ついにエリック・クラプトン、ホークウインド のステージで共演!(11/25ギルドフォード・ギグ)

Hawkwind 50th anniversary tour
Hawkwind 50th anniversary tour with Eric Clapton
ついにステージでの共演を果たした旧友同士

50周年記念ツアーの終盤、11月25日ギルドフォードでの公演のスペシャルゲストはエリック・クラプトンでした。昨年のROAD TO UTOPIAにゲスト参加した曲The Watcherからステージに上がり、そのままアンコールまでずっと演奏に参加したそうです。Youtubeにはそのステージの動画が上がっていますので、紹介します。Golden Voidではクラプトンとブレイクの二人ソロプレイ。ボーカルのサビでは前座のThe Blackheart Orchestraの二人がブロックと一緒に歌ったりしてます。

The Watcher Road To Utopia

Silver Machine

Assault & Battery / Golden Void

Master Of The Universe / Welcome To The Future

Right To Decide

PROG 最新号はホークウインド 50周年特集

PROG No103
PROG NO.103 (Oct.2019)

英プログレ専門誌PROG。今号は結成50周年を迎え新作ALL ABOARD THE SKYLARKのリリース、50周年記念ツアーを控えたホークウインドの特集を掲載。特集記事は3部構成で、デイヴ・ブロックのインタビュー、カルバートの再評価記事、ステイシアへの最新ロングインタビューとなっています。この表紙にステイシアのコメントがありますが、ホークスファンはどこに行っても会えるし、人生を通して旧知のファミリーと呼べる存在だと語っています。興味深い記事と多くの写真も掲載されており見応えがあります。各ページにはホークス代表作のミニレビューも掲載されています。

ブロックのインタビューでは今作のタイトルであるSkylarkは古典スペースオペラの作家、E.E.スミス作「スカイラーク・シリーズ」の宇宙船スカイラーク号や1940年代から50年代にイギリスの各地の港に出入りしていたボート旅行者たちがスカイラークと呼ばれていたことなどからインスパイアされたとのこと。スカイラーク号はバンド「ホークウインド」の象徴であることが語られています。バンドを振り返り、ジェネシスやピンク・フロイドと違って最初からメインストリームのバンドとは一線を画すアンダーグラウンドのバンドであること。バンドでの大金稼ぎは創作意欲を削ると言い切り、ほどほどの稼ぎにすべきという持論です。ホークスを続けることはビジネスではなく、自身が本当に楽しむためにやっているとのこと。

PROG No.103

カルバート記事は来年リリースされるホークスのバイオ本Hawkwind: Days Of The Undergroundの作者、ジョー・バンクスの執筆。関係者のコメントが多く、その個性的な人物像を再評価するに十分な内容となっています。

PROG No.103

そしてステイシアへの直接インタビュー、今までほとんど語られていなかったステイシア本人が語る内容はとても興味深いです。ホークスからの離脱については語ることはできないと避けています。推察するに、彼女の本意ではなかったようです。今でも、ホークスファミリーの一員という意識はあるように感じるコメントでした。現在現代アートの作家ですが、広島、長崎の悲劇からピースワークと称する創作を自身のメインワークとしており、日本にも3回訪れています。最近はあるバンドと共同でアルバムを作っているとか、またプライベートについてもかなり語っています。

PROG No.103

以上は記事のほんの一部で、多くの興味深い内容が盛りだくさんです。また今号ではPROG AWARDS 2019の授賞式の様子もレポートされています。WARRIOR ON THE EDGE OF TIMEがCLASSIC ALBUM AWARDSを受賞したので、授賞式でのブロックの様子も掲載されています。付録CDはホークス特集にちなんでSONIC ATTACKSと名付けられていますが、内容はホークスとは関係のないバンドたちのサンプル集です。

ホークウインド50年目の最新作ALL ABOARD THE SKYLARK堂々のリリース

Hawkwind / ALL ABOARD THE SKYLARK
2種のLP盤、2CDのバリエーション。

CHERRY RED公式サイトの告知では10/25発売予定ですが、日本にはすでに入荷。15日くらいから東京の店頭に並んでいます。昨日の時点でDiskUnionさんにはCDは豊富にありました。私はアナログ盤はタワーレコードさんで入手しましたが、LP盤は限定なので入荷数は少ないと思われます。今回は2CDデジパック、その2枚をLP2枚のアナログ盤に分割してのリリースです。

