クオークのジャケット製作者のコメント

ホークウインドのアルバム・カバーの中で、唯一HIPGNOSIS(ヒプノシス)が手がけたQUARK STRANGENESS AND CHARM(クオーク・ストレンジネス・アンド・チャーム)。デザインはヒプノシスがしていますが、その実作業は外注されています。当時は当然ながら完全な手作業。カラープリントした写真を切り抜いてコラージュしたり、その上からエアブラシなどで加工するなどのレタッチを駆使していました。

Hawkwind/Quark Strangeness And Charm
1950年代のSFをイメージしたというアートワーク
私所有のこのジャケは、S.ハウス以外の4名の直筆サインが書かれたもの

その作業を行なっていたリチャード・マニング氏のサイトで、クオークのカバーについてのコメントがありました。文字盤を切り貼りしたとか、光線や稲妻のようなラインは全てエアブラシで作業したなど。なおこのロケ地は、ピンク・フロイドの「アニマルズ」で有名なバタシー発電所の内部です。

Hawkwind/Quark Strangeness And Charm
デザインにヒプノシス、グラフィックにジェオフ・ハルピンという記載がありますが、マニングのクレジットはありません。

HAWKESTREL 第2弾プロジェクトはトッド・ラングレン/L.シャンカーとのコラボ

HAWKESTREL / Circles
HAWKESTREL / Circles (2019) Digital Download

アラン・デイヴィの新プロジェクトHAWKESTREL(ホーケストレル)は本年1stアルバムをリリース、ホークウインドの過去のメンバーが大勢参加した一大プロジェクトですが、その新曲がディストリビューションを行なっているPURPLE PYRAMIDからデジタルリリースされました。これが驚きのゲスト、トッド・ラングレンがギター、L.シャンカーがバイオリンで参加、さらに曲はUSの若手ラッパー、ポスト・マローンの本年の新曲「サークルズ」のカバーという選曲も意外。こちらの公式ページで無料視聴できます。原曲のニュアンスそのままのメロディアスで美しいもので、シャンカーのバイオリン・ソロ、ラングレンのギター・ソロがフィーチャーされインストルメンタルとしています。バックにメロトロンと電子音が多少鳴っていますが、AORに通じるような仕上がり。このゲスト2名の御大もPURPLE PYRAMIDでアルバムリリースしているので、コラボはスムーズにできたようですね。シャンカーはインド人のバイオリニストであのラヴィ・シャンカールとは別人ですが、P.ゲイブリエルなど数多くの大物アーティストに起用されてきたベテラン。来年リリースされるというホーケストレルの2ndアルバムも楽しみになってきました。

マイケル・ムアコック激白

先日(12月5日)にクロアチアのロック情報サイトPERUN.HRにマイケル・ムアコックの最新インタビューが掲載されました。そこで、今までは詳しく語っていなかったデイヴ・ブロックとニック・ターナーの確執について、ムアコック自身の意見を具体的に語っています。はっきり言ってますが、ホークス・ファミリーの中で、ブロックはトラブルメーカーであり独裁者だと非難しています。バンドメンバーを攻撃し、分割と支配をモットーとしている。理由はお金、引退後の社会保障など自身のことしか考えていないと評しています。ムアコックはこのところ、SPIRITS BURNINGでのコラボレーションやニック・ターナーやアラン・デイヴィのプロジェクトに頻繁に参加しています。そうした中でホークスファンがムアコックとブロックが友人であると思っていることに不安を感じたので、ホークスについて自分の考えをオープンにしたとのこと。

この記事を見つけたのはMr.ディブスがリツイートしていたからで、彼の脱退もそういう問題だったのだろうと思います。

LIVE CHRONICLEの初回版のリリースの際、ムアコックの朗読部分が含まれなかったのは、リリース元が誰なのかブロックは嘘をついたので、ムアコックが取り下げさせたことが理由のようです。あのアルバムはダグ・スミスの設立したレーベルでしたので、おそらくスミスに対して反感を持っているのかもしれないです。その後アルバムのレーベルが変わったので、元々は気に入っていたので、戻したそうです。あのツアーではラントンの演奏が好きだったとのこと。

ユナイテッド・アーティスツに残したソロアルバムTHE NEW WORLDS FAIRについてはサイモン・ハウスが記譜をして貢献したそうです。またレミー、テリー・オリス(サイモン・キングの間違い?)、クマ・ハラダ、スノーウィ・ホワイトらが関与していたが、ブロックが参加したことは覚えていないとのこと。アルバムのクレジットはダグ・スミスが間違えたのではないかと言ってます。

カルバートの2ndソロLUCKY LEAF AND LOGSHIPSに参加した時、イーノがプロデューサーだった訳ですが、そのイーノとの協働について、インテリジェンスとコミュニケーションに長けていて、しっくりきたと評しています。カルバートは録音時には規律正しかったとのこと。

そのほかにも当時のシーンのこと、レミーのことなど、色々と語っています。