ホークウインド50年目の最新作ALL ABOARD THE SKYLARK堂々のリリース

Hawkwind / ALL ABOARD THE SKYLARK
2種のLP盤、2CDのバリエーション。

CHERRY RED公式サイトの告知では10/25発売予定ですが、日本にはすでに入荷。15日くらいから東京の店頭に並んでいます。昨日の時点でDiskUnionさんにはCDは豊富にありました。私はアナログ盤はタワーレコードさんで入手しましたが、LP盤は限定なので入荷数は少ないと思われます。今回は2CDデジパック、その2枚をLP2枚のアナログ盤に分割してのリリースです。

注目のスタジオ新録ALL ABOARD THE SKYLARKは、先日のブロックさんのコメントにあったように破滅と再生を繰り返す地球や人類の今後を案じるテーマです。ブロック、チャドウィック、マーティン、ホーンの4人体制になってから最初のスタジオ作ですが、マーティンの進境が著しく、全体の作風にその影響が及ぼしています。生粋のロッカーというよりはアコギのプレイや和声にジャジーなセンスもあり、昨今のブロックのソロの作風に近い、落ち着いた佇まいも垣間見せます。とはいえ、スペースロックの総本山ならではの重厚な音の連なりと抑揚の効いたベテランならではの作品です。詳細は以下の各盤レビューをご覧ください。

ALL ABOARD THE SKYLARK -2CD Review

ALL ABOARD THE SKYLARK -LP Review

ACOUSTIC DAZE -LP Review

Hawkwind / ALL ABOARD THE SKYLARK
2CD版はデジパック仕様。

来月から50周年記念ツアーを本国で行いますが、久しぶりにティム・ブレイクが参加するとのこと。ロイヤル・アルバート・ホールでの模様は収録して欲しいですね!

最新作 ALL ABOARD THE SKYLARKよりオープニング曲試聴公開

先日CLASSIC ROCK公式サイトにデイヴ・ブロックの新作のコンセプトについてのコメントとオープニングナンバーFlesh Fondue試聴が掲載されました。

https://www.loudersound.com/news/hawkwind-launch-maniacal-space-rock-anthem-flesh-fondue

ブロックが語った新作ALL ABOARD THE SKYLARKのコンセプトは以下。

「アルバムは人類の滅亡についてのものだ。地球は過去5回の絶滅を繰り返しており、そのたびに特定の昆虫と動物だけが生き残りすべてをリスタートしてきたという事をストーリーの一部として取り組んだ。オープニングの”フレッシュ・フォンデュー”は、宇宙を旅しながら生物を捕食するエイリアンについてのもので、コンセプトを反映している。このアイデアはとても興味深いが全てのコンセプトを完成させることは出来なかった。まずはアルバムをリリースすることを優先した。しかし来年このオリジナルコンセプトの追求に戻るつもりだ。」

オープニング曲の試聴は以下で。ホークスらしいハードリフを中心にした曲で歌詞は「チャーチ・オブ・ホークウインド 」のスター・カニバルそのままです。

]https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/666153950%3Fsecret_token%3Ds-sMI5A&color=%23ff5500

ジンジャー・ベイカー逝去

昨日10月6日、享年80歳で亡くなったとのこと。BBCのニュースでは、クリームやブラインド・フェイスに続いてホークウインドの記載もありました。ホークス在籍メンバーでは最も有名なメンバーであり、ロックドラマーの偉人にあげられる人です。ホークウインド加入は、故H.L.ラントンの奥さんマリオンが、ベイカーの事務所で働いていた関係で声をかけたところ、参加が実現。もともとD.ブロックはE.クラプトンと旧知の仲だったのですが、それとは全く関係なかったようです。在籍期間は1年程度ですが、80年にLEVITATION(レヴィテイション・宇宙遊泳)という名作をホークスに残しています。ホークスのアルバム中最もテクニカルと称されてます。またZONES(ゾーンズ)などのコンピレーションに参加時のギグテイクも残されています。

ベイカーは1939年8月生まれ。ブロックは2歳下の41年8月生まれで、ホークスの公式facebookページには追悼の文が掲載されてます。

HAWKWID / LEVITATION

ベイカー参加アルバムのレビュー

LEVITAION (UKオリジナル盤)

LEVITATION (Atomhengeレーベルによる再発CD)

ジンジャー・ベイカー重篤なるも持ちこたえているとのこと

先月から、危篤と伝えられているG.ベイカーですが、今もって容態は変わらずのようです。ホークウインドも公式facebookページで応援しています。ホークスには80年の参加により、あの素晴らしいドラミングがホークウインドにもたらされた貴重な時期でした。その後あまり良い感じでの離脱ではなかったのですが、ドラマーとしては世界に名を残す偉人です。元気になって欲しいです。

