストにもそのことが反映しており、北米ユニットのように「宇宙の祭典」再現的な形ではなく、ICUの初期ナンバーを取り上げたり、近年の新作からの選曲、もちろんホークスの名曲など、ニックの経歴を綴った形になっていて、私個人的には意外な反面とても嬉しいセトリでした。ホークスを引きずったニックより、自身の活動をメインに披露する方が絶対良いと思っていますので。直前まで日本向けにホークスナンバー大サービスかなぁと思ってましたし。
他のお客さん達も96年の時のようにホークウインドコールはしていませんでしたので、それもニックに対する理解の表れかと思います。
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ニックさんはノーメイクでしたが、少し腰が弱ったかなという感じですが、2時間半に及ぶステージは立ちっぱなしでした。いまだに長髪で前髪が薄くなっていても、格好良かったですね。実に楽しそうに演奏してました。

セットリスト
Welcome -導入部分の語り。
Born To Go -言わずと知れた名曲。

Watching The Grass Grows -ICUの名曲。32ビートのスピードチューン、今ユニットの元気さが発揮されてました。

Cybernetic Love -あの PROPHETS OF TIME (94)の小曲、よりハードに演奏時間も倍くらいに伸ばされています。

Fallen Angel STS-51-L -2013年に久々にリリースされたソロ SPACE GYPSY のシングルカット曲、これもかなり激しいアレンジで、最初何の曲かと思いました。

Sonic Savages -これはオールドメンによる SPACE RITUAL のスタジオアルバム OTHER WORLD (07)から。原曲はシンフォニックな印象もありましたが、強烈なロックになってます。

Walking Backwards -同じく OTHER WORLD のラストナンバー。

Time Crypt -原曲は SPACE GYPSY に収録され、サイモン・ハウスのバイオリンが入っていましたが、やはりこのユニットだとハードな印象に。ニックさん、この曲だけ歌詞かんぺ見てました。

D-Rider -ここまでゴリ押しで来たので、この名曲 HALL OF THE MOUNTAIN GRILL (74) ニックに加えてエンジェルもボーカル。ニックさんのフルートが印象的。10分以上に引き伸ばされています。

Sttepenwolf -続いて ASTOUNDING SOUNDS (76) のカルバート曲。イントロからのギターリフがだいぶ違うので、これも最初何だろうと思いました。延々12分くらいに引き伸ばし。

Solitary Ashtray -ICUの80年デビューシングル曲。これは珍しいファニーな曲。

Orgone Accumulator -カルバート作の人気曲。やっぱりオールドナンバーは盛り上がります。

Children Of The Sun -探求のあの曲。途中エンジェルがLEMMYと書いた白い翼を掲げます。

Master Of The Universe -SAPCE RITUAL!というニックの掛け声で、自身作曲の名曲。観ているこちらもだいぶ疲れてきてますが、リズム隊は衰え知らず。

最後にメンバー紹介、合わせてビニールジャパンの中谷代表への謝辞。

そして Brainstorm -もう何も言うことないですね。

舞台袖には一回も戻らずにアンコール的にやった曲は
Dangle From The Angle -これはニックの別働隊のFANTASTIC ALL STARS のアルバム NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO (03) に収録されているオリジナル曲。ラテンジャズナンバーをロック風にして、ベースソロを入れたり、楽しく演奏。

ここで2時間半ですので、ベールのゲイリーの手首の調子もあり終了しましたが、お腹いっぱいの満足感です。セトリにはシルバーも入ってましたので今夜はやりそうですね。

一人一人丁寧にサインしたり写真撮影に応じるニックさん、人柄の良さがにじみ出てました。サインにはニックがよく使う Stay High と言いながらそのフレーズも書いていただき、嬉しかったです。

また今晩も楽しみで仕方ありません!
当日券ありますから、行ける方は絶対行きましょう!