資料価値高いホークウィンド大百科 ENCYCLOPAEDIA HAWKWINDIA

Dave Thompson / ENCYCLOPAEDIA HAWKWINDIA – Unauthorized Compendium (2020/11)

昨年発売されたデイヴ・トンプソン著ENCYCLOPAEDIA HAWKWINDIA、届きました。こちらは出版社サイト直販の図版付きフルバージョン。Amazonで販売されているものは、図版なしのテキストのみとのこと。表紙も異なり、こちらはステイシアをイメージしたイラスト、テキスト版はステイシアの写真が表紙のようです。560ページに及ぶ内容でアルファベット順に様々な語句についての解説、図版などが掲載されています。当然知らなかった多くのことが分かりますし、資料としてとても重宝しそうです。記述内容は極力筆者の主観は入れずに、事象や関係者のコメントのみで作られています。序文にはアラン・デイヴィの祝辞が掲載されています。また筆者が2009年にデイヴ・ブロックにインタビューした際の印象的なコメントが最初に記載されています。「バンドよりビッグな人はいない。みんなソープオペラの役者のようなものだ。ソープオペラのスターたちは、自分たちがとてもビッグになったと思って、ショーから抜け出して何か他のことをやろうとするよね。しかし、結局はスーパーマーケットを開くことしかできない。」このブロックのメンバーに対する姿勢を最初に記載することは、そのスタンスに対しての否定的な思いを感じます。多くのメンバーにインタビューした彼だからこその訴えだと思います。

内容は実に興味深く、例えばブリジット・ウィシャートの項では本人へのインタビューからの話が掲載。ホークスとの初めての関わりとして、ティーンエイジャーの頃、ホウクローズ期に知人の兄弟がスティーヴ・スィンデルスだったのでギグを観に行き、そこでバンドのサイン貰ったサニタリーバッグの写真とかも掲載されています。グリフィンやカルバートのサインも書かれ、いまだに彼女がそれを所有してるのも感慨深いです。

昨年のジョー・バンクス著DAYS OF THE UNDERGROUNDといい、ホークスを紐解く名著が多く発刊されているのは喜ばしいです。

著者のトンプソンが若かりし頃、レミーと一緒のスナップ

By HawkwindDaze

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