Hawkwind 1980 stage
ベイカー在籍時のステージ。大きなゴングが印象的でした。

「絶体絶命」PROG誌MUSIC AWARDS2019クラシックアルバム部門賞受賞

英PROG誌の2012年から毎年開催しているThe Progressive Music Awards。ホークウインドも毎年のように各種部門にノミネートされてきましたが、受賞歴は2013年にホークウインドのリーダー、デイヴ・ブロックが生涯業績賞を受賞したのみ。2019本年度は新たに創設されたクラシック・アルバム部門でホークウインド75年の作品WARRIOR ON THE EDGE OF TIMEが受賞しました。

アラン・デイヴィ ホークウィンド&ロバート・カルバートのカバーライブアルバム

先日新プロジェクトHAWKESTRELのアルバムがリリースされたばかりのアラン・デイヴィですが、別プロジェクトPSYCHEDELIC WARLORDSのホークスとカルバートのカバーアルバムの情報です。

2014年にロンドンのカムデンでAlan Davey’s Psychedelic Warlordsが演奏したカルバートのソロアルバム「キャプテン・ロッキード&ザ・スターファイターズ」とホークスの「永劫の宮殿」がそれぞれ現在のリリース拠点であるCleopatra Recordsよりリリースされています。CDに加えてLPレコード(デイヴィの直筆サイン付き)も。このプロジェクトPSYCHEDELIC WARLORDSは2012年からUKで活動しており、アルバムもリリースされたことがあります。現在はボーカル、サックスなどを担当するクレイグ・ハイをフロントにしています。

この2枚のライブアルバムは原曲に忠実ながらそのC.ハイのサックスが目立っています。キャプテン・ロッキードでの幕間劇はオリジナルを使用しています。

ALAN DAVEY’S PSYCHEDELIC WARLORDS / HALL OF THE MOUNTAIN GRILL LIVE (LONDON 2014)
CD : CLO1400CD
Vinyl : CLO1400VL
ALAN DAVEY'S PSYCHEDELIC WARLORDS / CAPTAIN LOCKWEED & THE STARFIGHTERS LIVE
ALAN DAVEY’S PSYCHEDELIC WARLORDS / CAPTAIN LOCKWEED & THE STARFIGHTERS LIVE
CD : CLO1399
Vinyl : CLO1399VL

デイヴィはこのプロジェクト以外では、自身のバンドBEDOUIN、GUNSLINGER、ソロ作など精力的に活動しています。2015年にソロ作としてホークウィンドの「エイリアン4」収録の自作曲スプートニク・スタンをテーマにしたコンセプトアルバムSPUTNIK STAN VOL.1: A FISTFUL OF JUNKをリリースしています。スペースロック全開でドラマ仕立ての傑作です。全ての楽器をプレイ、コミックブックもつけるという力作でした。CLEOPATRA RECORDSより再発されています。

ALAN DAVEY / SPUTNIK STAN VOL.1: A FISTFUL OF JUNK
EARTHQUAKE RECORDS – EQRCD018
CLEOPATRA RECORDS – CLO0550CD

祝!50年!

1969年8月29日、ノッティングヒルゲートのオール・セインツ・ホールにて、名も無いバンドがその前にプレイしていたハイ・タイドの機材を借りつつ、20分ほどのジャムをプレイ。ホークウインドのデビューギグと言われています。一説には、その前にも小規模なギグを行なっていたそうですが、定説ではこの日がその記念すべきデビュー日とされています。

バンドの公式facebookなどには、昨日からお祝いのコメントが数多く投稿されています。
バンドからもそれらに対して、以下のようにアナウンスしています。

「たくさんの素敵なメッセージをくれた皆さん、ありがとう!本日50年を迎えました。誰がこんなことを想像しただろうか。それはまさに旅だった。この素晴らしい航海に参加してくれた全てのみんなに大いなる愛を!バンドメンバー、スタッフ、ファンのみんななしでは達成できなかった。これからも、未来とその先に、向かって。」

第9回HRH PROGにデイヴ・ブロックの出演決定

来年3月28日、29日に実施されるHRHのプログレイベントHRH PROG IXにデイヴ・ブロックが出演します。ヘッドライナーはリック・ウエイクマン。ブロックはセカンドライナーとして登場するとのこと。バンドを率いての出演なのか、一人だけで出演するのか現時点では不明ですが、オーディエンス・ウイズ・セットということなので、ギターやハーモニカを持ち一人でやるような気もします・セットリストについては、バスキング時代〜ソロアルバム群からの選曲をするようです。28日はロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイア、29日はサウスヨークシャーのアカデミー・シェフィールドの2箇所です。他に有名どころでは、ジョン・リーズ・バークレイ・ジェームズ・ハーベスト、オランダのフォーカスなどが出演予定。

HRH PROG IX - Mar. 2020

ホークウインド最新作”ALL ABOARD THE SKYLARK”10月発売!

