HAWKWIND- THE MACHINE STOPS 各曲レビュー

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今回のリリースはCD1枚とLP2枚組でリリースされています。LPの内容はCDと同じとのこと。まずはCDを入手しました。今出回っているのは、デジパック仕様です。

今回は英作家E.M.フォースターが1909年に発表した短編SF「機械が止まる」をベースにしたコンセプトアルバム。フォースターはSF作家ではなく、純文学の作家ですが、この小説は「Machine」に支配された人類を描いた作品であり、書かれた年代を踏まえても一般的なSF小説としても良くできた作品だと思います。

邦訳は1964年のSFマガジン、1996年のフォースター著作集5「天国行きの乗合馬車」(みすず書房)で紹介されているだけで絶版となっており、古本も高価です。自分は後者を図書館で借りて読みました。

直前作「Spacehawks」(2013年)は、再録曲、リミックス、新曲などのコンピレーション作品でしたので、ホークスのスタジオアルバムとしては、2012年の「オンワード」以来の作品となります。アルバムからのシングルカット「A Solitary Man」が7インチビニールで5月27日リリース予定。アルバム発売に先駆けてプロモーション動画も公開。デイヴがボーカルのアップテンポなメロディアスなナンバー。

アルバムカバーはここ数年(2010年の「BLOOD OF THE EARTH」から)ホークスやデイヴ・ブロックのアルバムカバー、プロモーションビデオの制作を手掛けている周辺バンドKRELのリーダー、マーティン・マクギネス。KRELは2000年前後に2枚のアルバムをリリースしていますが、それ以降はリリースがありません。当時、同じくホークスフォロワーだったSAPCEHEADのMrディブス(現ホークス)が参加したりと交流がありました。

そのマーティン・Mによるカバー、ブックレット共、フォースターの小説のイメージに沿ったデザインになっています。「機械が止まる」は作者のフォースターが、H.G.ウエルズのユートピア的作品に反発して書いたと言ってるように、Machineに支配され人間性を失った人類を描いたディストピアを描いた作品。

オープニング All Hail The Machine は、一人一人にコンパートメントをあてがわれた人類が、常に耳にしているというMachineの鳴動をイメージさせるSEからスタート。ブロックとディブスの作曲。突如重低音と電子音シークエンス、ディブスの語りはMachineを崇拝する人類の声。カルバートの語りのようです。複数の声で「マシーン万歳!」が連呼され、2曲目 The Machine が勢いよく始まります。ホークスのアルバムオープニング定石通りのカッコイイ系突っ走り曲。ボーカルはディブス、Aメロと並行してデイヴのギターソロが続く、中間部やや単調なギターリフ、そしてギターソロ、突っ走りが高揚感を盛り上げ、その後Aメロが戻りエンディング。Machineに全て管理され地下で生活している人類、その異常さに気づいた主人公クーノーの疑問が歌われます。ブロック、ディブス、チャドウィック作。これ、久しぶりに名曲かも。次の Katie は1分弱のシンセの流れるようなキレイな曲、ブロック作。つながる形で次曲 King Of The World、ドラムと共にハードなギターリフ、すかさずブロックのボーカル。ベースはホーンにチェンジ。2分50秒ほどで終了し、バラード調の In My Room に続く。シンセの重厚なコード進行に乗せてブロックのリードボーカル、突如曲が途切れて、さめざめとしたシンセのパッド音、雷雨のSE、主人公クーノーが垣間見た地上の印象が描かれているようです。ここまでオープニングからほぼ切れ目なしに続いています。少しの静寂の後、スローで重々しいコード進行に導かれた Thursday、前曲同様、ブロック、ホーン、チャドウィックの演奏。中間で演奏の流れが途切れ情景描写に、シンセコード、SEなど目まぐるしく変わる。今作では、このように曲の変化が多彩でコンセプトアルバム然とした作りが特徴、深みを感じます。

