オケ競演 In Search Of Utopia 続報

前回のニュースで何やらオケの収録?というようなことを書きましたが、共演に向けてのリハーサルはほとんどしないようです。
ブロックさんの最新インタビューが以下で読めます。
The QUIETUS Dave Brock interview
オケとのリハーサルについての質問にブロックが回答しています。

「マイク・バットがオケのすべてのパートを書いている。オケはその演奏すべき部分を忠実に行なう。すべてはアレンジされているため、演奏は難しいものになるだろう。なぜなら我々はオケが予測不可能な演奏をするので(笑)我々の音楽は厳密なオーケストラ・アレンジには適していない。
きちっとアレンジされたものを演奏しなければならないが、これは非常に困難だ。

午後にオーケストラと1回のリハーサルをしただけで、その夜に本番を行なう予定。オケのメンバーはしっかり曲を読みこむだろう。そして本番はうまくいくと確信している。」

ということで、もともとフリーなホークスの演奏とオケとの合奏の難しさを予測しつつ、最終的にはなんとかなるとの発言です。

マイク・バットは数々の映画音楽も手がけ、自ら指揮するので、今回のステージでも指揮者として参加するものと思われます。
参考:マイク・バットが指揮する自身が作曲したキャラヴァンという曲。

新作は9月?

春は恒例のHAWKEASTERを実施。ホークスイベント時だけに特別に組まれるバンドTOSHには、久々にデッド・フレッドが参加、カルバートバンド時代の曲を演奏したとのこと。
そして、すでに知れ渡っていますが、この写真。そう、旧友クラプトンと再会!Dave Brock and Eric Clapton
オフィシャルFacebookにも掲載。
6月12日ロンドンのグローヴ・スタジオでの1枚。ここはストーンズやクラプトンもレコーディングしたことがありますが、大きなスタジオなのでクラシックのレコーディングが多いそうです。ブロックがちょっとだけレコーディングしたと言ってるので、オケのレコーディングだったのかもしれません。通常は自宅スタジオで収録しているので、わざわざここで録るとなると、そんな気がします。この冬のオケとの競演に先駆けて、動いているのかもしれないですね。さすがにクラプトンのゲスト参加はないでしょうけど、、ちょっと期待もありますが、合わないですよね〜。<7/7追記>クラプトン、レコーディングに参加しアルバムに収録されることが発表されました。

また新作に関して気になる情報があり、来月20日にギグを行なうサネットのローカルサイトに、新作のリリースは9月との記載がありました。
なおこの夏のギグには、マイク・バットがゲスト参加とのこと。日本ではあまり知られていませんが、大ベテランのSSW。ホークウインドの楽曲のオケパートはこの人がスコアを書いているそうなので、指揮をとるかと思われます。
また年末のオケ競演ツアーではザ・ブラックハート・オーケストラという男女デュオのバンドが前座とのこと。こちらは女性ボーカルによる耽美的なゴシックサウンドなので、オケとの相性が良さそう。

PS ブロックとクラプトンの話は何度かこのサイトでも触れたことがありますが、60年代初頭、ブロックがクラプトンにギターのコードを教えたり、リッチモンドの公園で、サイダー片手にマリファナ吸いながら一緒にブルーズ弾いたりしていたそうです。ブロックはストリートミュージシャンを始めましたが、クラプトンはストリートには出ず、すぐにプロバンドに入ったそうです。

ヒプノシス全作品集

ヒプノシス全作品集
ヒプノシス全作品集
オーブリー・パウエル(著)、迫田はつみ(訳)
-シンコーミュージック (2018)

翻訳本が3月に発売、割と高いので、すぐ購入しませんでした。ところが二千部限定のため早くも品切れのようでプレミア価格がつき始めてるため、店頭在庫のあったDUさんで購入。少し前までは平積みされてましたが、最後の一冊っぽかったです。いずれは増刷とかあるかもしませんが。英語がわかる方は原書で読んでも良いと思います。

全作品ということで、ホークウインドの「クォーク・ストレンジネス・アンド・チャーム」が出てるはず、という動機。とはいえ、作品集としてだけでなく、ソーガーソンを始めとするヒプノシスのメンバーのコメントがたくさん掲載され、一部の作品は制作の過程や背景、ミュージシャンとのやりとりの回想などが語られておりロック史の資料としても非常に興味深い本です。

内容は有名作品やヒプノシスのメンバーが印象的だった作品は掲載画像が大きくコメントが添えられています。その他多数は画像が小さくコメントがありません。ホークスのは後者だろうと思っていたら、嬉しいことに前者でした。

