PARALLEL UNIVERSE 8月30日

United Artists時期の3CDコンピレーション PARALLEL UNIVERSE ですが、Amazonにも掲載されました。ジャケ画像はリリースされていない模様で、おそらくこのメンバーフォトは仮のものかと思われます。
なおAmazonでは発売日が8月30日となっており、22日から少し延期されたようですね。
Amazon UK はこちら。
ライナーノートはニックが書いていますが、先日ツイットしましたようにすでにニックのサイトでその文章を掲載しています。5月に逝去した古くからの理解者、協力者でしたDJ、アンディ・ダンクレーに捧げています。

驚愕の未発表テイク多数!UA期のコンピ3CDセット発売 PARALLEL UNIVERSE (A Liberty/U.A. Years Anthology 1970 – 1974)

先日72年のライブ秘蔵音源のリリース情報をお知らせしましたが、同じく8月にまたまた秘蔵音源のリリースがあります。
8月22日、EMI(UK)より、PARALLEL UNIVERSE という3CDセットのコンピレーションがリリースされます。その収録曲には、なんと12曲にものぼるUA期の未発表テイクが含まれるとのこと。ホークスのUA期といえば、バンドの黄金期。この時期の秘蔵音源はEMIによって発掘&リリースされてきましたが、さすがにもうネタは尽きていると思っていました。今回のリリースはそういう意味でまったく予期せぬ出来事。またまたEMI、やってくれたー!(喜)って感じですが、その内容を知れば知るほど興奮です!
タイトル:
PARALLEL UNIVERSE
A Liberty/U.A. Years Anthology 1970 – 1974
以下、収録曲一覧です!未発表テイクとクレジットされているトラックを赤文字にしています。
CD 1:
Hurry On Sundown (original mono single)
Mirror Of Illusion (mono single edit)
You Know You’re Only Dreaming (original 1970 version) (previously unreleased)
The Reason Is (alternate version) (previously unreleased)
Be Yourself (alternate mix) (previously unreleased)

Seeing It As You Really Are (from the album Hawkwind)
Hog Farm (previously unreleased)
Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1971 version) (previously unreleased)

You Shouldn’t Do That (from the album In Search Of Space)
Master Of The Universe (original vocal take) (previously unreleased)
Children Of The Sun (from the album In Search Of Space)
Paranoia (Greasy Truckers Party version – live)
CD 2:
Brainstorm (from the album Doremi Fasol Latido)
Space Is Deep (from the album Doremi Fasol Latido)
Lord Of Light (from the album Doremi Fasol Latido)
Take What You Can (previously unreleased)
Silver Machine (original single mix)
Seven By Seven (original single alternate vocal mix) (previously unreleased)
Born To Go (Space Ritual version – live)
Down Throught The Night (Space Ritual version – live)
Orgone Accumulator (Space Ritual version – live)
Sonic Attack (Space Ritual version – live)
CD 3:
Ejection
Urban Guerilla (original single)
Brainbox Pollution (Full length version) (previously unreleased)
It’s So Easy (original studio version) (previously unreleased)
You’d Better Believe It (Rockfield Studios version) (previously unreleased)

Psychedelic Warlords (Disappear In Smoke) (single version)
Wind Of Change (alternate version) (previously unreleased)
Paradox (remix single edit)
Hall Of The Mountain Grill (from the album Hall Of The Mountain Grill)
Lost Johnny (from the album Hall Of The Mountain Grill)
D-Rider (1999 Party version – live)
The Watcher (1999 Party version – live)
さらに購入者特典として、Webサイトからのダウンロード提供が!
Hawkwind Zoo – Sunshine Special E.P. (digital download only)
1. Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1969 mix) * (Previously unreleased)
2. Cymbaline *
3. Hurry On Sundown (1969 mix) * (Previously unreleased)
4. Kiss Of The Velvet Whip (aka Sweet Mistress Of Pain) (1972 stereo remix)
5. Hurry On Sundown (1972 stereo remix)
* mono
特に69年の HAWKWIND ZOO 期や1stアルバム収録時期の音源の充実や Brainbox Pollution のフルレンスバージョン、You’d Better Believe It のスタジオテイク、Wind Of Change の別テイクなど、存在さえも知らなかったテイクばかり。ただし未発表とされているテイクの一部には80年代に FLICKNIFE からリリースされた音源も入っているように思いますので、すべてが未発表音源ではないと思います。基本アルバム収録前のデモや習作みたいなものがほとんどかと思われますが、この時期のものだからこそ、極めて興味深いですね。Atomhenge の一連の再発シリーズにもたくさんのアウトテイクが収録されていますが、案外残っているものなんですね。それにしても今回のは時代がさらに古いので、実に貴重な音源の発掘といえます。発売が今から楽しみです。Amazonで見る。
なお参考までに、EMIがホークスの既存のレギュラーアルバム以外で、発掘&リリースしてきた音源は以下のようなものがあります。

