ニック・ターナー来日公演 東京2日目レビュー

nik02未だ興奮が冷めやらぬ10/15(土)の2日目の状況をレポートします。
観客の入りは多少増えており50人くらいでしょうか、やはり昨日のレポートで知ってこられたりとか、知ったのが直前で調整できなかったなどのお話を聞きました。
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セットリストは初日とほぼ同じですが、終盤の数曲がバンドのセットリストにありながら演奏されなかった昨夜でしたが、2日目はきっちりやってくれました。曲間のMCを初日より減らし、その分演奏時間をとったようです。
初日は、ニックのボーカル、サックスが聞き取りにくい場面もあるバランスでしたが、2日目は改善されていました。
このユニットはまだ新しいので、日々進化している途上にあると思います。そのため、初日よりも色々な面で変化、一体感やバランスが向上していました。開演前に暗幕のかかったステージで10分くらい音合わせをしていました。本番でやる曲ではなくキー合わせてのジャムセッションで、手慣らしという感じでした。
2日目ということで少し冷静に観ましたが、バンドは同期クリックを聞いていませんので、演奏の合わせはメンバー間のコンタクトで行う生バンドらしい緊張感があり、その中でニックさんは笑顔を交えながら動ずることなくプレイ、百戦錬磨な貫禄でした。nik05nik08nik04

前日のレビューには書きませんでしたが、やっぱりダンサーの存在が大きく、これがあることでの演奏全体の醸すムードが実にらしく、観ている方もよりのめり込むことができると実感しました。昨年の本家来日では予算の都合でしょうかダンサー不在でしたので、その差を感じました。これに電子音があれば、、とは思いますが。

セットリストは、まずは昨晩通りの順で進みました。
Welcome
Born To Go (HAWKWIND/SPACE RITUAL ’73)
Watching The Grass Grows (INNER CITY UNIT/PASSOUT ’80)
Cybernetic Love (PROPHETS OF TIME ’94)
Fallen Angel STS-51-L (SPACE GYPSY ’13)
Sonic Savages (SPACE RITUAL/OTHER WORLD ’07)
Walking Backwards (SPACE RITUAL/OTHER WORLD ’07)

と続き、
Time Crypt (SPACE GYPSY ’13) 昨夜に引き続き、歌詞の書かれたメモを見ながら歌うニック。
D-Rider (HAWKWIND/HALL OF MOUNTAIN GRILL ’74)エンジェルの絶唱が冴えていました。前日より明らかに聞き取れました。
ここまでは昨夜と同じ。

Jam Session 1
ここでジャムセッション風の4分程度のジャズナンバーの演奏。バンドの演奏力の幅を感じさせ、特にベースのG.スマートの演奏が効いてます。

この後は昨夜の順に戻ります。
Sttepenwolf (HAWKWIND/ASTOUNDING SOUNDS AMAZING MUSIC ’76)
Solitary Ashtray (INNER CITY UNIT/PASSOUT ’80)
Orgone Accumulator (HAWKWIND/SPACE RITUAL ’73)
Children Of The Sun (HAWKWIND/IN SEARCH OF SPACE ’71)
Master Of The Universe (HAWKWIND/IN SEARCH OF SPACE ’71)
間髪入れずに

Brainstorm (HAWKWIND/DOREMI FASOL LATIDO ’72)
ダンサーのエンジェルに対してのエンジェルコールもあり、本人は嬉しそうでした。衣裳は曲ごとに用意していて本気度がすごかったです。
そしてメンバー紹介を経て、

Dangle From The Angle (NIK TURNER’S KUBANNO KICKASSO ’03)
原曲が9分くらいありますが同様の長さで楽しげなジャムを繰り広げます。ベースソロ、ドラムソロ、サックスからフルートに持ち替えるニック。

そして、いよいよ
Silver Machine (HAWKWIND ’72)
歌詞はイントロからニックが独自にボーカルかぶせていくニックバージョン。演奏は延々引き伸ばして、サビの I Got A Silver Machine をハンドマイクをフロントローの観客一人一人に差し出し歌わせていました。

ここで終了しそうなニックに、まだ次の曲ありますって感じで、ゲイリーやスティーヴがニックに耳打ち。これも昨夜やれなかった
Something’s Not Right (SPACE GYPSY ’13)

観客のmoreコールを受けてのラスト1曲はロックロール。ニックはこういう時、本当に楽しそうですね。
Jam Session 2
サンダーライダーとしてスペースロックの権化のような存在ですが、元はチャーリー・パーカーやコルトレーン、マイルス、ジェームズ・ブラウンなどにシビれているので、出自を感じさせる瞬間です。

<参考>ニックのフェイバリットアルバムの記事

Prophets Of Time: Nik Turner’s Favourite Records -THE QUIETUS 2016/03/23

96年の初来日同様、ショーマン、情熱、観客への感謝とサービス、そして音楽を愛するというニックらしさが存分に感じられるステージでした。
今夜の大阪公演もきっと素晴らしいステージになると思いますので、西日本の皆様は楽しんできてください!Stay High!!!
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<御礼>
今回、色々なファンの方に声をかけていただいたり、メールをいただきました。いつも読んでいてくださりありがとうございます。そしてホークスやニックのファンであり続けていらっしゃる皆様の熱い想いを共有できて嬉しかったです。
今後ともよろしくお願いします!