注目のスタジオ新録ALL ABOARD THE SKYLARKは、先日のブロックさんのコメントにあったように破滅と再生を繰り返す地球や人類の今後を案じるテーマです。ブロック、チャドウィック、マーティン、ホーンの4人体制になってから最初のスタジオ作ですが、マーティンの進境が著しく、全体の作風にその影響が及ぼしています。生粋のロッカーというよりはアコギのプレイや和声にジャジーなセンスもあり、昨今のブロックのソロの作風に近い、落ち着いた佇まいも垣間見せます。とはいえ、スペースロックの総本山ならではの重厚な音の連なりと抑揚の効いたベテランならではの作品です。詳細は以下の各盤レビューをご覧ください。

ALL ABOARD THE SKYLARK -2CD Review

ALL ABOARD THE SKYLARK -LP Review

ACOUSTIC DAZE -LP Review

Hawkwind / ALL ABOARD THE SKYLARK
2CD版はデジパック仕様。

来月から50周年記念ツアーを本国で行いますが、久しぶりにティム・ブレイクが参加するとのこと。ロイヤル・アルバート・ホールでの模様は収録して欲しいですね!

最新作 ALL ABOARD THE SKYLARKよりオープニング曲試聴公開

先日CLASSIC ROCK公式サイトにデイヴ・ブロックの新作のコンセプトについてのコメントとオープニングナンバーFlesh Fondue試聴が掲載されました。

https://www.loudersound.com/news/hawkwind-launch-maniacal-space-rock-anthem-flesh-fondue

ブロックが語った新作ALL ABOARD THE SKYLARKのコンセプトは以下。

「アルバムは人類の滅亡についてのものだ。地球は過去5回の絶滅を繰り返しており、そのたびに特定の昆虫と動物だけが生き残りすべてをリスタートしてきたという事をストーリーの一部として取り組んだ。オープニングの”フレッシュ・フォンデュー”は、宇宙を旅しながら生物を捕食するエイリアンについてのもので、コンセプトを反映している。このアイデアはとても興味深いが全てのコンセプトを完成させることは出来なかった。まずはアルバムをリリースすることを優先した。しかし来年このオリジナルコンセプトの追求に戻るつもりだ。」

オープニング曲の試聴は以下で。ホークスらしいハードリフを中心にした曲で歌詞は「チャーチ・オブ・ホークウインド 」のスター・カニバルそのままです。

]https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/666153950%3Fsecret_token%3Ds-sMI5A&color=%23ff5500

ジンジャー・ベイカー逝去

昨日10月6日、享年80歳で亡くなったとのこと。BBCのニュースでは、クリームやブラインド・フェイスに続いてホークウインドの記載もありました。ホークス在籍メンバーでは最も有名なメンバーであり、ロックドラマーの偉人にあげられる人です。ホークウインド加入は、故H.L.ラントンの奥さんマリオンが、ベイカーの事務所で働いていた関係で声をかけたところ、参加が実現。もともとD.ブロックはE.クラプトンと旧知の仲だったのですが、それとは全く関係なかったようです。在籍期間は1年程度ですが、80年にLEVITATION(レヴィテイション・宇宙遊泳)という名作をホークスに残しています。ホークスのアルバム中最もテクニカルと称されてます。またZONES(ゾーンズ)などのコンピレーションに参加時のギグテイクも残されています。

ベイカーは1939年8月生まれ。ブロックは2歳下の41年8月生まれで、ホークスの公式facebookページには追悼の文が掲載されてます。

HAWKWID / LEVITATION

ベイカー参加アルバムのレビュー

LEVITAION (UKオリジナル盤)

LEVITATION (Atomhengeレーベルによる再発CD)

ジンジャー・ベイカー重篤なるも持ちこたえているとのこと

先月から、危篤と伝えられているG.ベイカーですが、今もって容態は変わらずのようです。ホークウインドも公式facebookページで応援しています。ホークスには80年の参加により、あの素晴らしいドラミングがホークウインドにもたらされた貴重な時期でした。その後あまり良い感じでの離脱ではなかったのですが、ドラマーとしては世界に名を残す偉人です。元気になって欲しいです。

