
この週末は、金曜にお馴染みドイツのヘルツバーグ・フェスティバルへの出演、続いて土曜はロンドン南西郊外のギルフォードのギルフェストに出演したホークス。8月も南フランスのアヴェロンでのロック・ナイツ・フェスティバル、そしてワイト島のホークフェストと恒例夏のフェスティバル巡業中です。2CD版が先週届きましたのでレビューです。
2CD版の装丁は特に事前情報がなかったので、通常のプラケースかと思っていたのですが、ボックスタイプでした。表紙、裏とも1CD版と同じ。ボックス内には、見開き紙ジャケが入っており、その左右にCDが納められています。その他ブックレットが同梱、1CD版とは異なります。また PLASTIC HEAD のその他の180gLPシリーズやTシャツなどの宣伝チラシが入っています。紙のWジャケットの内側はLPと同じイラストですが、LPに刷られていた歌詞は掲載されていません。歌詞はブックレットに掲載されています。
またCDですが、レーベル面はまるでレコードのようなイメージとしており、センターのレーベルにはHW(Hawkwind)の文字が入っています。このCD、読み取り面も黒です(よく見ると濃い紫色)、そのためか、うちでは少し前のDVDプレーヤーで再生できませんでした。再生機を選ぶようです。

DISC 1は1CD版、2LP版、それぞれに入っていたボーナストラックは収録されていません。ただしブックレットにはミスプリントでボーナスとして1CD版に収録されている Starshine がクレジットされています。またミスプリント~。せめて公式アルバムではやめて欲しいのですが、、、
DISC1については、1CD版にてレビューしましたので、今回は目玉のDISC2を紹介。ナイル加入後のライブテイクの正式リリースは今回が初めて。若手ギタリスト、出自もオルタナハード系ということもあり、ホークスにハードさとアグレッシブさをもたらしているのは、スタジオ新作を聴いての通りで、ライブについても同様の評判でした。
THE LEVELERS のバイオリニスト、ジョン・セヴィンクが参加してることから、昨年(2009年)のウインターツアーのものと思われます。
1曲目 Space、デイヴによる語り曲。バックは電子音のみ。Space Is Deep の歌詞を一部使用しています。ステージではオープニングではなく、比較的前半に演奏され、次のAngels Of Death へのつながりはそのままです。
その Angels Of Death ですが、、きました~!破壊力パワーアップ。史上最強のアレンジです。イントロのリフからスピーディ、メインボーカルはデイヴでディブスも一緒に歌っています。ブレイクの電子音、セヴィンクのバイオリンが音を埋めています。中間部のソロパートはブレイクのシンセソロ、ホーンのギターソロと続きます。ディブスのベースもかなりドライブしており、レミー~デイヴィの流れを踏襲していることが分かります。そのままリフのリピートが延々と続き、渾然一体となって突き進みます。70年代前半のホークスのスピリットが息づいていることを実感。7分台でコーラスパートが戻ってきて8分30秒で終了。
新作での最初のハイライト曲になっている Wraith。ステージでは中盤に演奏されていました。スタジオテイクに比べると、いきいきとしています。中間のフリーパートの幻覚感も良いです。ホーンがギターソロ弾いていますが、音量抑えめ。
ブレイク先生のソロアルバム Tide Of Century のタイトルナンバー。こちらもチャドウィック&ディブスのリズム隊演奏に加えて、セヴィンクのバイオリンが大変効果的なサブメロをプレイしており、ライブらしいアクティブなトラックになっています。 ブレイク先生はピアノプレイ中心というところもなかなかファンにはうれしいところです。最後はシンセソロで締めます。
続いてディブスによる Standing At The Edge Of Time の朗読をきっかけに、Magnu のスタート。こちらもかっ飛ばしプレイ。しかし選曲、今回ツボ得てますよね。ボーカルはブロックとディブスが交互に歌います。間奏部、まずはブレイクのシンセソロ、つづいて電子音ソロ。バックの演奏に徐々に別のコード進行がかぶってきますが、これは Paradox のコード進行。コーラス後にデイヴのギターソロ。また Magunu のコードに戻って終了。8分強。
息をつく間もなく、Levitation です。ステージでは後半のためか、デイヴのボーカルがややよれてます。演奏は手に汗握るあのリフが延々と続きます。ライブテイクはここまで。
切れ目なしで、シド・バレットのカバー Long Gone。以前 MOJO に収録されたテイクです。スタジオテイクですが、前曲につながっているので、ライブがそのまま続いているかのような印象があります。
最近のステージからの抜粋になっているのですが、この内容なのでライブアルバムとして完全な形で聴きたいですね。今年のウインターツアーは BLOOD OF THE EARTH を引き続きプッシュしたギグになるので、映像収録されDVDでリリースということもあり得そうですね。

最後は Interview 2010。ブロックやメンバーに対するインタビューが収録されているものと予想していたのですが、実際は異なりました。観客の歓声が入ったりして、一瞬ステージインタビュー?と一瞬思わせるのですが、ブレイクさんが時折キーボードを演奏してみたり、リズムが鳴ったり、ギター弾いたり、サンプルのSEが鳴ったりと、スタジオで遊びながらメンバーがざっくばらんに話したり会話してみたりと、お遊びトラック。デモトラックのような音も流れます。結構ブレイク先生話してますが、インタビューというよりは好き勝手に話している状況です。約10分。
このボーナスディスクがあるので、迷わず2CDはゲットすべきです。1CDのボーナスや2LPのボーナスはそれほどのものではないので、どれかというならこの2CD版がおすすめです。