公式リリース 注:以下のリンクはその後リンク切れしましたので、リンクさせていません。
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オーストラリア公演に追加の形で日本公演の実現が告知されました。
★クラブチッタ
スケジュールページ https://www.clubcitta.co.jp/schedule/s1104/d01.shtml#event_380
詳細ページ https://clubcitta.co.jp/001/hawkwind/
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予習その2 現在のホークウィンドのメンバー
上記から今回来日予定のメンバーが決定しておりますので、改めてメンバーのプロフィールを整理したいと思います。プロフィールや事情を知っておくと、よりライブも楽しめますし。
バンドメンバーの5人は昨年の新作アルバム BLOOD OF THE EARTH 収録時のメンバーで、リーダーのデイヴ・ブロック、ドラムのリチャード・チャドウィック、鍵盤のティム・ブレイクは古参メンバー。ベースのミスター・ディブスは関わりは長いですが、正式メンバーになったのが2007年、ギターのナイル・ホーンは2008年からメンバーです。

Hawkwind 2010 member
Left to Right: Mr.Dibs T.Blake R.Chadwick D.Brock N.Hone

では、メンバーそれぞれについて改めて紹介します。

Dave Brock

Dave Brock 69歳(Vo/G/Key)※改めて69歳という年齢にビックリですよね!
結成当時からの唯一のオリジナルメンバーでリーダー。自他共に認める Hawkwind 号の Captain (船長)として、40年以上に渡りバンドを切り盛りしてきました。オリジナルメンバーには袂を分かつことになってしまった Nik Turner がいました。ニックのホークス外での自由奔放な活動がバンド Hawkwind の2分化を結果的に推し進めることになってしまいました。ニックは大変気さくで、バンドに関わったすべてのメンバーを大事にして、いつでも一緒にプレイすることを楽しんでいます。デイヴはバンド名の使用権利についての訴訟を起こし、ニック側は Hawkwind 名義を使えなくなりました。それ以来、一緒に何かすることは一切なくなりました。バンドを法的に守るスタンスのデイヴと昔の仲間と難しいことは抜きに、やりたい音楽やろうというニック、どちらももっともなので、どうにか歩み寄れないのかという印象があります。ファンとしては複雑な心境ですが、これは世界中のファンが共通に感じていることです。
バンドの主要曲は、デイヴが一人で、あるいは他のメンバーと共作しており、彼のソロアルバムの作風はもろにホークスであり、音楽面でも主導権というか、ホークスの色を守ってきています。そのため当然ワンマンな傾向は強く、何でもコントロールし過ぎる(ニック)、オレの曲はほとんど採用しなかった(A.デイヴィ)などの話も多い。当人は、いろいろ言われるのは仕方ない、バンドを継続させるには苦労がつきものだよ、とのことです。
演奏面では、上手いソロプレーヤーではないことを認めており、常にサックス、バイオリン、リードギター、キーボードなどのソロイストを別に立て、サイドギターとしての役割に徹することが多い。ホークス特有のたてのりで疾走する曲でのマシンガン・ストロークは今も健在。独特の乾いたハイトーンボイスは最近やや衰えがあるものの、ホークスらしさの一片を担っています。コードストロークしながらリードボーカルをとる姿は、カッコイイですよね。またスタジオやステージでも70年代から電子機材や鍵盤を積極的に操作しています。ギターは日本製のWestoneのカスタマイズモデルを長年愛用しています。コルグのKAOSS PADやエフェクターはLINE6を使用します。
年齢的にもこれが最初で最後の来日になる可能性が高いと思います。最近はステージで椅子も使用するときがあります。70年代からデボンの農場にスタジオを建てて住んでいます。