stasis_cd.jpgSTASIS THE UA YEARS 1971-1975 (1990)
主にシングルバージョンやB面曲など、アルバム未収テイク集。ライナーには各テイクの出自などの資料的情報が充実。Amazonで探す。
1999party.jpgTHE 1999 PARTY LIVE AT CHICAGO AUDITORIUM (1997)
74年3月、USツアー中のシカゴでの収録。レコーディングエンジニアは、ロイ・トーマス・ベイカーがあたり、当時リリースを目論んでいたと思われるクオリティ。SPACE RITUAL から HALL OF THE MOUNTAIN GRILL への過渡期という音源。Amazonで探す。
epocheclipse3cd.jpgEPOCHECLIPSE 30 YEAR ANTHOLOGY (1999)
バンド結成30周年記念リリース、UA期以降の時期も俯瞰的に網羅、レーベルを超えたコンピレーション。公式リリースとして唯一、絶体絶命の数曲が収録されています。3枚組コンピレーションとして選曲がよく考えられており、ホークスの俯瞰に最適。1枚ものもありますが、さすがにそちらは物理的にきつい。マスタリングエンジニアはあのゼウス・B・ヘルド。でもほぼ全曲LRが逆という、意図したものなのか、ただのミスなのか不明というシロモノ。多分ただのミス。とはいえ、レギュラーアルバムのリマスタが96年で音質が悪いので、このコンピでの音質はそれよりも結果良いです。Amazonで探す。
greasy.jpgGREASY TRUCKERS PARTY (2007)
1972年2月13日にロンドンのラウンドハウスにて開催された同イベントの実況録音。同年、United Artists は出演バンドのうち人気の高い3つのバンド(ホークス、マン、ブリンズレー・シュウォーツ)の演奏を編集し2枚組LPに編纂しリリース。そのため、ホークスの演奏も当日の一部しか聴くことができませんでした。当日の全演奏はEMIが所有していることは知られていて、以前VOICEPRINTが版権を取得しようと試みましたがマンはリリースできたものの、ホークスはライセンスされませんでした。ホークスに関してはEMI自らリリースしたかったようです。この実に35年ぶりの正式再リリースにおいて、ようやく3つのバンドの演奏完全収録版となりました。一つのバンドが1枚のCDに収録され、3枚組となっています。IN SEARCH OF SPACE から DOREMI リリース前の時期で、メンバーになったばかりのレミーやシルバーマシンのベースになった演奏など、当時のバンドの様子がライブならではのリアリティで感じとることができます。Amazonで探す。
ritual_ce.jpgSPACE RITUAL COLLECTOR’S EDITION (2007)
LP時代から収録の都合上一部カットしている Brainstorm と Time We Left This World Today がそのまま収録。また、アンコールで演奏された You Shouldn’t Do That(ROADHAWKS に収録されていました)も収録し補完された完全版。
通常盤は96年のリマスタで、あまり音質が良くないですが、これは2007年最新リマスタで音質も格段に良くなっています。これがCD2枚に収録、もう1枚はDVDで5.1chサラウンドミックスとなっています。さらに当時のプロモフィルム Silver Machine と Urban Gurilla も映像で収録。細かいところですが、このアルバムカバーの色が最も当時のUK原盤の色味に近いです。当時の日本盤やその他のCDも色がドギツイものが多く、このバージョンの品の良い色がオリジナル。Amazonで探す。
AT THE BBC -1972AT THE BBC -1972 (2010)
マニアの間では古くから BBC Transcription Disc として知られていたライブテイク。BBCが収録し当時OAしたものですが、それを海外放送局のOA用に提供するためのLPがプレスされていました。一般流通しない希少な放送局用ディスクとしてマニアの間で取引されていますが、以前BBCがCDにて一度リリース。またブートレグでもリリースされたことも。BBCのものはOA用モノラル、ブートはステレオでした。これを改めてEMIがまとめて公式リリース。モノラル版とステレオ版それぞれを1CDに収録した2枚組セット。72年9月28日ロンドンでの収録です。Amazonで探す。

これらのアーカイブ編纂により、72年バンドの黄金期の記録はかなり充実。収録日順に列記すると以下のようになります。
LEAVE NO STAR UNTURNED (72年1月27日) ※近日発売
GREASY TRUCKERS PARTY (72年2月13日)
AT THE BBC -1972 (72年9月28日)
SPACE RITUAL (72年12月22日、30日)

72年1月ライブ音源リリース!