続いて威勢の良いメロディアスなチューン Synchronised Blue。「アライヴァル・イン・ユートピア」や「ライト・トゥ・ディサイド」系の楽曲、中間も定番のハードリフでストイックに攻めつつ、シンセが唸ります。デイヴのリード・ボーカル含めてどこもどこかで聞いたことのあるフレーズですが、これがホークスの真骨頂ですね。間奏からブリッジ挟んで、Aメロが戻るあたり、かっこ良すぎですね。最後はフェードアウト。

続く Hexagone は、デッド・フレッドの一人曲。スローテンポのラブリーな小曲。キーボード類とボーカルもフレッドがプレイ。クーノーの母が乗った飛行船の旅のイメージを歌ったもので、ブックレットの同曲の歌詞掲載ページも海の上を飛ぶ飛行船のイラスト。クレジットを見るとフレッド参加曲はこの曲のみとなっていますが、次の曲でバイオリンの音色が聞こえるので、それも彼が演奏してるのではないでしょうか。

浮遊感のある電子音に導かれてブロックの歌声から始まる Living On Earth は、流麗な楽曲で、ブロック、ディブス、チャドウィックの演奏。シンセ中心の演奏に電子音が流れ、文字通りスペースロックが展開されていきます。中間部のバイオリンの演奏もリズミカル、アルバムのハイライト。心地よい演奏がフェードアウトすると、銅羅の音とともにシンセシークエンス、サンプリングされたha-he-という声。ホーン一人曲 The Harmonic Hall、来日公演でHe Ha!と紹介された曲ですね。ステージではホーンがMacを操作していました。Hassan i Sahba を彷彿させる中近東なフレーズ。今回、曲の配置も自然で全体の流れがスムーズ。

1分程度の小ピース、Yum-Yum はコンパートメントの中、アームチェアに包まれて過ごす人類の味気ない食事のイメージでしょうか。続いてクーノーの孤独な心情を歌ったポップでブルージーな A Solitary Man。アルバムに先駆けてネットで公開された曲で、来月には7インチビニールでシングルカットされる予定。ブロック、ディブス、チャドウィックの演奏。フェードアウト後は電子音、不穏なフレーズ、一変、明るいテーマとなって軽快なピアノとブロックのコーラスが遠くに流れるリラックスムードの曲 Tube に。新メンバー、ハズ・ウィートンのベース、チャドウィックのドラム、その他はブロックが演奏。物語のクライマックス、Machineが停止しチューブには困惑した人々が逃げ道を探して殺到し、その後の人間性の回帰を確信するポジティブなイメージ。

最終曲も同じ3人での演奏。大団円に向けてアップなハードナンバー。歌詞パートの後にブロックによる語り。Machineによる管理の終焉、最後に皮肉を込めた「マシーン万歳」が唱えられ終了。最後のサンプリングピアノのよる演奏は、ブロックのソロ「BROCKWORLD」収録の The Last Tango。

アルバム全体の統一感があり、完成度の高さを感じます。いつもよりデイヴのコントロールが強い感じがしますが、それが成功したと思います。先月リリースされたブロックのソロと比較して、やはりホークス名義ということで、完成度は遥かに高いところが嬉しいです。

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このアルバムを引っさげて現在UKツアー中のホークス。アルバムの評価はこれから出てきますが、以下のレビューでは「絶対絶命」以来の出来なんて書かれてます。

Hawkwind – The Machine Stops – CD Review

THE MACHINE STOPS リリース!

CHERRY RED RECORDS のアナウンスでは本日発売となっていましたが、2、3日前から本国では流通しており、日本にもすでに入ってきています。ご覧のようにCDはデジパック仕様。image

ブックレットには歌詞が掲載されています。また今回は曲ごとに参加メンバーがクレジットされいます。そして、少し驚いたのはTHE BAND としてバンドメンバーが記載されていますが、以下の表記です。image

今作では、ティム・ブレイクさんが不参加、ツアーメンバーだったフレッド・リーヴス(key,vo)が正式メンバーに、さらに最近のツアーに出演しているハズ・ウィートン(b)もクレジットされています。

ディブス(vo,b)、ホーン(b)のダブルベース体制に、さらにまたベーシストって、どういうことなんでしょうか。

各曲ごとの参加メンバーが記載されていて、その内容から見ると、このメンバーが全員参加している曲はなく、一曲あたりの参加メンバー数はコンパクトになっており、デイヴのソロプロジェクト的な体制のようにもみえます。