Hawkwind 1980 stage
ベイカー在籍時のステージ。大きなゴングが印象的でした。

「絶体絶命」PROG誌MUSIC AWARDS2019クラシックアルバム部門賞受賞

英PROG誌の2012年から毎年開催しているThe Progressive Music Awards。ホークウインドも毎年のように各種部門にノミネートされてきましたが、受賞歴は2013年にホークウインドのリーダー、デイヴ・ブロックが生涯業績賞を受賞したのみ。2019本年度は新たに創設されたクラシック・アルバム部門でホークウインド75年の作品WARRIOR ON THE EDGE OF TIMEが受賞しました。

アラン・デイヴィ ホークウィンド&ロバート・カルバートのカバーライブアルバム

先日新プロジェクトHAWKESTRELのアルバムがリリースされたばかりのアラン・デイヴィですが、別プロジェクトPSYCHEDELIC WARLORDSのホークスとカルバートのカバーアルバムの情報です。

2014年にロンドンのカムデンでAlan Davey’s Psychedelic Warlordsが演奏したカルバートのソロアルバム「キャプテン・ロッキード&ザ・スターファイターズ」とホークスの「永劫の宮殿」がそれぞれ現在のリリース拠点であるCleopatra Recordsよりリリースされています。CDに加えてLPレコード(デイヴィの直筆サイン付き)も。このプロジェクトPSYCHEDELIC WARLORDSは2012年からUKで活動しており、アルバムもリリースされたことがあります。現在はボーカル、サックスなどを担当するクレイグ・ハイをフロントにしています。

この2枚のライブアルバムは原曲に忠実ながらそのC.ハイのサックスが目立っています。キャプテン・ロッキードでの幕間劇はオリジナルを使用しています。

ALAN DAVEY’S PSYCHEDELIC WARLORDS / HALL OF THE MOUNTAIN GRILL LIVE (LONDON 2014)
CD : CLO1400CD
Vinyl : CLO1400VL
ALAN DAVEY'S PSYCHEDELIC WARLORDS / CAPTAIN LOCKWEED & THE STARFIGHTERS LIVE
ALAN DAVEY’S PSYCHEDELIC WARLORDS / CAPTAIN LOCKWEED & THE STARFIGHTERS LIVE
CD : CLO1399
Vinyl : CLO1399VL

デイヴィはこのプロジェクト以外では、自身のバンドBEDOUIN、GUNSLINGER、ソロ作など精力的に活動しています。2015年にソロ作としてホークウィンドの「エイリアン4」収録の自作曲スプートニク・スタンをテーマにしたコンセプトアルバムSPUTNIK STAN VOL.1: A FISTFUL OF JUNKをリリースしています。スペースロック全開でドラマ仕立ての傑作です。全ての楽器をプレイ、コミックブックもつけるという力作でした。CLEOPATRA RECORDSより再発されています。

ALAN DAVEY / SPUTNIK STAN VOL.1: A FISTFUL OF JUNK
EARTHQUAKE RECORDS – EQRCD018
CLEOPATRA RECORDS – CLO0550CD

祝!50年!

1969年8月29日、ノッティングヒルゲートのオール・セインツ・ホールにて、名も無いバンドがその前にプレイしていたハイ・タイドの機材を借りつつ、20分ほどのジャムをプレイ。ホークウインドのデビューギグと言われています。一説には、その前にも小規模なギグを行なっていたそうですが、定説ではこの日がその記念すべきデビュー日とされています。

バンドの公式facebookなどには、昨日からお祝いのコメントが数多く投稿されています。
バンドからもそれらに対して、以下のようにアナウンスしています。

「たくさんの素敵なメッセージをくれた皆さん、ありがとう!本日50年を迎えました。誰がこんなことを想像しただろうか。それはまさに旅だった。この素晴らしい航海に参加してくれた全てのみんなに大いなる愛を!バンドメンバー、スタッフ、ファンのみんななしでは達成できなかった。これからも、未来とその先に、向かって。」