Hawkwind / All Aboard The Skylark
2CD: Cherry Red Records – CDBRED782
Vinyl Edition: Cherry Red Records – BRED782

やはりレコーディングされていたようです!スタジオ最新作All Aboard The Skylarkというタイトルで10月25日にリリースされるとのこと。11月の50周年記念ツアーに向けてですね。今回もCDに加えて1000枚限定のLPをリリース。
トラックリストです。

All Aboard The Skylark

  1. Flesh Fondue
  2. Nets Of Space
  3. Last Man On Earth
  4. We Are Not Dead…Only Sleeping
  5. All Aboard The Skylark
  6. 65 Million Years Ago
  7. In The Beginning
  8. The Road To…
  9. The Fantasy of Faldum

アルバムタイトルは「スカイラークに乗船を!」という感じですね。Skylarkはヒバリですが、空に向かって羽ばたくという意味もあり、その名を冠した宇宙船ということでしょう。まさにホークスらしい前進を意味しています。カバー、各曲タイトルも相変わらずスペース・ロッカーらしい。参加は現在のレギュラーメンバーである4人、デイヴ・ブロック(G/Vo/Key)、リチャード・チャドウィック(Dr/Vo)、ナイル・ホーン(B)、マグナス・マーティン(Key/G)。
カバーアートはThe Machine Stops(2016)やInto The Woods(2017)を担当したマーティン・クレルと思います。またまた「永劫の宮殿」風朽ちた宇宙船です。
各曲タイトルを見ると、全曲新曲と思われます。オープナーは「チャーチ・オブ・ホークウインド」のStar Cannnibalの歌詞です。終曲はヘッセの寓話「ファルドゥム」をベースにしたとのこと。以前、古巣ロックフィールドでレコーディングしているらしいと報じましたが、現時点では明らかではありません。前作The Road To Utopia(2018)はブロックの農場スタジオではない録音のためか、良音質だったので、ロックフィールドだと嬉しいのですが。
LPは1枚で上記のトラックが収められており、CDは2枚組でCD1は上記の本編、CD2はAcoustic Dazeと名付けられたボーナスディスク。その名の通り、ここ数年ステージのオープニングで披露しているアコースティックセットを再現したもの。

Hawkwind / Acoustic Daze
Vinyl Edition: Cherry Red Records – BRED783

Acoustic Daze

  1. Psy Power
  2. Hymne To The Sun
  3. The Watcher
  4. Generator Door
  5. Micro Man
  6. Intro The Night
  7. Down Through The Night
  8. Flying Doctor
  9. Get Yourself Together
  10. Ascent Of Man
  11. We Took The Wrong Step Years Ago

2016年から毎年1作キッチリと新作をリリースするホークス、ツアーも欠かさず行っており、枯れない創作意欲、実に頼もしいですね。50周年記念作、指折り数えて待ちましょう。なお11月のツアーの後、年末に50周年最後のファンサービスHawkfestの実施の準備もしているそうです。

<2019年8月11日追加>CDのボーナスディスクACOUSTIC DAZEもLPリリースされるとのこと。(Cherry Red Records – BRED783)

PROG誌 2019カバー・オブ・ジ・イヤー・ノミネート

英PROG誌の年間アワードで、2018年リリースしたRoad To Utopiaがジャケットデザインを競うアルバム・カバー・オブ・ジ・イヤー部門でノミネートされています。ここでは過去(2013年)にブロックが生涯業績賞を受賞しています。しかし何でまたこのジャケがノミネートされたんだか、中身のほのぼのとしたコンセプトをうまく表現しているからかもしれません。ぜひ投票を!

夏のフェス巡業/リミックスアルバム再発

50周年記念ツアーを11月に控えているホークウインドですが、この夏場も例年と変わることなく各国のサマーフェスティバルの巡業。5月にイビザ島のHRH、6月はベルギーのグラスホップ・メタル・ミートに出演。この週末はグラストンバリーのアコースティックステージに、7月はスコットランドのドゥーン、8月もスコットランドのインヴァネスのフェスに出演予定といった感じで毎月何かしらのフェスに出てますね。

また今月は以前リリースされていたアストララージアのリミックスアルバムがリマスター再発されてます。カバーを新装、デジパック。

ASTRALASIA / THE HAWKWIND REMIXES
(TALKING ELEPHANT – TECD 425 /2019)

内容は90年代にホークスのリミックスを行なっていたアストララージアのトラックを編纂し、2007年にVOCEPRINTからリリースされたTHE HAWKWIND RE-MIXESのリマスターで、内容は全く同じものです。

ASTRALASIA / THE HAWKWIND RE-MIXES
(VOICEPRINT – VP361CD /2007)