No regrets, Life's too short..

映画LEMMYのラストシーン、「後悔はない、人生はあまりに短い」というレミーの一言は、とても重い響きがあって、それ以来、日々を大切にしていこうと強く思いました。あのレミーからそんな言葉が出てくるというのが意外でもあり、妙に説得力がありました。
その後、体調不良のニュースがあり、何となく心の準備はしていたのですが、現実になると受け入れがたいものでした。
映画LEMMY、そして自伝本 WHITE LINE FEVER というレミー存命中に発表された作品によって、今まで片鱗しか知り得なかった番長の生き様をより知ることができたのは本当に嬉しかったです。

 
WHITE LINE FEVER / LEMMY

ホークスに参加したメンバーの中で最も著名になりファンの数も最も多くなったレミー、何も起きていなければまだホークスにいたかもと言っていたレミー、ファンやローディーも大切にしていたレミー。
暮れも押し迫った昨年12月、急逝のニュースはあまりに受け入れがたいものでした。しかし先日中継された葬儀の様子から伝わってくるように、偉大さとユニークさが常に同居していたレミーゆえ、笑みのこぼれるエピソードが多く語られ、笑って送るべきと思うことに。
ホークス時代を魔法にかかったような日々と語り、晩年はホークスと共演、好きな曲はGolden Void、好きなアルバムは SAPCE RITUALでバーニーの手がけたジャケットもとても評価していました。今宵もレミーのサインの入ったこのアルバムを飾りながら祭典を聴こう。

SPACE RITUAL signed by Lemmy

DVD「極悪レミー Overkill Edition」必見

極悪レミー Overkill Edition

映画「極悪レミー」のDVDの日本盤が発売されました。
初回限定の2枚組、Overkill Edition のボーナスディスクには Hawkwind というコーナーが収録されています。
さっそく確認してみました。
ニックさんが、サックス吹いている、、歌ってる、、え?こんなシーン本編になかった!
ニック、デイヴ、ステーシア、レミー本人らのインタビューの内、本編の編集でカットされた部分を追加収録。
レミー脱退時のより詳細な話、当時のバンド内の力関係、ホークスが当時のシーンでどのような存在だったのか、どう影響力があったのか、など本編未収録の大変興味深い話が出てきます。特に当事者の発言だけにとてもリアルです。
またアリス・クーパーやジャーヴィス・コッカーらのホークスについてのコメントもより多く収録。本編は(当然のことながら)レミーに関しての事柄が中心ですが、ここではホークスについての話題が多くなっています。結果この Hawkwind コーナーは20分に延長されています!(本編でのホークス部分は6分ほどでした)
これはもうホークスファンは絶対的必見です。来日のちょうど1ヶ月前の本日の発売、なんとタイムリーなんでしょうか。
ニックさん、インタビュー中シルバーマシンのサックスアドリブとか例によって楽しいおじさんです。それにしても、人がいいというか、損な役回りなのは昔からなんですね。レミーの解雇については、今では笑い話になっているのが幸いですね。

レミーとの関係

映画「極悪レミー」ポスター

lemmythemovie001.jpg“I did like being in Hawkwind, and I believe I’d still be playing with them today if I hadn’t been kicked out”
極悪レミーの公開や、MOTORHEAD新作リリースなどで話題のレミー。クビでなければホークスにまだいただろうと、ホークスに関して非常に好意的な発言が映画やインタビューなどで目立っています。ネット上では Chicago Tribune の記事で、ホークスについて「うまくかみ合えずクビになったが、ドラマーとギタリストが良かった。グレートなバンドだった」と語っています。
MOTORHEAD の成功や在住のロスでも確固たる地位を築いているにも関わらずの発言ということもあり、ホークスファンにはとても嬉しい発言です。
ホークス脱退後、クビになった件は80年代に和解し、84年のハマースミスから毎年1回程度はギグにゲスト参加。90年代は特になく、2000年のリユニオン、以降2000年代は2回ほどの共演がありました。ニックを中心とした過去メンバーの活動にも関与していないので、第3者的なスタンスのようでしたが、このところの発言はややホークス本体寄りの印象があります。
上は映画「極悪レミー」のパンフレットですが、一部地域は現在も上映中です。ホークスに絡んだ部分もありますので、ファンは観ておきたい映画です。製作した2人の監督は借金までしてこのすばらしい作品を作りました。ぜひ映画館で観て欲しいと思います。
なお3月にはDVDもリリースされます。初回限定の2枚組のボーナスディスクには HAWKWIND というコーナーがあるようです。