数ヶ月前にデイヴのソロがリリースされましたが、今作のベースになった曲もあると記載されており、デイヴのソロワークが拡大されてホークス作品になったという印象。まぁでもこのパターンがホークスの通常の形ではありますね。

リーヴスは自作曲でソロプレイしているだけで、その他のキーボードは全てデイヴの演奏。そういう意味では、スタジオ作ではキーボード奏者が不要だったのかもしれませんが、ブレイクさんが不在なのは残念です。リーヴスのプレイが一曲だけで、ホークスナンバーて彼のオルガンが全面に出なかったのは良かったと思いますが。hwtms

前置きが長くなってしまいましたが、久しぶりのフルスタジオ収録の今作、ほぼ期待通りの出来で、レジェンド健在といった趣きです。フォースターの同題ノベルのコンセプトに忠実に作られたことで、筋の通った完成度になっています。

ジャケットは、最近よく起用される関連バンド、クレルのマーティンMが担当。原作ノベルの主人公クーノーをイメージしたものと思われます。

各曲レビューは改めて行います。

THE MACHINE STOPS+スプリングツアー!

machinestops.jpg昨年から告知されていた最新スタジオ・アルバム THE MACHINE STOPS のカバー画像とそれに伴う春ツアーがアナウンスされています。予定通りEM.フォースターの古典SF「機械が止まる」をベースにしたコンセプト・アルバム。ここ数年ブロックがテーマにしているテクノロジーの発達にともなう人間性の喪失を扱ったもので、Fahrenheit 451(華氏451度)などにも通じるテーマ。
アルバムのリリースは4月とされ、ツアーは3月26日お膝元デボンでのファン向けイベントHAWKEASTER2016の2日間を皮切りに4月下旬まで11公演、そのうち4/14-20は連日のブッキング、相変わらず現役バリバリです。
新作への期待が高まりますね!

デイヴ・ブロックのソロ BROCKWORLD、リリースは3月

オフィシャルサイトで昨年リリースすると予告、予約を受け付けていたデイヴの新作ソロですが、本国からの情報筋によると、発売は3月4日になったとのこと。まだ英米のAmazonにもリストされていません。
内容は前作 Lookin For Love In The Lost Land Of Dreams (2012/ESOTERIC RECORDINGS-CHERRY RED)同様、小曲がずらっと収録されたアルバムになります。デイヴがすべての楽器をプレイしてますが、R.チャドウィックがドラムで数曲参加しています。
デイヴのソロはホークスほど派手さはありませんが、スペースロックの文脈で作られた楽曲が大半を占めているので、落ち着いたホークスという捉え方でリスニングするには良いですね。brockworld.jpg
トラックリストは下記です。
01. Life Without Passion
02. Life Without Passion {reprise}
03. Manipulation
04. Domain Of Those That Fly
05. Ascent Of Man
06. Magnetism
07. Getting Old And A Single Man
08. Last Tango
09. Horizon
10. Unity
11. The End
12. Leviathans Of The Air
13. Falling Out Of Love
14. Age Of Psychedelia
15. The Patient

