Tim Blake 3rd MAGICK リマスターレビュー

英ESOTERIC RECORDINGSレーベルによる、ティム・ブレイクのソロアルバム群再発の第3弾として、91年の3rdアルバムMAGICKがリリースされています。このアルバムは91年に英VOICEPRINTからリリース、92年に仏Mantraから再発され、その際に素っ気なかったカバーが新調されました。その後、2000年に同じく英VPより再発されています。
内容はブレイクが長年住まいとしている仏ブルターニュの自宅スタジオでライブ収録されたもの。自宅でライブ用にトレーニングしている演奏をレコーディングしたとのこと。レコーディングしたそのままで、ポストプロダクションは加えていないそうです。
1曲目はA Magic Circle(魔法円)というタイトル通り、ミステリアスでいい雰囲気です。満月の夜に録音されたアルバムとのことで、アルバムタイトルを「魔術」として、シンセの魔術師ブレイクらしいニュアンスとなっています。

Tim Blake / MAGICK
ESOTERIC RECORDINGS ECLEC 2585

今回のリリースに伴い、ボーナストラックなども加えられていません。ブレイクさん的には習作という意味合いがあるようですが、前後作と比較しても遜色のない出来と思います。一発録りという点で音数が少なめではありますが、リズムやベース、バックのパッドなどのシークエンスプログラムは楽曲として作り込まれているので、CRYSTAL MACHINEよりはNEW JERUSALEMの方向性に近い作風です。全8曲中4曲がボーカル、4曲がインストです。ボーカル曲のバラードWaiting For Natiはホークス在籍時にホークスのステージで演奏していた曲です。
ブックレットのライナーノーツは従来通りイアン・エイブラハムズ氏。
裏カバー 左は92年のMANTRA、右は今回リリースのもの トレードマークのUFOアイコンが使用されているMANTRA盤は使用機材なども記載されていましたがESOTERIC盤には記載がありません

なおこの後は4th THE TIDE OF THE CENTURTY、さらに02年にアンドラの温泉施設カルデアに委託されたヒーリング音楽を収めたアルバムCALDEA MUSIC IIまでも再発され、ソロワークスが全網羅される予定。