Tim Blake

Tim Blake 59歳(Key/Vo)
GONGの黄金時代のシンセ奏者としても有名ですが、ホークスとは縁が古く、ホークス伝説の第1回目のギグ(ノッティングヒルのAll Saints Hall)の際、サウンドエンジニアをしていました。
GONG脱退後、ソロ活動で日本にも来日。シンセとレーザー光線のライブをやっています。
79年の復活ホークウインドの際、キーボードプレイヤーとして再復帰のH.L.ラントン(G)と共に新生ホークスにフレッシュさとアグレシッブさを吹き込みました。スペーシーなストリングスサウンドとGONG時代からのシンセソロと電子音の奔流はお手の物でホークスとの相性はバッチリ。ステージではデイヴの提案により、唯一ソロタイムが認められ、自作からの Lighthouse や New Jerusalem といったナンバーを演奏し歌っていました。G.ベイカー加入後はそのドラムをバックにこれらのソロナンバーをステージ演奏しており、かなりカッコ良かったです。
翌80年にツアー先でのこと、ティムがたびたびガールフレンドに長電話をして、それを待ちきれなくなったバンドがティムをフランスに置いてけぼりして自然脱退という漫画みたいな事件が(笑 その後90年代からゲストでたびたび参加することが増え、すでに正式メンバーだったキーボーディスト、Jason Stuart に追加する形で2007年から継続参加。ツインキーボード体制となり、バッキングをジェイソンに任せて、ショルダー鍵盤でのソロやテルミンを使用した演奏を行っていました。ジェイソンが2008年に突然の逝去、ティムはそのまま在籍。デイヴとも仲が良く居心地が良いのか、すっかりホークスに落ち着いています。最近のステージでは手前に出てき過ぎとの評価もあり。

RIchard Chadwick

Richard Chadwick(Dr/Vo)
88年に前任のダニー・トンプソンJr脱退にともないホークスに加入。ホークス周辺のフェスティバルバンドに在籍しており、メジャーバンドとしてはホークスが初めて。加入後は Alan Davey (B/Vo)とのコンビネーションプレイの期間が長く、延べ15年間はアランとホークスのリズムを牽引してきました。アラン脱退後も在籍しているので、船長を除く全メンバーの中で最も長い在籍期間(22年間)となり、バンドの歴史の半分強在籍しています。もはやホークスのドラマーは彼以外には考えられないベテラン。一部の曲でリードボーカルをとることも。またドラムマシンなどのデジタル機材の利用も積極的で、ステージで生ドラムとデジタルリズムを併用します。ホークスと並行してサイドプロジェクトの活動も行なっており、Jerry Richards (G)などとのプロジェクトでアルバムもリリースしています。MIDI制御のリズムとのシンクロプレイなど安定感のあるリズムキープと、Simon King(Dr)特有の叩き方を真似てみたりと、ホークスのリズム全般に精通。

Mr. Dibs

Mr. Dibs(B/Vo)
本名は Jonathan Hulme Derbyshire。ホークスのフォロワーである SPACEHEAD のリーダー。また長年ホークスのローディを務めていました。A.デイヴィが一時期脱退した際に代役で演奏、その後またアランが復帰するものの、不参加のギグが増え、やはりその際の代替要員でした。2007年アランが正式脱退したことでその後継者になりました。アランのレミーを強く意識したスタイルとは異なり、なめらかな声質を生かしたソフトな唱法と、クセはないが曲のツボをおさえた安心のプレイで定評があります。正式参加のスタジオアルバムは新作 BLOOD OF THE EARTH が最初。

Niall Hone

Niall Hone(G/B/Key)
ナイルもまたホークス・フォロワーであるサイケバンド Tribe Of Cro のギタリスト。キーボードもプレイし、またホークスのステージではベースを弾くこともあります。2008年、キーボードのジェイソン逝去後、その後釜としてリクルーティングされました。新作のレコーディングでは、デイヴやT.ブレイクとのスタジオ作業で多くのことを学んだと語っています。若手のブレイヤーなので、フレージングは今風で勢いもあり、現在のホークスの活性化に一役かっています。

Stef Elrick/Laura McGee(Dance)
今回同行の2名のダンサーはここ数年ステージアクトを担当しています。マンチェスターのUltra Violet Violenceというダンスグループで活動しています。YouTubeに昨年のホークスのツアーの様子がたくさん上がっておりますので、どんなものか事前にご覧になるのもよろしいかと。

Ultra Violet Violence

ホークウインドといえば、最初期のステイシア嬢のヌードダンスというイメージが強烈ですが、ステイシア降板以降はヌードダンスは行われてませんので、まさか期待されている方はいらっしゃらないとは思いますが、期待されないように。
なおステイシアは現在アートの作家活動をされています。先のLemmyの映画「極悪レミー」にまさかの出演で感動しました。
Stacia Blake Official Site https://www.staciablake.com/about.html
ラジオ番組 Grind House fm の2月2週目の放送では、ホークスの来日公演に対するコメントをOA予定とのことです。