来日公演直前 新作SAPCE RITUAL LIVE レビュー

本日午前中に入国しています。いよいよですね!
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さて、その予習になりそうな新作ライブアルバム SAPCE RITUAL LIVE のレビューです。すでに国内に入荷してきています。
まずタイトル、どこにも2014という表記がなくシンプルにSPACE RITUAL LIVEというタイトルになっています。リリースはプログレ系DVDを大量にリリースしている GONZO MULTIMEDIA。
基本は昨年(2014)2月22日に、ロンドンの由緒あるシェパーズ・ブッシュ・エンパイアにて行われた宇宙の祭典40周年記念ギグの実況です。
前半(CD1)は最近のステージの演目、オンワードや最近比較的多く入っているカルバート期の曲などで構成。そして後半(CD2)は宇宙の祭典の再現です。
バージョンは2CD+2DVD、2CD+DVD、2CDの3通りになります。
2CD+2DVD 前半、後半ともCD、DVDに収録された完全版。
2CD+1DVD 前半はCDのみ。後半はCDとDVD。
ということになっています。
今回入手したのは2CD+DVD版です。DSC_0070.JPG
ステージの様子ですが、この数年のレイアウトと変わらず。上手にKeyのデッド・フレッド・リーヴス、デイヴはGのみでシンセ関係は無し、センター奥チャドウィック、左にブレイクで手元にテルミン、PC、肩にショルダーキーボード、その左はBのディブス、下手はホーンでBとPC。
ブレイク先生はショルダーとテルミンに専念し、バックキーボードはフレッドが押さえているという感じですね。
ゲストのジョン・エサリッジは祭典ライブの前半でリードギターで参加。デイヴがマシンガン・カッティングにまわって、エサリッジがリードプレイ、故ラントン様在籍期のような感じ。
またホーンは完全にベースにシフトしたようで、ディブスのベースと入れ替わりつつ、曲によってはツインベースとなっています。そのためディブスがベースを持たずに歌う場面も増えています。
カルバート期の曲が多いのは、リードボーカルをとるディブスの声質がなめらかなので、カルバート曲と相性が良く、その辺が理由かもしれません。
UtopiaはArrival In UtopiaとUtopiaがセットで演奏されますが、やっぱりこの布陣でもこの曲はかっこいいです。
OpaLokaは別の曲に聞こえます、延々続く縦ノリは原曲と同じでこれはこれで良い。Spiral Galaxyはハウス曲ですが、フレッドとティムのWキーボードでほぼ再現。
最近の曲Sentinelは哀愁感漂う良い曲ですが、ライブに関わらずしっかり盛り上がり、現ユニットの安定感を見せつけられます。今のホークスはスペースロックのショーケースというか、昔の野放図さは微塵もない、45年間ぶれずにやってきた貫禄の演奏となっています。
Spirit OF The Ageもカッチリ演奏、後半の盛り上がりも最高です。
おそらく日本公演でも、そのプロぶりを発揮するでしょう。でもいつリハするんでしょうか、前夜も他のバンドのステージがあるので、当日一発でしょうか。それでも余裕だと思います。
祭典再現はもうそのままではありますが、でも、この安定感での演奏ですので、破綻のない箱入りのような感じがします。
最近のステージはシンプルで、機材も最小限です。背景の投影だけは相変わらずサイケなイメージを出しています。ダンサーは女性2名、ちょっと吹き出しそうなコスチュームですが、いたって真面目にやってますので、もし登場しても笑わないでくださいね。
デイヴはまだ声が出ているので、調子悪くなければ日本公演でも、あの歌声が堪能できそうです。
期待が高まりますね!

