宇宙の祭典50周年アニヴァーサリー版の分析状況

レビューが遅れています。今回、元テイクが全て明らかになったことで過去の祭典全てのレビューの修正、調整をする羽目になっております。また内容が内容だけに、各テイクの比較にも時間がかかっています。元々の73年リリースのオリジナルレコードは72年12月22日のリバプールと30日のロンドンの公演からセレクト、曲によっては一部編集を加えたものとされていますが、それはその通りで各曲ごとにどちらの公演か今回はっきりしました。11ディスク・ボックス・エディションに納められているそれぞれの公演のテイクをリファレンスとして分析を行っています。なお今回納められたサンダーランド公演は純粋に初登場のソースです。これは以前、EMIには状態の良いものがなかったとの話でしたが、ブロックさんが状態の良いものを自宅保管していたことで初公開となりました。

SPACE RITUAL 50th Anniversary Box Set Edition

コンプリートではなかったコレクターズ・エディション

オリジナル盤に「ブレインストーム」と「離陸の時」は長すぎるので編集したとの記載通り、それぞれ編集されていたことも確認できました。コレクターズ・エディションの「離陸の時」はオリジナル版の編集されたものと同じですので、あのエディションも結局はコンプリートではなかったことが判明。なおコレクターズ・エディションで判明したように「未来への誘い」も同様オリジナル盤では編集されています。では今回のNEW MIX版がコンプリートなのか、というと実はこれも「離陸の時」が編集されていますので、コンプリートではないということに、、、。当時のステージをそのまま体験するという点では、今回納められた3つの公演の元テイクということになります。

ポスト・プロダクション

これは現在比較中ですが、オリジナル盤を制作する際に収録されたテープに若干手を加えている部分についてはボーカルやコーラスも修正しているようです。おそらく電子音も追加されていると思われます。セットに含まれているブルーレイですが2chのハイレゾと5.1chサラウンドが収録されておりますが、サラウンドは電子音を後方メインに配置し、ボーカル、リズムはフロント、状況に応じてギターやサックスなどはサラウンドに振り分けるなどの構築を行っています。各楽器の明瞭化というよりは、包み込むような全体感を意識したものです。

ブックレットにはGRIFFIN MUSICを興したロバート・ゴドウィンの解説が掲載されています。73年に日本のNHK FMが『宇宙の祭典』をOAしたとの記述がありますが、このソースの出どころが分かりません。調査中です。

新譜情報

ホークス2024年新作STORIES FROM TIME AND SPACE

Hawkwind-Stories From

4月には新作『STORIES FROM TIME AND SPACE』がリリースされます。CD版とLP2枚組の2バージョンで発売予定。昨年の『ザ・フューチャー・ネヴァー・ウェイツ』制作時にアルバム2枚分の曲ができてしまったというアレです。アビーロードでのマスタリングということで、いつもよりは音質が良いことを期待しています。

SPIRITS BURNING & MICHAEL MOORCOCKの新作

spirits burning - The End Of All Songs part1

こちらはスピリッツ・バーニングの新作『THE END OF ALL SONGS – part1』。ムアコックを立てて、BÖC+HAWKWIND関連アーティストによるコラボプロジェクトSPIRITS BURNING & MICHAEL MOORCOCKの3作目となります。今回もBÖCの面々にブリジット・ウィシャート、アラン・デイヴィ、デッド・フレッド、ポール・ルドルフ、ポール・ヘイルズ、ハーヴィ・ベインブリッジらのホークスメンが参加しています。part1ですので、続編もあるんでしょうね。近日レビュー予定。

デイヴィのプロジェクトHAWKESTRELの新作

Hawkestrel-Chaos Rocks

HAWKESTRELの新作も4月リリース予定。これまで通りCLEOPATRA傘下のPURPLE PYRAMIDからのリリース。例によって同レーベルお得意の豪華ゲストのメンツを揃えています。ミック・テイラーやカーマイン・アピス、カーク船長(ウイリアム・シャトナー)などのレジェンドや生前のミック・スラットリー、ニック・ターナーらとのテイクなどを含んでいます。

By HawkwindDaze

日本のホークウィンド・ファン・サイトの運営。2000年から同サイトの運営を続けています。