ホークウィンド「オンワード」レビュー第2弾 (Hawkwind Onward LTD Edition Review)

スタンダードのプラケース版に続き、LTDというタイプでブックレット仕様の限定版が届きました。今回は割と順調にリリースが進んでいますね。残すはアナログ盤(2LP)のリリース。

Hawkwind / Onward
Hawkwind / Onward

ご覧のように厚手のハードカバーの体裁で、CDは表表紙の裏、裏表紙の裏それぞれに収まります。プラケのブックレットと同じものが中ページとして糊付けで挟み込まれています。

Hawkwind / Onward

記載されている情報やCDそのものの内容もスタンダード版と変りありませんので、好みで選んで差し支えないでしょう。このLTD版は5000枚限定ということです。
ちなみにLTD版のディスクをスタンダード版と比較してみたところ、収録トラックは全く同じですが、プレスは異なっておりました。
カバーの品番は以下のように区別化されており、それぞれのディスクの品番もそれに合わせていました。
スタンダード・エディション EW0101CD DISC1 / EW0101CD DISC2
LTD・エディション EW0100CDLTD DISC1 / EW0100CDLTD DSIC2
イギリスの METAL FORCES というHR/HM系情報サイトに、デイヴ・ブロックのインタビューが掲載され、このオンワードについてコメントしていますので紹介します。前回レビュー時のPROG誌のインタビューにはなかった新たなコメントや発見もあります。
オンワードは世界で今起きている様々な事柄についてのものだ。Computer Cowards は、パソコンで絶えず他者をののしり批判している連中について、またそれによって自殺に追い込まれてしまう子供達について。音楽ビジネスのいろいろな面に関わっている人間も批判されている、我々は常に今何が起きているのかを見つめている。
The Prophecy はラーマのことであり、予言をするシャーマンのことでもあり、キリストのことでもある。これらの予言者はいろいろ異なる予言をし、人々に影響を与える。非常に興味深いテーマであり歌詞である。
The Flowering Of The Rose、Aerospace Age、The Right To Decide については2つのフェスでのライブレコーディングとのことです。レコード会社から3曲ほどボーナストラックを入れて欲しいとの依頼があったので、故ジェイソン・ステュワートと最後のセッションを選んだとのこと。
長年に渡ってアルバムをリリースし続けてきたことについて。最初のアルバム制作、それは誰にとっても偉業となる。そして次の作品、そのまた次の作品と作っていくのは、絵を描くのと同じようなものだ。音を使って絵を描くということ。それをコンスタントかつ興味深いものに仕上げていく、それがアーティストであり、我々が我々たる由縁でもある。
カバーアートワークは前作同様、マーティン・クレルとのことです。今回はセカンドネームがKrelではないので、前作とは違う人かと思いましたが、同じでした。ブロックは今回のアートワークも大変気に入ってるとのこと。
レコーディングについて。
我々は良く話し合うし、あるいは一緒にいても何もしなかったりと、とにかく頻繁に共に過ごしている。お互いに様々なアイデアを持ち寄っている。現在はテクノロジーの進歩があり、メンバーみんながMacを持っているので、その気になればどこでもアイデアをすぐさまレコーディングできる。ついさきほどもティムとSkypeで話したところだ。彼が作った素材を送信してきたので、それを聴いてどんなものかすぐに確認できる。昨今では曲の断片をプレイしパソコンに取り込むなんて君にも簡単にできる。我々はそれを巨大なスピーカー通してラウドなロックにするわけだ。むかしはテープレコーダーだったけどね。その当時のオーディオジェネレターとあまり変わりない機材は今も使ってるし、ギターはほとんど同じ、シンセ類も相変わらず使っている。また、楽しい様々なシーケンス・ループも使う。テクノロジーの進化によって、他の多くのバンドも同じように使いたいサウンドを使っている。
その他、この秋にリリース予定のアルバムやら、スタートレックのカーク船長を演じたウイリアム・シャトナーとレコーディングをしたとか、日本には昨年行けなかったので、今年こそは行くかも、という発言など興味深いコメントが満載です。非常に濃い内容ですので、次回引き続き紹介します。