そして本家の新作 SPACE RITUAL-LIVE 2014

すでに告知されている、正真正銘の公式新作は昨年のSAPCE RITUAL再現ツアーの様子を収めたライブアルバム&DVDがリリース予定です。収録曲詳細が判明しましたのでお知らせします。
収録は昨年2月22日、場所はロンドンのシェファーズ・ブッシュ・エンパイヤ。前年はファン待望のWarrior On The Edge Of Timeの公式初CD化を記念した、Warrior 完全再現ツアーを行なっていましたが、昨年になってセットリストが変更。そして2月22日は、動物愛護協会へのチャリティを兼ねSPACE RITUAL再現ライブを実施。ステージの様子はビデオにも収録されました。出演は現メンバーの5人に加えて、ここ数年ギグには必ず参加しているキーボードのデッド・フレッド・リーヴス。そしてこの日はスペシャルゲストで、ウルフ、ソフトマシーンで活躍したジョン・エサリッジが参加。前半は近年の曲、カルバート期、絶命などの曲、後半に祭典再現を行いました。
発売は2CDセット、もしくは2CD+DVDという2つのフォーマットでリリースされます。
DVDは2CDの収録曲は全曲収録。セットリストと比較するとアンコールのシルバーマシンがないようですので、そこは残念ですね。
収録曲は以下です。
Track List – Disc 1 [CD – both versions]:
01. Seasons
02. Steppenwolf
03. Utopia
04. Opa Loka
05. Spiral Galaxy
06. Reefer Madness
07. Sentinel
08. Spirit Of The Age
Track List – Disc 2 [CD – both versions]:
01. Earth Calling
02. Born To Go
03. Down Through The Night
04. Poem / 1st Landing
05. Lord Of Light
06. Poem / Black Corridor
07. Space Is Deep
08. A Step Into Space
09. Orgone Accumulator
10. Upside Down
11. Poem / 10th Second Of Forever
12. Brainstorm
13. Seven By Seven
14. Sonic Attack
15. Time We Left
16. Masters Of The Universe
17. Welcome To The Future
Track List – Disc 3 [DVD – 2CD+DVD version only]:
01. Seasons
02. Steppenwolf
03. Utopia
04. Opa Loka
05. Spiral Galaxy
06. Reefer Madness
07. Sentinel
08. Spirit Of The Age
09. Earth Calling
10. Born To Go
11. Down Through The Night
12. Poem / 1st Landing
13. Lord Of Light
14. Poem / Black Corridor
15. Space Is Deep
16. Step Into Space
17. Orgone Accumulator
18. Upside Down
19. Poem / 10th Second Of Forever
20. Brainstorm
21. Seven By Seven
22. Sonic Attack
23. Time We Left
24. Masters Of The Universe
25. Welcome To The Future
ということで、来日ではどんな曲目になるのか分かりませんが、予習には
良さそうです。