7年ぶりのスタジオ・アルバム ついに、ついにリリース! 21世紀型ホークウィンド その進化

TAKE ME TO YOUR LEADER
TAKE ME TO YOUR LEADER

HAWKWIND RECORDS HAWKVP35CDSE(初回2000枚のDVD付き LIMITED EDITION)
通常盤 HAWKVP35CD
レビューはこちら

私個人的には感無量の思いです。正真正銘のスタジオ新作、本当に待たされました。98年の IN YOUR AREA 以来、スタジオ収録レギュラーアルバムとして実に7年近い歳月を経てのリリースです。ちなみに IN YOUR AREA も半分はライブテイクでしたので、厳密にスタジオ収録のみということであれば、その前年リリースの DISTANT HORIZONS 以来ということになります。その間、レコーディング・テクノロジー、機材などは様変わりしています。21世紀のホークウィンドがどのような姿を現すのか、バンドの歴史上でも大変興味深いリリースとなります。

メンバーはここ数年不動のブロック、デイヴィ、チャドウィックのトリオがレギュラー。その他のスタッフはゲスト扱いとなっております。アーサー・ブラウン、リーナ・ラヴィッチ、マシュー・ライトがボーカル。ハウスがキーボードとバイオリン。最近のライブに参加していたジェズ・ハゲットがサックス、ペット、フルート。ジェイソン・スチュワート(ジェズ・ハゲット・バンドのキー奏者)がキーボード。ジェームス・クレマス(初めて聞く名前です)がオルガン。という布陣です。レコーディングについては2002年頃からスタートしていたので、ブレイク、クニブトン、ラントンなどの参加もあるのかと推測していましたが、クレジットでは上記メンバーとなっています。アルバム全体の収録時間は50分。

オープニングナンバーの Spirit Of The Age はすでにシングルリリースされていますが、アルバムでは6分強のフルバージョン。この先行シングルでアルバムの全体像を予測しましたが、予想を超える進化があるように思いました。特にもともとジャズ畑出身のハゲット、スチュワートがもたらしているジャージーなテイストは違和感までには至っていないと思いますが、ホークスにアダルトなムードを与えています。リズム面では、チャドウィックがドラムマシンを多用し、合わせて生叩きドラムを加えるという手法を行っているためテクノ、ハウス寄りの傾向も。とはいえ、従来のヘヴィチューンもありますし、ブロックの諸行無常感あふれる To Love A Machine、ブラウンをリード・ボーカルに据えた Sunray は Right To Decide を思わせる元気いっぱいのトラックと、従来からのファンも楽しめ、かつ音楽性の広がりが伺える作品であると思います。 正当な評価にはもう少し時間が必要かもしれませんが管理人的には納得の出来と考えています。

付属DVDにはプロモビデオとレミーのSilver Machine!

2000枚限定のLIMITED EDITIONに付属のDVDには、マシュー・ライトとバンドによる Spirit Of The Age のプロモビデオの収録。さらにはステージ映像も数曲収録。目玉は昨年フィンランドのルイス・ロックフェスでレミーがホークスのステージに参加し歌った Silver Machine。オーディエンス撮影の映像ながら比較的まともな映像なので、非常に嬉しいサービスです。
なおこの限定盤はAmazonUKから購入しました。国内入荷はどの程度入るのか不明ですが、シングルの初回プレス分はVOICEPRINTではすでにはけているらしいので、限定盤入手を考えている方は早めにされたほうが良いかと思います。

Spirit Of The Age ローンチパーティ

シングル・リリース直後の9月1日、かねてより告知していました Spirit Of The Age Launch Party が、ソーホのボーダーラインで実施されました。当日は関係者やWebサイトで行われたクイズに正解したファン約150名を招待、ホークウィンドは2曲(Brainbox Polution、Paradox)を演奏。アルバムのジャケを描いたピーター・プラウコニックや SPACEHEAD も招待され、SPACEHEADは演奏もしたそうです。

9月3日にはドニントンで開催されたオフ・ザ・トラックス・フェスティバルに参加。ゲストにジェイソン・スチュワート、ダンピィが参加しました。
次回の今年のツアーは12月のUK内ツア−となります。