新作1CD/2LPで先月発売済
昨年の『THE FUTURE NEVER WAITS』リリース時に、ブロックさんがもう一枚分のレコーディングがあると語っており、すぐに発売されると思われましたが、『宇宙の祭典 50周アニヴァーサリー』の発売がありましたので、その新作は今年の4月発売となりました。CDと2枚組LPの2フォーマット。ここ数年ほとんどの国内盤をリリースしてきたマーキーからは今のところ発売予定の情報はありません。
スペースロック王道サウンド
詳しいレビューはディスコグラフィーで改めて紹介しますが、とりあえず速報。アルバム2枚分のレコーディングの中から選りすぐりを前作に収録したようで、今作はややインパクトが弱いように感じます。いわゆるマスターピース的なメロハーナンバーよりは最近のホークスに顕著なラウンジ的なムードのナンバーが多く収録されています。とはいえ半世紀を経ても何事にも揺らがないスペースロックのあるべき姿を提示している堂々とした作品だと思います。ブロックは最近のインタビューで同じことを繰り返していても面白くないと語っていますので、作品毎に何かしら新しいアプローチをしてるという事かと思います。
参加メンバーは前作同様の5人。自身でもサイポールサンドラというエクスペリメンタルロックのプロジェクトを展開しているティム・ルイスのキーボードは本当にベストマッチしています。ゲストにサックスプレイヤー、マイケル・ソスナが参加。過去『ALL ABOARD THE SKYLARK』『AT THE ROUNDHOUSE』などに参加したことのあるプレイヤーです。
今作はアビィロードでのマスタリングということで、音質が良くなることを期待してたのですが、若干良いくらいで大きな向上はなかったです。やはり元のデータから良くないのでしょうね。
デイヴ・ブロックThe Telegraphのインタビュー
イギリスの新聞紙サイトThe Telegraphに掲載されたデイヴ・ブロックのインタビューによると、不整脈で入院したがこの春ツアーのために退院したとのこと。血管造影検査の結果、退院許可は出たのこと。しかし病院からは毎日具合の確認の電話が来てたそうです。4月3日から8日までの新作リリースに伴うツアーは実施されたので、何事もなくよかったです。また6月のグラストンベリーフェスのブッキング打診もあったそうですが、インタビューの時点では未定でしたが、現時点ではアナウンスがないので不参加のようです。なお71年のグラストンベリー初出演時は観客は無料でしたが、現在は355ポンド(日本円69,000円)もします。
新作については「どのアルバムも違うものを作ろうとしている。そうしないと、予測可能なものになってしまうんだ。」とのこと。また現在ウクライナから避難してきた家族を自宅兼農場に住まわせているが、3歳の女の子がいて、ブロックが幼少期ロンドンで空爆にあった話をしたりしているとのこと。
最近はダンサーを使用していないとのこと。ライトショーで十分だと考えているようです。フロントマンを置くとエゴの問題から良くないことが過去に多く起きているので、その予定もないとのこと。ホークウインドの運営よりもバスキング時代の方が儲かっていたそうです。「調子良くなることもあれば、少し下がることもある。今のところ、調子は上がってるよ。」とのことです。6月にはフランスでのフェス参加、8月にはイギリスでの4回のステージが予定されています。