EMIから廉価版11枚組ボックスセット発売予定

本国からの情報によると、EMIからホークスのアーカイブセットがリリース予定とのこと。
タイトルは THIS IS YOUR CAPTAIN SPEAKING… YOUR CAPTAIN IS DEAD。まだAmazonUKでもタイトルくらいしか情報が出ていません。発売日は未定。
UA期のレギュラーアルバム(権利の関係で絶体絶命は含まれません)
1st、宇宙の探求、ドレミ、宇宙の祭典、永劫の宮殿、それにGreasy Truckers Party、Live At Chicago Auditoriumのライブセット、あとはStasisのようなシングルバージョン、B面曲などのコンピレーションとなります。おそらく、すべて既出かと思いますが、リマスタリングなどの情報は現時点では不明です。各ディスクはカードボードに収められるようです。これからホークスファンを始める方にはおすすめです。初期のホークスはこれでほぼ網羅できそうです。
Hawkwind-This Is Your Captain Speaking [FC].JPGHawkwind-This Is Your Captain Speaking [Box].JPG
Track List – CD 1 [HAWKWIND]:
01. Hurry On Sundown (4:55)
02. The Reason Is? (3:30)
03. Be Yourself (8:01)
04. Paranoia – Part 1 (1:12)
05. Paranoia – Part 2 (4:10)
06. Seeing It As You Really Are (10:44)
07. Mirror Of Illusion (6:59)
Track List – CD 2 [IN SEARCH OF SPACE]:
01. You Shouldn’t Do That (15:41)
02. You Know You’re Only Dreaming (6:37)
03. Master Of The Universe (6:16)
04. We Took The Wrong Step Years Ago (4:50)
05. Adjust Me (5:46)
06. Children Of The Sun (3:21)
Track List – CD 3 [GREASY TRUCKERS PARTY – Disc 1]:
01. Announcement / Apology
02. This Is Your Captain Speaking {Breakdown}
03. This Is Your Captain Speaking
04. You Shouldn’t Do That
05. Awakening
06. Master Of The Universe
07. Paranoia
Track List – CD 4 [GREASY TRUCKERS PARTY – Disc 2]
01. Earth Calling
02. Silver Machine
03. Welcome To The Future
04. Born To Go
05. Brainstorm {Jam}
06. End Announcement
07. Master Of The Universe [Original 1972 LP mix]
08. Born To Go [Original 1972 LP mix]
Track List – CD 5 [DOREMI FASOL LATIDO]:
01. Brainstorm (11:32)
02. Space Is Deep (6:20)
03. One Change (0:50)
04. Lord Of Light (6:59)
05. Down Through The Night (3:04)
06. Time We Left This World Today (8:43)
07. Watcher (4:10)
Track List – CD 6 [SPACE RITUAL ALIVE – Disc 1]:
01. Earth Calling (1:44)
02. Born To Go (9:55)
03. Down Through The Night (6:17)
04. The Awakening (1:34)
05. Lord Of Light (7:17)
06. Black Corridor (1:51)
07. Space Is Deep (8:12)
08. Electronic No. 1 (2:32)
Track List – CD 7 [SPACE RITUAL ALIVE – Disc 2]:
01. Orgone Accumulator (9:56)
02. Upside Down (2:43)
03. Seconds Of Forever (2:05)
04. Brainstorm (13:46)
01. 7 By 7 (6:05)
02. Sonic Attack (2:53)
03. Time We Left This World Today (5:42)
04. Master Of The Universe (7:40)
05. Welcome To The Future (2:49)
Track List – CD 8 [HALL OF THE MOUNTAIN GRILL]:
01. Psychedelic Warlords {Disappear In Smoke} (7:21)
02. Wind Of Change (4:36)
03. D-Rider (6:14)
04. Web Weaver (3:09)
05. You’d Better Believe It (7:14)
06. Hall Of The Mountain Grill (2:23)
07. Lost Johnny (3:28)
08. Goat Willow (1:37)
09. Paradox (5:35)
Track List – CD 9 [1999 PARTY – Disc 1]:
01. Intro / Standing On The Edge (4:17)
02. Brainbox Pollution (7:52)
03. It’s So Easy (11:03)
04. You Know You’re Only Dreaming (4:43)
05. Veterans Of A Thousand Psychic Wars (2:21)
06. Brainstorm (9:19)
07. Seven By Seven (9:26)
Track List – CD 10 [1999 PARTY – Disc 2]:
01. Watcher (6:40)
02. Awakening (2:41)
03. Paradox (5:44)
04. You’d Better Believe It (8:09)
05. Psychedelic Warlords {Disappear In Smoke} (3:47)
06. D-Rider (7:46)
07. Sonic Attack (4:31)
08. Master Of The Universe (6:57)
09. Welcome To The Future (2:32)
Track List – CD 11 [OF TIME & STARS – THE SINGLES]:
01. Hurry On Sundown [mono single version]
02. Mirror Of Illusion [mono single edit version]
03. Silver Machine [original single mix]
04. Seven By Seven [original single mix]
05. Lord Of Light [single mix]
06. Born To Go [live single version edit]
07. Urban Guerilla
08. Brainbox Pollution
09. You’d Better Believe It [single version edit]
10. Paradox [remix single edit]
11. Psychedelic Warlords {Disappear In Smoke} [single version]
12. It’s So Easy
13. Seven By Seven [live ‘Space Ritual’ single edit]
14. Silver Machine [Roadhawks single mix]
15. Seven By Seven [remixed single version]

新作、ソロ作、国内盤情報

新作プロモーションのツアーが一段落し、昨日はチェルトナムの野外フェスに出演しました。
今年については夏にいくつかのフェス、9月に後半にUK内でのギグ、ポーランドのフェスへの遠征が予定されているようです。また先日のD.ブロックのインタービューでは、昨年4つのプロジェクトを手がけ、うちバンド作であるオンワードがリリース、残りについては以下となるそうです。
STELLAR VARIATIONS
D.ブロック、R.チャドウィック、N.ホーンの3人のユニットでの制作。ホークス用に書かれた楽曲を録音しようとしたのが昨冬。イギリスはひどい大雪に見舞われ、近所に住んでいるリチャードとナイルしか参加できなかったため。オンワードと同傾向だが、よりヘビーなスペースロック、奇妙なコードシークエンスなどの楽曲で、すでに4曲制作しているとのこと。Four Legs Good, Two Legs Bad という曲はジョージ・オーウェル作の小説「動物農場」からインスパイア。今秋リリース予定。
デイヴのソロ・アルバム
LOOKING FOR LOVE IN THE LOST LAND OF DREAMS