ヒプノシス全作品集
(右頁)ホークウインドの77年作QUARK STRANGENESS AND CHARMがしっかり掲載されていました

発売されたばかりの本なので詳細な転載は控えますが、カルバートとたまたま知り合ったことがキッカケで依頼されたそうです。撮影場所のことなど知り得なかった情報が記載されており、感慨深いです。

今まで発売されたヒプノシス本では最も多くの作品が掲載されているので、これもヒプノシスだったんだ、と今更気づくカバーも多いです。

AT THE ROUNDHOUSE アナログ盤レビュー

告知されていたように3月末に英CHERRY REDより、アナログ仕様としてLP3枚組としてリリースされました。国内への入荷はそろそろかと思います。1000枚限定ですので、お求め希望の方は早めに入手されたほうが良さそうです。
私はタワレコにいち早く入荷しているものを入手しました。価格的にはおそらくDUさんが最安かと思います。先行して発売された2CD+DVDセットに較べると、ジャケサイズが大きく、カバーやインナースリーブに刷られている各写真が鮮明で、モノとしての存在感は大きいです。LPサイズのジャケットになると、ひどい場合画像が荒れたりしているものもありますが、今回のLPジャケはとても鮮明でくっきり映っています。

HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE
HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE – CHERRY RED BREDT721 (2018)

Hawkwind AT THE ROUNDHOUSE VINYL GATEFOLD COVER INSIDE
(上)3面見開きの内側 / 折り畳まれたポスター /(下)インナースリーブ
HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE VINYL INNER SLEEVES
(上)ジャケ右側を内側に折ったところ(下)各インナースリーブの裏側

ハード的な内容は3面見開きジャケ、3枚のLPを収めたピクチャーインナースリーブ、大判のポスター(両面刷り)となります。以前このニュースを流した際に、プレス各誌の内容も収められるとお伝えしましたが誤報のようで、上記以外は含まれていませんでした。

HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE VINYL Poster
ポスターを展開するとLP6枚分くらいの大きなサイズ

HAWKWIND AT THE ROUNDHOUSE Poster
ポスター裏側

アナログ盤ブームのおかげで、毎作品ごとにアナログレコードがリリースされていますが、数量が少ないためか値段は高いですね。
最近のこの手のアナログ盤は総じて音質は均一というか可もなく不可もなくに思います。アナログ全盛期はマスタリングやカッティングエンジニアが職人ならではの勘でマスタリングし、出音のすごい音質も素晴らしい盤がたくさんありましたが、昨今製造されているアナログレコードはどれも画一的な音しか鳴らないように思います。せっかく180gという重量なのに、その点が最近のビニールリリースに物足りない感覚を持ってしまう所以です。

HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE VINYL LABEL
レーベルのクレジットサイド。反対側はステージ投影のサイケ模様。

HAWKWIND AT THE ROUNDHOUSE Cover
ジャケ裏側

 オーケストラ競演は好評につきツアーに拡大

昨年告知された本年11月のロンドンでのホークウインドとオーケストラの競演コンサートIN SEARCH OF UTOPIAですが、早々とソールドアウト。ホークスとオケというのは初の試みなので、関心は高いようです。
ギグのプロモーターであるMJRグループはツアーとして拡大、10月18日のリーズを皮切りにロンドンを2晩として、11月25日のバーミンガムまで計7日間の日程を発表しました。

こちらに掲載され予約を受付中。

結構大々的になってきましたので、この調子だとビデオ収録、その発売もありそうですね。

Tim Blake Noggi ‘Tar リリース

TIM BLAKE / Noggi’Tar
(ESOTERIC RECORDINGS – ECLEC 2613)

昨年予告されていたティム・ブレイクのリマスターシリーズの最新リリース。2012年にオフィシャルサイトでDL販売していた作品。CD化は初です。
ゲストの参加はなく、すべて一人で制作したアルバム。この時期はすでにホークウインドのレギュラーメンバーとなって、ショルダーシンセとテルミンを中心に演奏するスタイルになっていました。アルバムの楽曲も、ショルダーシンセによるバーチャルギター風リードを中心にした演奏で、一人バンドの風情。各曲とも全体に同じような音色で構成されているので、バラエティ感は薄いです。ボーカルとアコギは全く使用されていません。
曲想はメローなシンセミュージック。ドラムマシン風の軽めのリズムにシンセベース、シークエンスシンセとパッド系サウンドによるバッキングという構成。
ライナーはおなじみイアン・エイブラハムズによるブレイクへのインタビューをベースにしたもの。
2004年の交通事故で死にかけた際の話、作曲の時のインスピレーションの源など。アルバムのハイライトであるOn Contemplating The Soutern Crossはホークスの2011年のオージーツアーの移動中デザートで見た南十字星からインスパイヤされたとのこと。同年リリースされたホークウインドの「オンワード」にもSoutern Crossというタイトルで収録してされていますが、テイク違いです。

