週に3日は練習していた〜デイヴ・ブロック

本年5月英国のニュースサイトIn YourAreaに掲載されたデイヴ・ブロックの最新インタビュー記事から。コロナ禍での状況や今秋から再開するギグなどに対してのコメントを紹介します。

この8月に80歳を迎えるブロックですが、このところ腰痛に悩まされてるそうです。いまだに自宅農場の作業をしてるらしく、それが原因のようです。今回も「アーバン・ゲリラ」は放送禁止にならなければもっとヒットしたはずとコメント。また「ライト・トゥ・ディサイド」についても、ニューキャッスルで市議会議員を撃った男のことを歌った曲だが、被疑者の妹より歌詞の内容に関して削除依頼があって応じたこともまた語っています。それらは結果として運命で、人は物事の成り行きで、様々な道を歩むことになり、自分も明日死ぬことだってある、というようなある種悟りのような発言が最近は多いですね。

レミーはブロックと現夫人のクリス・テイトの結婚式ではブロックの介添え人をする予定だったが、イギリスに来る当日心臓不整脈になり、それが衰えの始まりだったとのこと。

また自分たちの音楽が若いミュージシャンに影響を与えることができれば良いと考えてるとのこと。ブロック自身はブルース・ギタリスト、ビッグ・ビル・ブルーンジーが好きで、彼の演奏を聴いて、それを真似てみようと思ったのが始まりとのこと。「だから、多くの若いミュージシャンが僕のギターを聴いて、デイブ・ブロックの演奏を真似したいと思ってくれれば嬉しい。」とのこと。

ホークスの初期については「そう、みんなクレイジーだった。当時は若かったんだ。ママやパパが “年をとってから後悔するよ “と言っても、”そんなことはない “と言っていたけど、実際には後になって後悔するものだ。」と、でも今のような音楽やるには、そうした気持ちがなければできないとも。「今も制作活動は楽しんでいる。絵を描くようなもので、世界や自分の人生で起きている様々なことについて曲を書いている。世間の人たちは、同じ状況に置かれているので、それらの曲について共感してもらえるんだ。」

CARNIVOROUSについて。タイトルはコロナウイルスの意図的なアナグラムであること、ソロアルバムとしてレコーディングを始め、ベースも自分で弾きドラムはチャドウィックに一部演奏してもらい、そのほかはドラムもプログラムしたとのこと。半分はソロアルバムとして作っていたが、コロナによってホークウインドとしてのアルバムはできなくなってしまったので、マグナス・マーティンにいくつかの曲を送り、彼にギターを少し入れてもらい仕上げていったそうです。互いに会うことはなく、データのやり取りだけで。そのような状況については「残念ながらこのような事態が発生してますが、私にとっては非常に素晴らしいことでした。というのも、50年もの間、常にツアーに出ての繰り返しだった。荷物をまとめて旅に出る必要がなく、演奏することだけに集中できたのです。まるで引退したようでした。」

秋からの活動再開に向けては、パンデミックの影響で長い間、バンドメンバーと会えなかったため、リハーサルをを楽しみにしていたと話しています。ステージ演奏している夢を見たとも。「こんなに長い時間、自分が小さな泡の中にいるようで、フラストレーションが溜まる。私が見ているのは、娘と孫とクリスだけなのです。リチャードやマグナスも同じで、みんな自分の小さな泡の中にいるんだ。

再開するライブ演奏については、「リチャード、マグナス、私の3人で最後に演奏したのは2020年3月だったので、久しぶりのライブは難しいと思う。1人でプレイすることと、2時間のショーをプレイすることは別のことなんだ。2時間は常にプレイしながら、みんなが何をどうしているか気にかけている。マシーンに油を差しなおすようなもので、ローリングしているときはいいのだが、止まってしまうとまた動かすのが大変なんだ。以前は週に3日、毎週リハーサルをしていたからね。」

同じように停止している音楽業界についても、世の中がコロナ禍を脱した時にライブエンターテインメント業界に何が残っているかを心配していました。ホークウインドのギグ再開は8月20-22日にデボンで実施されるフェスBeautyful Days、そして自前のフェスHAWKFEST(8月27-29日)などを皮切りに9月にはブランニューの新作「SOMNIA」発売と英国内ツアーなど予定されています。

Beautiful Days 2021 ラインナップ