従来のソロ同様ホークスのエッセンスが感じられる作品とのこと。長年ホークスに在籍しているので、ソロはホークスと通じるものになってしまうね、との談。ドラムにR.チャドウィクが参加、それにかつてジェイソン・ステュワートとレコーディングしたテイクも2曲ほど収録されるとのこと。こちらも今秋リリースしたいとのこと。
ウイリアム・シャトナーとのセッションSeeking Major Tom
スタートレックのカーク船長で有名なW.シャトナー氏が昨年リリースした「シーキング・メイジャー・トム」。そのネームバリューから、豪華アーティストが各曲に参加していますが、ホークスの「シルバー・マシン」も選ばれ、デイヴの元にギタリストとして参加要請がありました。アメリカでレコーディングするので来れるか?という話。しかしUSでの就労ビザを取得するには、アメリカ大使館に行き長い列に並ぶ必要があるので、それは勘弁したく断ったそうです。結局、元バニラ・ファッジ、カクタスのカーマイン・アピス、MC5のウエイン・クレイマーという錚々たる面々が「シルバー・マシン」を演奏、このアルバムに収録されました。もしもデイヴが渡米していたら、この面々と一緒にプレイしたかもしれないですね。
そこで話は終わらず、どうやらシャトナーとはその後、やっぱり何かやろうってことで、データのやり取りで Sonic Attack を作ってしまったそうです。おそらくギャラとか発生していないようなので特に問題ないようです。インターネットで聴けるよ、ってデイヴは言ってますが、まだ見当たりません。
ちなみに、シャトナーは歌が上手ではなく、シンガーというよりは朗読や語りみたいな感じでやってます。豪華なバック面々であるがゆえ、ズッコケ度満点なアルバム。
国内盤リリース情報
しばらくリリースの止まっていたWHDエンターテイメントのAtomhenge日本盤ですが、7月25日リリース予定で以下のアルバムが予定されています。
CHOOSE YOUR MASQUES 81年RCA
SPACE BANDITS 90年GWR
THE BUSINESS TRIP 94年EBS
DISTANT HORIZONS 97年EBS
また、非正規のRFM盤のWARRIORに韓国レーベルが変形紙ジャケとしてリリースしていますが、それを国内発売する動きがあるようです。早いところ、ATOMHENGEから正規盤をリリースして欲しいものですが、レミーの許諾云々の話以降、音沙汰がありません。

ONWARD アナログレコード盤

ONWARDのアナログ盤。
前作同様、BACK ON BLACK ROCK CLASSICS レーベルからのリリース。
180gのLPレコード2枚組。裏ジャケットに曲目があるだけで、インナースリーブにも記載は無し。CDに較べると情報が少ないです。
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曲目は以下の順で収録されています。
Track List – Vinyl LP1 – Side A:
01. Seasons
02. Hills Have Ears [guest guitarist: Huw Lloyd-Langton]
03. Mind Cut
04. System Check
05. Death Trap
Track List – Vinyl LP1 – Side B:
01. Southern Cross
02. Prophecy
03. Electric Tears
04. Drive By
05. Computer Cowards
Track List – Vinyl LP2 – Side A:
01. Right To Decide
02. Aero Space Age
03. Flowering Of The Rose
Track List – Vinyl LP2 – Side B:
01. Howling Moon
02. Trans Air Trucking
03. Deep Vents
04. Green Finned Demon
05. * Bonus Mystery Track *
CDに収録されている最後の隠しトラックも入っています。今回、通常CD版、LTD CD版、アナログ通常版、アナログLTD版、すべてのバージョンで収録曲に変更なしということにしたそうです。バージョンによって差をつけるとファンが混乱するのを避けたいということらしいです。
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そしてPLASTICHEADの通販サイトでのみ購入可能な限定カラービニール。今回はモスグリーンと告知されていましたが、ご覧のようなものです。この模様ですが、1枚1枚ごとに異なります。
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この限定盤にはポスターがおまけで付きます。アルバムカバーと同じもの。
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音質はCDと比較しても大きく変わりません。前作同様、あまりいい音質ではないですね。PCでレコーディングし、ミックスダウンもPC上でやっているので、音質に相当気を配らないといけないと思うのですが、どうもそのあたりが今ひとつのように思います。