leavenostar.jpg突如リリース告知が掲載された英 EasyActionというレーベル。Tレックスやボランなどの音源をリリースしていたようです。今回リリースされることになる音源は1972年1月27日、ケンブリッジのコーン・エクスチェンジで開催されたThe Six Hour Technicolor Dreamというイベントで元ピンクのシド・バレット率いるラスト・ミニット・プット-トゥギャザー・ブギー・バンドとピンク・フェアリーズ、そしてホークスが参加しました。ギグの模様は収録されたそうですが、機材が良くなくあまりいい音質ではないようです。今回EasyActionがこの音源を入手し、晴れてCD化されます。アルバムタイトルは LEAVE NO STAR UNTURNED。この時期はEMIのライセンスが必要ですが、このリリースはEMIのライセンスも取得しているので正規リリースです。ベースがレミー、ドラムがテリー・オリスという布陣、シルバー・マシンの収録など、興味は尽きません。
タイトル LEAVE NO STAR UNTURNED
トラックは以下。
1. Technicians Of Spaceship Earth (Intro)
2. You Shouldn’t Do That
3. The Awakening
4. “You know you’re Only Dreaming”
5. Master Of The Universe
6. Paranoia
7. Earth Calling
8. Silver Machine ( Diff. Lyrics and Vocals )
9. Welcome To the Future
10. Born to go (encore)
レーベルのサイトでは通販をやっています。初回限定でロングボックス、またLPも販売予定です。

オフィシャルサイトにて新曲等公開中

先日から、ホークウインドのオフィシャルサイトにて新曲他数曲公開されています。
ホークスの新作、D.ブロックのソロ新作に収録されると思われる曲だけに興味深いものです。
In the Footsteps Of The Great One デイヴのソロ曲。動画付きで公開されていますが、 BLOOD OF THE EARTH のジャケを制作したマーティン・クレルが制作したものです。この動画の世界のように、意を決して何かに向かって突き進んでいくような曲調。ほぼキーボードのみの演奏で行進のようなミドルテンポのシークエンスにクワイアー系パッド、デイヴの語りという構成。
Dam Jam Jason その名のとおりジェイソン存命中のライブテイク。Damnation Alley の間奏ジャムパート。2008年ですので、D.ブロック、R.チャドウィック、Mr.ディブス、T.ブレイクとJ.ステュワート。安定したリズム隊にデイヴのギター、ティムのシンセが交互にソロプレイ。リラックスした演奏ですが、最近のホークスのエッセンスが凝縮、ドライブ感のあるスペイシーな演奏。
Lover’s Whim デイヴの新作から。ここでデイヴの新作のタイトルは LOOKING FOR LOVE IN THE LOST LAND OF DREAMS とアナウンスされています。随所にホークスのイディオムが散見されますが、スペイシーさは無くダウナーなムードがあります。
We Serve Mankind このD.ブロックとN.ホーンによるナンバーがホークスの次作 STELLA VARIATIONS (アルバムの正式タイトルになるかは未決定)に収録予定のトラックです。ドス系リフに電子音乱舞の定番スタイル。ボーカルライン中心の曲。終盤子供の声と水に飛び込む音がおもしろいですね。年内リリースを目指しているようです。

UA時代アナログ再発盤リリース中

英 BACK ON BLACK 社製、180gビニールがリリースされています。ディストリビューションは、新作と同じ PLASTICHEAD。
国内にも入荷し、DUさんでも発売中とのこと。
当時1枚のLPが余裕を持たせたカッティングにより2枚になっています。新作 BLOOD OF THE EARTH 同様、カラービニール。特にボーナストラックなどは収録されていません。
以下、ラインナップ。(価格はDUさん)
HAWKWIND / 輸入2LP / 3,200円
IN SEARCH OF SPACE / 輸入2LP / 3,200円
DOREMI FASOL LATIDO / 輸入LP / 3,200円
SPACE RITUAL VOL.1 / 輸入2LP / 3,200円
HALL OF THE MOUNTAIN GRILL / 輸入2LP / 3,200円
MASTERS OF THE UNIVERSE / 輸入LP / 2,700円