ROUNDHOUSEのLP盤、コンピEBS YEARSリリース

昨年リリースされたライブアルバムAT THE ROUNDHOUSEのLP盤は3月30日に1000枚限定リリースとの情報がCHERRY RED公式に掲載されました。
ボリュームは3枚組になるとのことで32ポンドと結構高くなりますね。LPなので、CDセットに付属していたポスターも大きくなるそうです。またCDリリース時の各誌のレビュー、ブロックのインタビュー記事も転載するそうです。(2018/04/04追記 これらの記事転載は含まれませんでした)

HAWKWIND / AT THE ROUNDHOUSE (
CHERRY RED – BREDT721)

アーカイブBOXシリーズ
今までにカリズマ期、RCA-ACTIVE期、GWR期と続いていたので、予想していた通りEBS期が2月28日にリリースとのこと。THE EMERGENCY BROADCAST YEARS 1994 – 1997として、

  • BUSINESS TRIP
  • ALIEN 4
  • LOVE IN SPACE Disc1
  • LOVE IN SPACE Disc2
  • DISTANT HORIZON

の5枚組です。
従来のシリーズ同様、ATOMHENGEのリマスターシリーズに含まれてきたボーナストラックなどは一切含まれないので、安く全体感を網羅したいというビギナーズ向け。今までも思っていたのですが、これ誰が買うんだろう、あまりコアでないファンの方かもしれません。DUさんなどに入荷するといつの間にか売り切れていますね。

HAWKWIND / THE EMERGENCY BROADCAST SYSTEM YERAS (ATOMHENGE – ATOMCD51044)

Tim Blake またまたアーカイブリリース


一通り出揃ったホークウインドのキーボードプレイヤー、ティム・ブレイクのソロアルバム群ですが、来年1月にまたもESOTERIC RECORDINGSからリリース決定。
アルバムはNOGGI TARという2012年に自身の公式サイトからダウンロード販売していた音源で、過去にCD化されたことはありません。2012年というとホークスでも活動していた時期、ホークスはONWARDをリリーした年です。現時点ではもっとも新しいアルバムとなります。
ホークスの活動はしていないので、今後は新作を期待したところ。

初のオーケストラ競演イベント発表

すでにオフィシャルサイトに告知されているように、来年2018年11月4日にロンドンの名門、パラディウムにおいてIN SEARCH OF UTOPIA – INFINITY AND BEYONDという一夜限りのイベントが実施されるとのこと。初のオーケストラとの競演で、タイトルも雄大に「ユートピアを求めて〜無限の彼方へ」となっています。
うーん。これは観たいですね。続報を待ちましょう。
(追記)
ステージは19時からとのこと。
チケット代は£49.9(7500円相当)から£37.8(5700円相当)までの4段階で設定されていました。先行予約が始まっているので、行ける方は予約してください。私は行けそうもないですね〜。

HAWKWIND新作は本年のラウンドハウス・ライブ

新作AT THE ROUNDHOUSEは2CD+DVDのクラムボックス仕様で12月8日リリース決定。
今年5月26日に行われたロンドン・ラウンドハウスでのギグの模様をフルに収めたもの。
CD2枚とDVDは同内容で以下のトラックリスト。近作2枚とオールドナンバーで構成されています。ベースのハズ・ウィートン、キーボード&ギターのマグナス・マーティン参加後初の映像作品だけに興味深いですが、何と言ってもあのラウンドハウスでの収録という点でもエポックメイキングな作品。アンコールではオープニングアクトを務めたフィル・キャンベルも飛び入り。上のカバーをクリックするとCHERRY RED RECORDSの公式ページにリンク。
PART 1
1. ASCENT
2. WE TOOK THE WRONG STEP
YEARS AGO
3. THE WATCHER
4. BORN TO GO
5. FIRST LANDING
6. YOU BETTER BELIEVE IT
7. EARTHBOUND
8. HAVE YOU SEEN THEM
9. VEGAN LUNCH

PART 2
1. STEPPENWOLF
2. DARKLANDS
3. MAGNU
4. GOLDEN VOID
5. SYNCHRONIZED BLUE
6. DEEP CAVERN
7. INTO THE WOODS
8. THE MACHINE
9. WELCOME
10. BRAINBOX POLLUTION
11. SILVER MACHINE