HAWKLORDS DVD レビュー

先日、直販で注文した現在のニック率いる HAWKLORDS の2009年のギグを収録したDVDが届きました。レーベル名がなく、自主制作です。とはいえ、クオリティは一般商品並です。ジャケットは紙のデジパック仕様です。イラストは以前ホークスのジャケを担当したことがあるボブ・ウォルカー(THE CHRONICLE OF THE BLACK SWORD のインナーやEMIからリリースされたコンピレーション STASIS のカバーイラストなど)。撮影はプロショットで画質音質ともにまったく問題のない標準レベルです。
この再編 HAWKLORDS ですが、2009年から活動を始めており、昨年も数回ギグを実施しており、一応パーマネントなバンドのようです。メンバーそれぞれソロやバンドをかけもちしていますので、その合間をぬって活動しています。同じくニックは過去メンバーとのユニット SPACE RITUAL も継続しています。この2つのユニットの違いは、簡単に言うとメンバーの違い。SPACE RITUAL は活動歴が長く、2000年のリユニオン HAWKESTRA 直後、ニックが集まった過去メンバーに呼びかけ、彼らと始めたトリビュートバンド XHAWKWIND が母体。そのためホークスの初期メンバーを中心にしたバンドで、現在はテリー・オリス (Dr)、ミック・スラットリー (G)、トーマス・クランブル (B) らが中心になっています。デイヴ・アンダーソンももちろん関わっており、SPACE RITUAL のスタジオ収録アルバムにも参加していましたが、現在体調が良くないので参加していません。
HAWKLORDS は、その名の通り HAWKLORDS 期以降中期メンバーが中心。バーニー・バブルス追悼コンサートと称してギグを行ったので一時的なバンドかと思っていましたが、前述しましたように昨年も数回ギグを行い、またベースで参加しているアラン・デイヴィはスタジオレコーディングも計画していると言ってました。ちなみに2つのバンド両方に参加しているのは、ニック以外にはジェリー・リチャーズ(G)。
hawklords_dvd.jpg前置きが長くなってしまいましたが、このDVD、参加メンバーは以下になります。
ハーヴィー・ベインブリッジ (Syn)
アラン・デイヴィ (B/Vo)
ジェリー・リチャーズ (G/Vo)
エイドリアン・ショウ (B/Vo)
スティーヴ・スインデルス (Key/Vo)
ダニー・トンプソン (Dr)
ロン・トゥリー (Vo)
ニック・ターナー (Sax/Flute/Vo)
それに数人の男女のダンサー、うち1名は Black Sword ツアーでエルリック役に扮していたトニー・クレラーも参加しています。バンド名は HAWKLORDS ですが、当時の HAWKLORDS に在籍していたのはキーボードの2名だけで、曲目についてはバンド SPACE RITUAL と変らず、初期ホークスナンバーが中心です。あえてこのバンド名にする必要はないですよね。無理に以前のバンド名を持ち出す必要は今更ないと思うのですが。
内容のほうですが、正直言って、、良いです。かれこれ16年も前になってしまいますが、ニックの来日公演の時の印象となんら変らない初期ホークスのフリーキーさ、サイケなトリップ感が息づく演奏です。デイヴィとトンプソンはホークス内外でも非常に長いタッグを組んでいるので、極めて安定したリズム隊、スインデルスのキーボードプレイのセンス、それにいつも通りのニック。
現在の本家のベクトルとは大きくずれていないのですが、船長という牽引役がいない分ややフリーキーさが立った印象があります。何よりも各メンバーがリラックスして楽しそうな感じです。それにしても、あれほど長く在籍したデイヴィも現在はニックさんとの演奏が楽しいようですね。
なお入手方法は以下、スインデルスさんのブログに記載されています。リージョン・フリーですがPALのみです。
https://www.myspace.com/steveswindells/blog/542114620