BACK ON BLACK RECORDS Webサイト

SAPCE RITUAL は後編のVOL.2も発売予定です。

Atomhenge リリース予定

デイヴ・ブロックの1stソロ EARTHED TO THE GROUND が ATOMHENGE よりリリースされましたが、2ndソロ AGENTS OF CHAOS も6月にリリースされるとのことです。
distanthorizons.jpg今月リリースされるホークス97年の DISTANT HORIZONS のボーナストラックについては、以下の2トラックになるとのことです。
Morpheus and Archaic
Kauai -Alternative take
ともに DISTANT HORIZONS 収録時のスタジオデモテイク。このアルバム、当時は何かと問題視されました。アルバム冒頭の反復シークエンスにのってラッパー登場という、一瞬誰もが耳を疑うスタートが非常に印象的。ただ、その後は前作 ALIEN 4 からスペイシーさを取り除いた感じの仕上がりになっています。この頃、デイヴの関心が宇宙から地球に向いていて、ハワイで火山を見たりとネイティブなエネルギーに注視していたことで、妙に暖かいムードのある作風となっています。メンバーは ALIEN 4 からの流れで、アラン・デイヴィが脱退、デイヴ、チャドウィック、そしてロン・トゥリーがボーカルに加えベースも兼務、そこにジェリー・リチャーズ(g/vo/key)が加入という布陣。J.リチャーズは達者なギタリストで、現在のN.ホーンと同様の立ち位置。
全体になんかいつもと違う感触なのは、電子音が少なく、タイトでコンパクトなアレンジのためかもしれません。アルバムはそのような感じであまりおすすめできる作品ではありませんが、当時のステージはアルバムより勢いがあって全然良いと思いました。Amazonにて確認する。

brockcalvert.jpgまた VOICEPRINT の HAWKWIND RECORDS からは2006年に通販のみでリリースされていた、THE BROCK/CALVERT PROJECT が正規流通版として VOICEPRINT より6月にリリースされる模様です。カルバートが自らの詩の朗読をしたテープが多数残っていたものにデイヴが楽曲をかぶせたものです。A.デイヴィ、R.チャドウィック、J.ステュワートが参加していますがバンド感は皆無で、ほとんどが打ち込み主体のBGM的曲。J.ステュワートの持っているジャジーなムードがよく表れています。この作品もマニア向けの内容です。
余談ですが、カルバートが亡くなった際 (88年8月)、ホークスはテュークスベリーのフェスに参加中、ニックも同フェスに参加していました。一報がニックに知らされ、ニックはデイヴにその知らせを伝えたそうです。

ティム・ブレイク・インタビュー

 シングルカットとして、ブレイク先生作 Inner Visions との情報です。先日、BLOOD OF THE EARTH リリースに伴った、ブレイク先生のインタビューが以下サイトに掲載されました。
 http://www.antimusic.com/news/10/aug/09Singled_Out-_Hawkwinds_Inner_Visions.shtml
 ドイツのヘルツバーグ・フェスの際、ホテルでのインタビューとのこと。かつての Lighthouse のホークスでの演奏はブロックの発案だったとか、ソロ作 TIDE OF THE CENTURY のコンセプト、タイトルナンバーのホークスのステージでの採用、また Inner Visions のコンセプトについても明快に語っています。
 シングルは10日にリリースとありますが、今のところリリースされた形跡がありません。なお PLASTIC HEAD USA からのディストリビューションは開始されており、すでに BLOOD OF もCD1枚モノとLP2枚組が米国にてリリースされています。USAプレスではなく、UKでリリースされたものと同一のようです。
Hawkwind 2010

EMI紙ジャケ DU特典

du_emi_box.jpg EMI紙ジャケ、まとめて購入の特典。祭典ボックスと当時の日本盤の復刻ミニ帯です。探求の帯だけ2ndプレスの帯となっています。

du_emi_box_r.jpg
 
du_obi.jpg
futuredays201006.jpg なお、DUさんの小冊子 FUTURE DAYS 創刊号ではホークスの特集とスペースロックの名アルバムの記事が載っています。

UA期紙ジャケシリーズ

emi_papers.jpg
 EMIミュージック・ジャパンから初のUA期紙ジャケがリリースされました。すでにお伝えしているように「絶対絶命」は権利問題から含まれていませんが、5thアルバム「永劫の宮殿」まで、オリジナルLPジャケの仕様に忠実にミニチュア化されています。
 音源に関しては、いずれも1996年英国EMI のリマスター音源がベースになっています。そのとき以来リマスターは行われていないためです。(例外として SPACE RITUAL だけは2007年の COLLECTORS EDITION のDVD盤のみ新規にマスターテープからリマスターを行っていますが、今回の RITUAL は96年のリマスター音源です)
 そのため、各アルバムのボーナスも96年版の英国EMI原盤と同じ構成です。音源的には、そういう点で目新しさはありません。やはり今回の意義は、ミニサイズとはいえ、紙ジャケで UA 時代の諸作がリリースされたことや、ホークスの再評価が進むという点につきるかと思います。
 それぞれの日本語解説はすべて異なった方が書かれていて、今の時代だからこその観点で、それぞれホークスの解説を行っています。また各作品とも新規の対訳つきです。