ホークウィンド「オンワード」レビュー第2弾 (Hawkwind Onward LTD Edition Review)

スタンダードのプラケース版に続き、LTDというタイプでブックレット仕様の限定版が届きました。今回は割と順調にリリースが進んでいますね。残すはアナログ盤(2LP)のリリース。

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ご覧のように厚手のハードカバーの体裁で、CDは表表紙の裏、裏表紙の裏それぞれに収まります。プラケのブックレットと同じものが中ページとして糊付けで挟み込まれています。

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記載されている情報やCDそのものの内容もスタンダード版と変りありませんので、好みで選んで差し支えないでしょう。このLTD版は5000枚限定ということです。
ちなみにLTD版のディスクをスタンダード版と比較してみたところ、収録トラックは全く同じですが、プレスは異なっておりました。
カバーの品番は以下のように区別化されており、それぞれのディスクの品番もそれに合わせていました。
スタンダード・エディション EW0101CD DISC1 / EW0101CD DISC2
LTD・エディション EW0100CDLTD DISC1 / EW0100CDLTD DSIC2
イギリスの METAL FORCES というHR/HM系情報サイトに、デイヴ・ブロックのインタビューが掲載され、このオンワードについてコメントしていますので紹介します。前回レビュー時のPROG誌のインタビューにはなかった新たなコメントや発見もあります。
オンワードは世界で今起きている様々な事柄についてのものだ。Computer Cowards は、パソコンで絶えず他者をののしり批判している連中について、またそれによって自殺に追い込まれてしまう子供達について。音楽ビジネスのいろいろな面に関わっている人間も批判されている、我々は常に今何が起きているのかを見つめている。
The Prophecy はラーマのことであり、予言をするシャーマンのことでもあり、キリストのことでもある。これらの予言者はいろいろ異なる予言をし、人々に影響を与える。非常に興味深いテーマであり歌詞である。
The Flowering Of The Rose、Aerospace Age、The Right To Decide については2つのフェスでのライブレコーディングとのことです。レコード会社から3曲ほどボーナストラックを入れて欲しいとの依頼があったので、故ジェイソン・ステュワートと最後のセッションを選んだとのこと。
長年に渡ってアルバムをリリースし続けてきたことについて。最初のアルバム制作、それは誰にとっても偉業となる。そして次の作品、そのまた次の作品と作っていくのは、絵を描くのと同じようなものだ。音を使って絵を描くということ。それをコンスタントかつ興味深いものに仕上げていく、それがアーティストであり、我々が我々たる由縁でもある。
カバーアートワークは前作同様、マーティン・クレルとのことです。今回はセカンドネームがKrelではないので、前作とは違う人かと思いましたが、同じでした。ブロックは今回のアートワークも大変気に入ってるとのこと。
レコーディングについて。
我々は良く話し合うし、あるいは一緒にいても何もしなかったりと、とにかく頻繁に共に過ごしている。お互いに様々なアイデアを持ち寄っている。現在はテクノロジーの進歩があり、メンバーみんながMacを持っているので、その気になればどこでもアイデアをすぐさまレコーディングできる。ついさきほどもティムとSkypeで話したところだ。彼が作った素材を送信してきたので、それを聴いてどんなものかすぐに確認できる。昨今では曲の断片をプレイしパソコンに取り込むなんて君にも簡単にできる。我々はそれを巨大なスピーカー通してラウドなロックにするわけだ。むかしはテープレコーダーだったけどね。その当時のオーディオジェネレターとあまり変わりない機材は今も使ってるし、ギターはほとんど同じ、シンセ類も相変わらず使っている。また、楽しい様々なシーケンス・ループも使う。テクノロジーの進化によって、他の多くのバンドも同じように使いたいサウンドを使っている。
その他、この秋にリリース予定のアルバムやら、スタートレックのカーク船長を演じたウイリアム・シャトナーとレコーディングをしたとか、日本には昨年行けなかったので、今年こそは行くかも、という発言など興味深いコメントが満載です。非常に濃い内容ですので、次回引き続き紹介します。